愛知県碧南市 棚尾の「八柱神社」では既に戦いは終わっていた? 砂埃が物語る

碧南の祭へ行こう!

棚尾の八柱神社 (たなおのやはしらじんじゃ)

土埃が舞う境内は「闘い」のあと 憂いた神様がブレーカーを落とす珍事?

踊る巫女さん達

<視界が霞む。境内には薄く土埃が待っていた。勝利に酔いしれる者、うなだれる者、不敵な笑いを浮かべる者など、 祭に似つかわしくない空気。どうやら闘いは終わったようだ>今年一番の餅投げはここ、棚尾の八柱神社だろう。 プラズマテレビを筆頭に高額な景品(下記参照)の数々。 他の神社なら、1等、2等にくる旅行券・デジタルカメラが、 ここ八柱神社では、5等、7等の扱いだ。殴る蹴るの争いが行われたに違いない。 高額商品を得ようと”人の醜い部分”が如実に現れた世界が数十分前に繰り広げられたのだ。 拝殿では、巫女さんの舞いが行われている。不思議な事に巫女さんが輪になって舞う場面になると、ブレーカーが落ちる。 暗くなり、ワァーと叫ぶ巫女さんたち。この現象は何を物語っているのだろうか。

ヘボト自画像ヘボトの「踊躍歓喜(ゆやくかんき)」

餅が投げ落とされる高台

「棚尾の歴史知る八柱神社」

棚尾の八柱神社は仁寿3年(853)創建と碧南市域でも古い歴史を誇っている。昔は敷地内に「光照寺」があり、その寺は明応5年(1496)に大浜へと移り「西方寺」となった。他にも寺院があったという説もあり、宗教的に古くから発展していたようである。 文政9年(1826)に現在の八柱神社と改名するまでは、八王子宮と称していた。境内にある太鼓橋は、大正8年(1919)に「棚尾橋償却年期終了記念」として出来たもの。昔の棚尾橋は有料橋だったのだ。 八柱神社で行われた「餅投げ」の景品を紹介。<一般の部>プラズマテレビ・液晶テレビ・ノートパソコン・DVDレコーダー・食器洗浄乾燥機 ・旅行券・ホームシアター・デジタルカメラ・自転車・空気清浄機・掃除機・コーヒーメーカー・ DVDプレーヤー・キーケース、<子供の部>ゲームキューブ・GBアドバンスSP・袋菓子であった。 (記事内容・2003年10月19日)

< text • photo by heboto >


Copyright (c) 2002-2010 heboto All Rights Reserved
このページに関する御意見は【公式ブログ】までお願い致します。