おたふくかぜ (流行性耳下腺炎)
日付 様子
2004年
11月29日
朝食時、『ホッペが痛い・・』と子供が言うので顔をよく見ると、アゴのあたりが腫れている。
2週間ほど前だったか、園の同じクラスの子がおたふくかぜで休んでいた事を思い出しすぐに市民病院へ。

病院では診察、検尿、血液検査をしてもらう。
腫れの具合を診ておたふくかぜだと思うが、おたふくの診断は難しく流行性耳下腺炎と症状が同じ、耳下腺炎というものと区別がつかないとのこと。

検尿の結果、アミラーゼは検出されず。
初期の場合には尿にはでないこともある、とのこと。

尿検査で出なかったので血液検査をする。
結果はすぐに分からない。

薬を出してもらい帰宅。

夜になり発熱、38度。

兎に角、保育園は暫くお休みすることになる。
右側の耳下が腫れたが写真ではいつもと変らない感じ。
耳下より目元の腫れが気になる(爆)
20004年
11月30日
昨夜の発熱、36度5分までさがる。
平熱より少し高めだが元気。
固い物を食べるのは辛いようで、柔らかいものを食べさせる。
今日になりよく腫れきた、右側耳下がパンパンになり痛そう。
2004年
12月1日
昼食は柔らかく茹でた味噌煮込みうどん、まだ噛み締めると痛みがあるようだ、ゆっくり食べる。
夕食は誕生日会の為色々な食べ物がテーブルにあがる。
痛みはないようでアレコレ食べる。
少しは腫れがひいたかな?
2004年1
12月3日
病院での診察日
先日行われた血液検査の結果、おやふくかぜの抗体が検出されなかったらしい。
『おたふくかぜの初期には抗体が検出されないこともあり、男の子だし念のためしばらく経ってから再検査をした方が良い。』とのこと。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)と同じような病気で耳下腺炎というのがあるからだ。
血液検査、子供にとっては大変な事だと思う。
初期では確定されないことがあるならば、始めから期間をおいてからの検査を勧めてくれたら良かったのに・・・と思う。
2004年
12月4日
熱も痛みも無い。
右耳下の腫れは少しひいとように感じるが触ってみると左右にピンポン玉のようなしこりがある。
2004年
12月5日
今まで腫れていたのは右耳下だけだったが、左側も腫れてきてしまった。
・・・一体いつになったら治るんだ??

夜になり眠っていたが腫れの痛みで目覚めてしまう。
効果があるかどうか分からないがアイスノンで冷やす。
2004年
12月6日
昨夜の痛みは一晩で治まったようで、朝から元気。
でもバナナを食べても傷むようだ。
2004年
12月7日
病院での診察日
診察、薬をもらう。
2004年
12月9日
初めに腫れてきた右側耳下、随分腫れがひいてきました。
触ってみるとまだ腫れているかな?
遅れて腫れてきた左側耳下、まだまだ腫れています。
2004年
12月10日
病院での診察日
まだ腫れがひいてないようなので『また来週来て下さい。』と言われるだろうと思った。
が、『大体腫れはひいたようなので来週から登園しても良いですよ。』と医師に言われる。
『まだ腫れているのでは?』と聞くと、
『元からこんな感じなんでしょうね^^』と医師。

・・・毎日見ている母の目の立場無し(爆)

『唾液腺の腫れはあるが耳下腺の腫れはひいた。』とのこと。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について思ったこと
完治には個人差があるというが、うちの子の場合12日間かかった、痛みもあるし血液検査もしなければならない、最初から予防接種をした方が良かった。
血液検査はすぐにせず腫れてから1週間ほどみてからすれば良かった。
医師には再度血液検査をし抗体を調べた方が良いと勧められたが、保育園の同じクラスでかなりおたふくかぜが流行っていたので検査はしないことにする。
処方された薬
パセトシン細粒 100mg
抗生物質で細菌による感染症を治療する薬です。
ビフィダー
ビフィズス生菌・整腸剤
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について
原因
ムンプス(おたふくかぜ)ウイルスの飛沫感染により起こります。
4〜5歳をピークに発症します。基本的には一度かかると一生免疫が得られるので、二度かかることはほとんどありません。

症状
潜伏期は2〜3週です。
耳の下にある唾液腺の耳下腺がはれて痛みもあります。
一側のことも両側のこともあります。両側の場合、同時にはれることも、はじめに一側がはれて2〜3日してから反対側がはれることもあります。
あごの下の顎下腺や舌下腺がはれることもあります。
はれがひどくなると、痛みのために口を大きく開くことができなくなり、かたいものを食べられなくなります。
1週間から10日ではれがひきます。
発熱は2〜3日で下がることが多く、1週間くらい続くこともあります。耳下腺がはれる3日前からはれがひくまで、人にうつす可能性があります。

合併症
髄膜炎は流行性耳下腺炎の約10%に起こる頻度の高い合併症です。
髄膜炎になると高熱が続き、吐いたり頭痛をうったえますが、経過は良好で1週間くらいで後遺症を残すことなく治ります。
難聴はあまり知られていませんが、まれでない合併症です。多くは一側性で日常生活に支障をきたしませんが、治療法はありません。
思春期以後は精巣炎を起こすことがありますが、不妊症になるのは少ないようです。

検査
くびのはれが唾液腺のはれか、リンパ節などほかのものかの鑑別には超音波検査ではれている部分を観察したり、血液や尿のアミラーゼという唾液腺に含まれる酵素を測定します。
ほかの原因(細菌感染やムンプスウイルス以外のウイルス感染)による耳下腺炎との鑑別をするときは、血液検査でムンプスウイルスの抗体価を調べ、上昇を認めれば診断が確定します。

治療
安静と症状をやわらげる解熱鎮痛薬を用いる場合があります。
ものをかむと痛いので、流動食ややわらかい食事を与えます。
流行性耳下腺炎は学校伝染病に指定されており、耳下腺の腫脹(はれ)が消失するまで登校停止です。




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