プラネかわら版・電子版(2015年)
 プラネかわら版 師走(12月・2015)No.53
 今月の特別投映 
 クリスマス スペシャル「オーロラの謎 世にも美しい光のカーテン」
   12月20日(日)午後1時30分〜午後3時20分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家) 歌唱:前嶋 郁子(ソプラノ) アイプラネッツ:青野 敦子
  観覧料 300円(中学生以下無料)
  オーロラ・・・なんて魅力的な響きだろう。オーロラの由来はローマ神話の暁の女神アウロラ。また北極や南極付近で見られることから極光とも言われる。夜空を飾る神秘的な光のカーテンオーロラは、日本からはめったに見えないのでなおさら思いが募ります。そこでクリスマスにふさわしい美しいソプラノの歌声とともにオーロラの神秘に迫ります。
 今月の生解説
 「オリオンとおうしの物語」 
 12月5日(土)  6日(日)
  午後1時30分 3時
 語り アイ・プラネッツ
 星座の王者オリオン座。オリオン座を中心に冬の代表的な星座をご紹介します。

「冬の空を駆け抜けるトナカイ座!?」
 12月19日(土)  23日(日)  26日(土)  27日(日)
  午後1時30分  午後3時
 語り:後藤 鏡子
 おなじみの星座といくつもの一等星をつなぎ合わせて、冬の夜空に描く大きな「トナカイ座」。サンタクロースの故郷、フィンランドのラップランドでトナカイを遊牧して暮らすサーミという少数民族に伝わる特別な星座ですが、実は日本でも見られます。ぜひ、プラネタリムで確かめて実際の空でも探してくださいね。
 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
  星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
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   安城市文化センタープラネタリウムで検索してください。
  閲覧はどなたでもOK!!皆さんのご感想もお寄せください。
 星声人語
  明け方の東の空が惑星たちでにぎわっている。日の出より1、2時間早く起き出して南東の空を眺めてみよう。春の星座たちの間に驚くほど鋭く輝く金星が目に入る。その右上には火星、さらに上に木星も見えている。見惚れるうちに空が徐々に白み始めると暗い星たちから順に姿を消してゆき、気付くと一等星を惑星だけが残る。明け方の空は静かに、しかしとても鮮やかに変化する。東の低空が淡いあかね色に色づき始めると、一等星も見えなくなり、朝焼けが朱金に染まる頃には木星までもが消えてゆく。それでも金星だけは青みをさし始めた空で輝いている。凍てついた空気の中、小鳥のさえずりが辺りに響き渡ると、もう夜明けだ。日が昇るにつれみるみる青く明るく変化する空に、吸い込まれるように消えていく金星を最後まで見送ろう。何だか爽やかな満足感と共に、よし今日も頑張ろうという気持ちが湧いてくる。(の)

 プラネかわら版 霜月(11月・2015)No.52
 今月の特別投映 
 音楽の星空「秋の夜長 夜空のピアノ」
   11月22日(日)午後3時10分〜午後4時30分
  お 話:平岡 晋 ピアノ演奏:玉澤 昌子
  観覧料 300円(中学生以下無料)
  深まる秋の夜長、夜空を巡る世界から星と音楽のプレゼントが届きます。しっとりとした秋の星空は、明るい星が少なくて少し控えめ。密かに光る星々を抱き起しながら秋の星座を紡いで、ロマンあふれる星の世界に浸りませんか。そしてピアニストの玉澤昌子さんの演奏による星にまつわるピアノ曲でつづる心温まるひと時・・・プラネタリウムでゆったりと芸術の秋を楽しんでみませんか
。ご家族でお楽しみ下さい。
 星とアロマのひととき 「心に、月光浴」
  11月25日(水)午後7時〜午後8時
 11月27日(金)午後5時45分〜午後6時45分 午後7時30分〜午後8時30分
 11月28日(土)午後7時30分〜午後8時30分
  お 話:後藤 鏡子
  観覧料 200円(中学生以下無料)
  古来より月と共に生きてきた私たち。暮らしに根付き、世界各地伝わる月の魅力と魔力に迫ります。天から降り注ぐ光の下、美しい音楽と馥郁たるアロマの香りに包まれて・・・。癒しのひとときをお届けします。
 今月の生解説
 「秋の夜長の星ものがたり」 
11月1日(土) 3日(日) 7日(土) 8日(日) 14日 (土) 15日(日) 21日(土) 23日(月祝)
  28日(土) 29日(日) 午後1時30分 3時
11月22日(日) 午後1時30分
 語り アイ・プラネッツ
 晩秋という言葉がぴったりの11月。澄み渡った夜空は、控えめに光る秋の星で満たされています。そんな星たちがつむぐ秋の星座の物語に耳を傾けてみませんか。

 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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 星声人語
  秋の日は釣瓶落とし。「本物に会いに行きましょうよ」思い切ってテレビの人工的な光・音を消した。老夫を誘い、畦に立つ。ススキを揺らす風、天まで届く虫の声、しっとりと夜空に広がる星空。深呼吸をした。二人だけの小宇宙よ▼西に傾いた賑やかな夏の大三角。ふとなつかしく三人の我が子を想う。泣いて笑って賑やかに大騒ぎ、そして一人また一人と親元を去った▼目を南に移すと低いところにフォーマルハウトが寂しそうに光っている。その上には三ツ矢のマークがシンボルのみずがめ座。私の誕生星座だ。その東には親子がリボンで結ばれたうお座。夫の星座▼子どもたちは巣立ったけれど、私たちはいつも一緒。「みずがめ座には幸せのお星さまがいっぱいなの。王さまの幸せ、秘密の幸せ、飲む幸せ」「あなたがいるからわたしも幸せ」ってお星さまもあれば素敵だわ。(李)

 プラネかわら版 神無月(10月・2015)No.51
 今月の特別投映 
 あんプラ・スペシャル「星座を探そう」
   10月18日(日)午後3時30分〜午後3時20分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
  満天の星空の下、5千年前にカルディア人が創造した星座を21世紀に生きる私たちが、星を結んで掘り起こしてゆく・・・悠久の時を越えた想像力の融合。そんて素敵な趣味だと思いませんか。
 ところが星座早見や星座表示ツールを片手に星空を仰いでも、星座を見つけるのは意外に難しい。そんな経験をされた人は少なくないと思います。では、なぜ見つけられないのでしょうか。
 そこで今回はスターウォチング七つ道具や星座探しのコツをご紹介します。
 今月の生解説
 「みずがめ座が好きになるお話」 
10月3日(土) 4日(日)10日(土)11日(日)
午後1時30分 3時
語り 澤山 起代子
 秋の夜空にひっそりときらめくみずがめ座、実は素敵な神話を持っています。みずがめ座が好きになるそんなお話をご紹介します。

「古代エチオピア王家の物語」
10月17日(土)24日(土)
25日(日)31日(土)
午後1時30分 3時
語り 奥川 紀子
 明るい星が少なく、しっとりと落ち着いた秋の星空。いくつかの星座をたどると、そこに古代から語り継がれてきたある一つの物語が浮かびあがります。秋の夜空の下、神話の世界を感じてみませんか。
 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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 星声人語
  時の流れとともに、季節も確実に変わっていく。10月の声を聞いたとたん、まるでタイマーがセットされていたように金木犀の花が大気を甘い香りで満たしてくれる。秋が来たことを、心から感じさせてくれる一瞬だ。▼星空も夏のギラギラした星座たちがようやく西に傾き、変わってしっとりとした落ち着きのある秋の星座たちが続々登場してくる。秋の星座には明るい星がなくて寂しいというが、秋の星座までも夏や冬の星座のように華やかだったら人は星を見なくなるかもしれない。夏の猛暑を生き抜いてきて、疲れた身体と心を癒してくれるのが秋の星空。▼さわやかな風に乗って聞こえてくる心地よい虫の音をBGMに、ワイングラスを傾けながら、愛しい人とじっくり味わいたい。秋の星空がしっとりとしたいるのは自然から私たちに贈られた細やかでやさしい心づかい。 (英)

 プラネかわら版 長月(9月・2015)No.50
 今月の特別投映 
 プラネタリウムスペシャル「月の謎 月のミステリー2」
   9月20日(日)午後1時30分〜午後3時20分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
 9月27日は「仲秋の名月」。私たちは昔から名月の不思議な力と美しさに魅せられてきました。月はこれほど私たちにとって最も身近な天体でもあるにかかわらず、いまだに謎を秘めた天体です。月はいつ、どのようにして生まれたの?月はなぜ形を変えるの?潮の満ち引きはなぜ起こる?月が起こす日食や月食はなぜ起こる?など、月の不思議を心地よいギターの響きを聴きながら、科学的に見つめます。
 ぷらねたりうむフェスタ2015
〜驚きと感動!プラネタリウムで遊ぼう〜
 9月19日(土)〜23日(水・祝)
  8月18日(火)19日(水)27日(木)午前10時30分〜12時
  詳細は、あんてな秋号、チラシ、ホームページ、フェイスブックなどでご紹介しています。
 今月の生解説
 「天の川の中で輝く宝石」 
9月5日(土) 6日(日)12日(土)
午後1時30分 3時
19日(日)
午後1時30分
語り 榊原 真紀
 夜空に輝く星空には、美しく神秘的な星が隠れています。初秋に見える星空をたどりながら天の川に輝く宝石のような星を探しに行きましょう。

「やぎ座のひみつ」
23日(水・祝)26日(土)
27日(日)
午後1時30分 3時
21日(月・祝)22日(火・休)
午後1時30分
語り アイ・プラネッツ
 涼しい風がそよぎ始める9月の宵、南の空には、淡い星が作る逆三角形の星座「やぎ座」が昇ります。ところがここに描かれた姿はただの山羊ではありません。そんなやぎ座の秘密に迫ります。
 ピッチFMプラネタリウム
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 星声人語
  昼間はまだまだたまらない暑さでも、夕方の風には、秋の気配。少しづつ涼しくなってきました。月が美しさを増す季節の訪れです。そういえば西洋には月を眺める風習があまりないと言います。美しさのあまり、そこに霊力や魔力を感じて、魅入られることを恐れるのでしょうか。古来より、日本人は月を見て、時を知り、季節を知り、日々の営みを重ね、共に生きてきました。こんな素敵な言葉もあります。水に揺らめく様を「月の氷」冴えて白く輝く月を「月の霜」夜空を海に見立てて、月が動いていく姿を表す「月の船」など。時には部屋の明かりを消して、寝転がって月が夜を渡る様子を眺めてはいかがでしょう?三日月に豆腐をあげて拝むと幸せになり、十三夜を拝むと成功するという言い伝えもありますよ。  鏡

 プラネかわら版 葉月(8月・2015)No.49
 今月の特別投映 
 あんぷらスペシャル「流星群を見よう」
   8月9日(日)午後3時10分〜午後4時20分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
  星空の中に一瞬銀の軌跡を描く流星。あなたは見たことはありますか?ただやみくもに星空を眺めていても、よほど運がよくなければ流れてくれません。流星を見るには、ちょっとしたコツがあるのです。流星は、毎年決まってたくさん流れる流星群があることを覚えておきましょう。なかでもお勧めは、八月のお盆のころに出現するペルセウス座流星群。
そこで、ペルセウス座流星群を中心に、流星をたくさん見るコツや、自由研究にも役立つ観測法をご紹介します。
 中学生投映
 「中学理科の理解が深まる3回シリーズ」
  8月18日(火)19日(水)27日(木)午前10時30分〜12時
  講師:浅田 英夫(天文研究家)
 中学理科の中で、理解が比較的難しい分野「星と宇宙」。その理由に、宇宙を空間としてイメージできないことがあります。そんな空間概念を理解する最適な場所がプラネタリウム。この夏プラネタリウムで「星と宇宙」を完全攻略しませんか。自由研究に役立つ情報も満載!
 今月の生解説
 「銀河鉄道に乗って・・・」 
8月1日(土) 2日(日)8日(土)
午後1時30分 3時
9日(日)
午後1時30分
語り 金原 建和
童話「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治の名作です。幻想的な物語の設定が、多くのの日本人の心を魅了してきました。そして、この物語、実は、星空と星座を楽しむ解説書でもあるのです。
この夏休み、人里はなれた山奥へ出かけ、「銀河鉄道の夜」を片手に、その舞台である天の川をたどってみませんか。

「夏の夜空を探検しよう!」
16日(日)22日(土)
23日(日)29日(土)
30日(日)
午後1時30分 3時
語り 奥川 紀子
夏の星空には、美しく、そして神秘的な、宝物のような天体がたくさん隠されています。満天の星空の下、星座をたどりながら、そんな天体を望遠鏡や双眼鏡で覗いてみませんか。そして間近まで飛んで行き、その正体を探ってみることにしましょう。

 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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 星声人語
 皆さん流れ星がまるで雨のように降る夜があることを知っていますか?1833年11月13日深夜のアメリカで1時間あたり20万個もの流星が流れました。人々は、このようすを驚きと恐怖の気持ちで眺めたといいます。こんなにすさまじい流星雨はめったに見られませんが、1時間当たり数10個流れる流星群は以外にも毎年見られます。
その代表が、ちょうどお盆の頃に起こるペルセウス座流星群。しかも今年は月明かりに邪魔されない最高の条件。8月12日から13日にかけて、1時間当たり50個は流れると予想されています。
 またその他には、十二月十四日から十五日にかけて流れるふたご座流星群が期待できます。
流星群は、彗星がまき散らしたチリが地球の大気に衝突して発光する現象だと解明されていますが、神秘にに満ちています。ぜひご自身の目で確かめられてはいかがでしょう。  かとう 

 プラネかわら版 文月(7月・2015)No.48
 今月の特別投映 
 音楽の星空「月と星とジャズと」
   7月26日(日)午後3時10分〜午後4時20分
  お 話:後藤 鏡子
  演 奏:ザ・プレチャーズ 
  昔から月や星に想いを寄せ、不思議な力に魅了されてきた私たち。今回は月と星のハーモニーに耳を傾ける心地よい時間をお届けします。
 今夜の星空を散策しつつ、月と星にまつわるお話と名曲で綴るひととき。「フライミーツゥザムーン」や「星に願い」を、「ステラバイスターライト」など、ジャズファンならずとも、どこか懐かしく、胸がキュンと高鳴るナンバーをそろえ、地元で活躍中のザ・プレチャーズの生演奏でたっぷりお楽しみいただきます。
 今月の生解説
 ○「七夕と二十四節気 夏至・小暑・大暑」」
 7月4日(土)  5日(日)  11日(土)  12日(日)
   午後1時30分  午後3時

 解説:アイ・プラネッツ
 七月七日は七夕。また、その日は二十四節気の小暑にもあたります。二十四節気にはどんな意味が込められているのでしょう。

○「夏の星座を楽しもう」
 7月18日(土)  19日(日)  20日(月祝)
  午後1時30分  午後3時
 7月26(日)
  午後1時30分
 解説:青野 敦子
 夏休みは、星を見る絶好の季節。海や山の美しい星空の下にお出かけになりませんか。そこで役立つ星座の探し方や意外と楽しい星座の物語をご紹介します。また、今年の夏、話題の冥王星についてもご案内します。
 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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 星声人語
  七月七日は、七夕。主役の織姫とひこ星は、いうなれば空の上で暮らす「宇宙人」。突飛な考えかもしれないが彼らは古くから親しまれている宇宙人といえるのではないか。
 宇宙人つまり地球外生命の存在は、古代ギリシャ時代から信じられてきたが、確たる証拠はなかった。しかし、近年にわかに地球外知的生命の研究が熱を帯びている。
 夜空の星が太陽と同じ恒星ならば、他の星にも太陽系のような惑星があっても不思議ではない。太陽系の外の惑星、いわゆる系外惑星の研究が急速に進んでいるのだ。とくに2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星ケプラーの活躍はめざましく、地球とよく似た系外惑星が次々と発見されている。「スーパーアース」と呼ばれているその星に知的生命は存在するのだろうか。今後さらに研究がすすめば、SF映画のような世界が現実になる日が来るかもしれない。(quetzal)

 プラネかわら版 睦月(6月・2015)No.47
 今月の特別投映 
 プラネタリウム・スペシャル「冥王星の謎」
   6月28日(日)午後3時10分〜午後5時
  お 話:浅田 英夫
  演 奏:プラネット ラブ(シンセザイザ&ボーカル:伊藤守人 箏:アルテミス ミユキ) 
  季太陽のはるか彼方を248年もかけて回る冥王星。冥王星は、2006年8月に惑星から準惑星と呼ばれるようになりました。その年の1月12日、発見者トンボーの遺灰を乗せた探査機ニューホライズンズが打ち上げられたのです。そしてこの7月14日に9年もの歳月をかけて、冥王星に到着します。宇宙的な音楽に耳を傾けながら、冥王星の謎に迫ってみることにしましょう。
 今月の生解説
 ○「土星に行こう!!」
 6月6日(土)  7日(日)  13日(土)  14日(日)
   午後1時30分  午後3時

 解説:平岡 晋
 春南の空を少し見上げて東よりに、明るく輝く星が見つかったら、それは輪のある姿で人々を魅了しつづける「土星」。見頃を迎える土星への旅に、出発しましょう。
○「梅雨空の向うに、初夏のキラメキ」
 6月20日(土)  21日(日)  27日(土)
  午後1時30分  午後3時
 6月28(日)
  午後1時30分
 解説:後藤 鏡子
 鉛色の雨雲が垂れ込める梅雨の季節こそ、プラネタリウムで満天の星空へでかけませんか。雨雲の向うには、強い光を放つ三つの惑星と、春と夏の星座が広がっています。初夏のキラメキを一緒に探しましょう。
 ピッチFMプラネタリウム
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 星声人語
  今日は満月である。久々に望遠鏡を出してみようと思った。数日前に見た新聞記事の「豊穣の海」が目に留まったからだ。実は、私が見間違えたのである。月にある「豊の海」を「豊穣の海」と勘違いしてしまった。その記事は「豊穣の海」と三島由紀夫のことが書かれていた。「豊穣の海」は、若いときに読んだ記憶はあるが内容はとんと忘れてしまった。この記事は、アメリカ出身で日本文学と日本文化研究の第一人者のドナルドキーン氏が書いていた。三島由紀夫とも親交が深かったようだ。ドナルドキーン氏は三島がラテン語で地名表記された月の地図が欲しいと頼まれ、その地図を用意するとその地図には「Mare Foencuditatis」と記載された海があった。日本語訳は「豊穣の海」。それは三島由紀夫の遺作の題名でもある。そのことが気になり自決直前に意味を尋ねたそうだ。その返事は「月のカラカラな嘘の海を暗示した」だった。三島が苦悩のすえ眺めた月の「豊かな海」。その海をどうしても見たかったのだ。三島のいう「豊穣の海」は、月に描かれた餅つき兎を地球から見て右側の耳のところにある「豊の海」である。  (梅干し爺)

 プラネかわら版 皐月(5月・2015)No.46
 今月の特別投映 
 音楽の星空「デジタルプラネタリウムで、星空のかなたへ」
   5月24日(日)午後3時10分〜午後4時30分
  お 話:平岡 晋
  季節プログラムとなります。「音楽の星空」は「プラネタリウムと音楽をゆったりと楽しみたい」という皆さまからのご要望にお応えする企画です。演奏者を招いての星空コンサートや、解説員オリジナルセレクトCD音源によりプラネてタリウムの様々な楽しみ方を提供してまいります。
 今回は、今夜の星空案内の後、解説員がセレクトした音楽にのせてデジタルプラネタリウムで地球を離陸して宇宙の彼方へとご案内します。
 今月の生解説
 ○「意外に面白い初夏の星座」
 5月2日(土)  3日(日)  8日(日)  4日(月祝) 5日(火祝)  6日(水祝) 9日(土)
 10日(日) 16日(土) 17日(日) 23日(土) 30日(土) 31日(日)
   午後1時30分  午後3時

 解説:アイ・プラネッツ
 春から夏へと移り変わるつかの間の季節「初夏」。夜空には冬と春と夏の星座がきらめき、
 西に金星と木星、東には土星が昇っています。そんな初夏の贅沢な星空をのんびり楽しんでみませ んか。

 ピッチFMプラネタリウム
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 プラネタリウム解説者養成講座開催!
  天に星、地に友・・・暮らしに「星」を咲かせよう。天文知識や機械操作を学び、あなたもプラネタリウムで星空解説をしてみませんか。5月15日(金)開講です。お早目にお申込み下さい。
詳細はスタッフまで
 星声人語
  人は、太古の昔から鳥のように自由に空を飛ぶ夢を見続けてきた。とても叶いそうにない美しく純粋な夢は技術を育み、夢は飛行機として現実となる。しかし時には技術は戦争に使われて夢見た頃には思いもよらなかった結果を私たちにもたらしてしまう。それを乗り越え私たちは力を合わせ宇宙を目指していく。ポーランド初の3DCGプラネタリウム番組「ドリーム トウ フライ」はこのようなストーリで描かれました。人は地球上では争いをおこしてしまったけれど、今度こそ力を合わせ、宇宙を目指すんだよね!とも聞こえてくるエンディングにあなたは何を思われるのでしょうか。終戦から70年。歴史を振り返り未来に思いを巡らせるこの機会に、皆さまに「ドリーム トウ フライ」をお届けします。(平)

 プラネかわら版 卯月(4月・2015)No.45
 今月の特別投映 
 あんプラスペシャル「南十字星を見よう」
   4月26日(日)午後3時10分〜午後4時30分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
  北斗七星の少し曲がった柄のカーブに沿って、南に線を伸ばしていくとまず黄金色のアルクトウルスが。さらにカーブを伸ばしていくとこんどは純白のスピカが見つかる。この大きなカーブが「春の大曲線」大曲線をさらに伸ばすといびつな四角形のからず座にぶつかる。このずっと南の地平線の下にはあこがれの南十字星が隠れている。南国情緒溢れる南十字星。その周りに広がる星座たちをめぐる旅に出かけましょう。
 今月の生解説
 ○「ねこ座を探そう!〜猫と星図のおはなし〜」
 4月4日(土)  5日(日) 11日(土)  12日(日) 18日(土)
   午後1時30分 午後3時

 解説:奥川 紀子
  19世紀初頭、ねこ座を描いた人がいました。フランスの天文学者ジェローム・ラランド。この ねこ座、いったいなぜ作られ、そしてどこにあるのでしょうか?

 ○「意外に面白い春の星空」
 4月19日(日)  25日(土)  29日(水祝) 
   午後1時30分 午後3時
 解説:アイ・プラネッツ
  春の夜空にちりばめられた春の星座たち。そこには様々な物語やエピソードが秘められています 。それらを様々な切り口でご紹介します。
 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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  天に星、地に友・・・ 暮らしに「星」を咲かせよう。天文知識や機械操作を学び、あなたもプラネタリウムで星空解説してみませんか。詳細はスタッフまで
 星声人語
  四月。一月とは違った意味で新しいスタートを切る月だ。ポカポカ陽気に誘われて重いコートを脱ぎ捨てたときの新鮮な気分と、満開のさくらをピンクを空のブルーのコントラストの気持ちよさが、縮こまった体と心をリフレッシュしてくれる。このポカポカ陽気で、夜空を賑わした冬の星座たちはまるで雪解け水に流されるように西の地平線へと消えていく。一方で春の星座たちは夜空を埋めつくし星空も春爛漫の装い。春の星空は星数が少ないというが実は十個もの一等星が星空を飾っている。ただ、冬の凛とした輝きではなく、春霞のせいで滲んでどことなく寂しげ。そんな光が新しいスタートを切る不安と希望を現しているようにも思える。日本は四季折々の色彩と香りに満ちあふれた国、ちょっとした自然の変化を慈しむ感性をいつまでも大切にしたい。(英)

 プラネかわら版 弥生(3月・2015)No.44
 今月の特別投映 
 プラネタリウムスペシャル「宇宙の果てまで」
   3月15日(日)午後3時10分〜午後5時00分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
  演 奏:前嶋 郁子(ソプラノ歌手)
  1929年アメリカの天文学者エドウィン・ハブッルは銀河は遠ざかっていることを発見、宇宙は膨張していることを証明しました。そして生まれたのが初期の宇宙は小さな火の玉だったという「ビックバン宇宙論」。そののち宇宙は膨張し続けていることがわかっています。
 いったい、宇宙はどのようにして生まれ、この先どうなるのか?星空に響く美しいソプラノの歌声を聴きながら宇宙の謎に迫ります。
 今月の生解説
 ○「春の星座探訪」
 3月1日(日)  7日(土)  8日(日)  14日(土) 15日(日)  21日(土) 22日(日)
 28日(土) 29日(日)
   午後1時30分

 解説:アイ・プラネッツ
  3月の声と共に冬の星座たちは西に傾き、東の空には春の動物星座たちが、木星とともに姿を見 せています。そんな冬から春の星座たちを、掘り起こしてゆきます。

 ○「ベテルギウス爆発!星の一生を探る」 〜フル生解説〜
 3月1日(日)  7日(土)  8日(日)  14日(土) 21日(土) 22日(日)
 28日(土) 29日(日)

   午後3時
 解説:アイ・プラネッツ
  「オリオンの右肩の赤い一等星ベテルギウスが爆発するって本当ですか」そんな疑問に答えると ともに、冬の星空を眺めながら、星の一生や太陽の将来を探る旅にでます。
 ピッチFMプラネタリウム
   毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
  星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
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 星声人語
   弥生3月。春なのに私は冬季鬱から脱皮できない。南西の空で光る冬の明るい星たちは、私を明るく包んでくれたが、心には届かなかった。身を北に向ければ北極星をはさんで七つの星、北斗七星とWの形をしたカシオペア座の傍らで突然何かが美しい光となって燃えたという。超新星だ。宮澤賢治の「よだかのほし」のモデルと言われる「ティコの星」のことである。よだかは鷹や小さな鳥たちから、いわれもない事でいじめにあう。また他の命を奪って自分自身の命を永らえている事に気づく。苦しい悲しい涙。よだかは涙を前へ進む勇気に変え、最後に星になる。ティコの星は、私にとっても明日へ向かう勇気を与えれくれる心の星。今夜も私の心で輝いて冬季鬱から救ってくれそうだ。(李)
 
 プラネかわら版 睦月(2月・2015)No.43
 今月の特別投映 
 あんぷらスペシャル「今年の天文現象」
   2月22日(日)午後3時10分〜午後5時00分
  お 話:浅田 英夫(天文研究家)
  冬星空を眺めていると、天空は静と動の二面性を持っていることに気が付きます。一面は、時間や季節とともに移り変わる星空の静的な動き。またその一方で月が太陽を飲み込んでします日食、長い尾をたなびかせて突然現れる彗星、雨のように降り注ぐ流星雨など、動的な現象を演出してくれます。2015年は、私たちにどんな天文ショーを見せてくれるでしょう。冬の星座を探訪しながら今年注目の天文ショーに迫ります。
 癒しのプラネタリウム
  2月4日(水)午後1時   2月14日(土)午後7時
 お 話:後藤 鏡子
  凍てつく冬の夜は、星々の輝きがひときわ美しく感じます。それは、全天で21個ある一等星のうち、8個が大集合しているから!そのうちの6個を結んで、夜空にダイヤモンドを描きます。大切な人と一緒に探してみませんか?
 今月の生解説
 ○「星占いの星座たち」
 2月1日(日)  7日(土)  11日(水祝)  14日(土)
  午後1時30分  午後3時

 解説:金原 建和
 明るい星の多い冬は、四季の中でも特に見ごたえのある星空が楽しめます。そんな冬の代表的な星座をご紹介しながら、星占い・誕生日を星座たちをご紹介します。

 ○「冬の星座探訪」
 2月15日(日) 
  午後1時30分  3時
  2月21日(土) 22日(日) 28日(土)
  午後1時30分のみ

 解説:奥川 紀子
 冬は星の輝きがより一層きらめく季節。しかもオリオン座のまわりを一等星を持つ星座が5つも囲んでいます。そんな豪華な星座たちを、掘り起こしてゆきます。

 ○「ベテルギウス爆発!星の一生を探る」〜フル生解説〜
 2月21日(土) 28日(土)
  午後3時
 解説:奥川 紀子
 「オリオンの右肩の赤い一等星ベテルギウスが爆発するって本当ですか?」そんな疑問に答えるとともに、冬の星空を眺めながら星の一生や太陽の将来を探る度旅にでます。
 星声人語
  2月4日は立春。暦によると立春とは「太陽黄経310度のときにあたり、旧冬と新春の境目の日。この日から春になる」とある。しかし巷は大雪が降ることだってあるるし、最低気温を記録することだってある。春の気配さえ感じられない。
 立春、それは名ばかりの春。その凍てつくような星空を眺めてみると、オリオン座が南の空にデンと構えその周りを、一等星を従えた冬の星座たちが取り巻いて、星空もやはり冬真っ盛りという印象。 しかしそこで諦めないで東の空を眺めると、暖かな光を放つ木星とともに、春を代表するしし座やおおくま座が姿を見せて、ちゃんと春の予感を感じさせてくれている。
 どんなに忙しい時代になろうと、昔から不変のリズムを刻み続け、私たちに、新しい季節の到来を必ず教えてくれる。やっぱり自然って素晴らしい。(異邦人)
 プラネかわら版 睦月(1月・2015)No.42
 今月の特別投映 
 新春音楽スペシャル「古典に登場する星たち」
   1月18日(日)午後3時10分〜午後5時00分
  お話:浅田 英夫(天文研究家)
  雅楽演奏:おかげん雅楽会
  冬の凍てつく寒さの中で冬の星座たちが、東の空で神々しく輝いています。その中で真っ先に天頂に駆け上がる「おうし座」。「おうし座」には、平安時代の女流作家清少納言が綴った「枕草子」や鎌倉時代の藤原定家が書いた日記「明月記」などの日本古典文学に関わりの深い星たちが埋もれています。その歴史的背景を紹介しながら、星を見る楽しみや星の一生を、新年にふさわしい雅楽の調べとともにお送りします。
 今月の生解説
 「新春の星空のおはなし」
○1月4日(日) 10日(土) 11日(日) 12日(月祝)
  午後1時30分  午後3時

 解説:加藤よし子
 今年の干支は「未」。この干支と同じ動物であるおひつじ座が天高く昇っています。そこでおひつじ座を中心に冬の星座をご紹介します。

 「仲間の星を探そう」
○1月17日(土) 24日(土) 25日(日)31日(土)
  午後1時30分  3時
  1月18日(日) 午後1時30分のみ

 解説:青野 敦子
 冬は一年の内で一番美しい星空を楽しめる季節。そんな星空の中、まるで仲間のように仲良く光り輝く星々を探しながら、星座をたどってみましょう。
 ピッチFMプラネタリウム
  毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
 星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
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 星声人語
  新年あけましておめでとうございます。
 今年は連休が例年になく多い年。きっと皆さんも長期連休を狙って旅行の計画を立てているのでは?筆者も旅行が大好きで機会があればどこへでも飛び回りたいほうである。
 しかし、最近は国内旅行をしても遠くに行った気がしない。どこに行ってもチェーン展開しているレストランやコンビニなどが乱立している風景に愕然とする。そしておなじみのそれらをつい求めてしまう自分も歯がゆい。ほんの少し前まではその土地ならではの店舗で、見知らぬ品物を買い求めるドキドキとした楽しみがあった。
 画一化は便利で安心な面もあるが、たまには色々と冒険するのも楽しいではないか。
 安城市プラネタリウムでは、今年も企画が盛りだくさん。企画する側も冒険心でドキドキ、ワクワク感を隠せない。そんなプラネタリウムを今年もよろしくお願いいたします。(敦)