アイプラかわら版 弥生(3月・2020)No.90
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★今月の特別投映
プラネタリウムスペシャル 「春分の日~昔は春分が元旦⁉~」 |
日時:3月22日(日) 午後3時~
語り 天文研究家 浅田英夫、アイ・プラネッツ 平岡 晋
マリンバ演奏 神尾幸奈 近藤幹夫
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3月22日は、昼と夜の長さが同じになる「春分」でしす。古代エジプトでは、春分・夏至・秋分・冬至の日を定め、それが一巡するサイクルを一つの区切りとしました。だから大昔は春分の日が一年の始まり、つまり元旦だったのです。
その後カレンダーは、ローマ帝国で改良が加えられ、現在の形になったのです。 マリンバの春らしい音色を聴きながら、カレンダーの謎に迫ります。
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◎今月の生解説 「仲良し兄弟のふたご座」 |
3月1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)
午前11時30分 午後1時30分 午後3時 |
語り:アイ・プラネッツ |
3月初旬の宵、冬の最後の星座ふたご座が天頂に昇ります。目印は銀と金のペアの星。日本ではひな祭り星、西洋ではカストルとポルックスの双子の星。そこで今夜は仲良し兄弟ふたご座をご紹介します。 |
「友だち思いのかに座」 |
3月15日(日)、21日(土)
午前11時30分 午後1時30分 午後3時
22日(日)
午前11時30分 |
語り:アイ・プラネッツ |
ふたご座が天頂から西に傾くと、春一番のかに座が南中します。かに座は黄道十二宮でありながら、目立たない星座。でもギリシャ神話では、友達思いの蟹として登場します。かに座の魅力に迫ります。 |
「ネメアの森のしし座」 |
3月20日(祝金)、28日(土)、29日(日)
午前11時30分 午後1時30分 午後3時 |
語り:アイ・プラネッツ |
最もメジャーな春の星座しし座。胸元で輝く一等星レグルスは、小さな王という意味です。ギリシャ神話ではネメアの森の化け獅子として登場します。どんなお話が展開されるでしょう。お楽しみに。 |
★星声人語 |
黄昏の中、清らかに輝く金星。それに導かれるように西の地平線へと傾き行くきらめく冬の星々を見送るころ、東の彼方から天空を春の星たちが覆ってゆく。にぎやかだった冬の星空に比べると、どことなく寂しく、春を迎える期待感とは裏腹に、栄枯盛衰を思わせる様相だ。しかしよく見るとそこにある星座たちは、大柄なものが多く、春らしい伸びやかさが感じられ気持ちが良い。そしてこれら星座に秘められた物語は躍動的で印象深いものが多い。
さて、星が少ないと感じるのは、銀河円盤の薄い方向を見上げているからに他ならず、そのおかげで星々の隙間から夜空のはるか彼方の宇宙誕生の秘密を望むことができる。
輝きを放つ目に見える物事はわかりやすいが、見えないものや薄暗がりの陰影、かすかな諧調の中にも本質や真実が隠されている。 (平) |