プラネかわら版・電子版(2021年)

 アイプラかわら版 師走(2021年12月)No.111
 今月の特別投映
 クリスマススペシャル「オリオンからの贈り物」
  日時:12月19日(日) 午後3時~
  予約受付期間 12月5日(日)~12月18日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 星座のスーパースターといえば、凍てつく冬の夜空でその雄姿を見せるオリオン座。
 このオリオン座にまつわる話は、赤い一等星ベテルギウスと青白い一等星リゲルとのコントラスト、中央に整列する三ツ星など星座そのものの美しさや、神話・伝説はもち ろん、SFテレビドラマ、古代遺跡との関係など、尽きることはありません。
 そこで今宵は、オリオンからの贈り物と題して、オリオンの様々なエピソードをご紹 介します。
 星とアロマのひととき 「プラネタリウムで旅気分 冬」
  日時:12月15日(水)、17日(金)、18日(土) 午後7時~
  語り アイ・プラネッツ 平岡晋
 
 アロマの香りに包まれつつ最新鋭のプラネタリウムで大自然の旅をゆったりとバーチャル体験しましょう!
 中学生以上限定のリラクゼーションプログラムです。妊娠されている方や医師からアロマセラピーを禁止されている方はご注意下さい。 (CD音源)
  今月の生解説
  「冬の流星群を観よう」
  12月4日(土)、5日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 冬は、三大流星群のふたご座流星群としぶんぎ座流星群を見るチャンス。そこで、流星の正体と流星群の謎、そしてこの冬の流星群を楽しむコツをご紹介します。
  「星空のメリークリスマス」
  12月11日(土)、12日(日)、18日(土)、25日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 夜空には星々がクリスマスツリーのイルミネーションのように輝いています。そしてツリーの頂点に輝くのは、イエス・キリストの誕生を知らせたベツレヘムの星。そこで、クリスマスにちなんだお話をします 。
  「おうし座の魅力」
  12月26日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 東の空に悠然と昇るおうし座。ギリシャ神話では大神ゼウスが変身した牡牛とされています。今回はそんなおうし座の魅力をご紹介します 。
 十二月は師匠も走る月
 今年も残すところあと一ケ月になってしまった。木枯しが歩道の枯れ葉をカラカラと吹き飛ばし、靴音がせわしなくコツコツと響く十二月。
 人々はまるでコロナ禍で失った時を取り戻すかのように、やり残したことを片付けようと慌ただしく駆け回る。しかし星空は、いつもと全く同じペースでゆっくりと冬の装いに替えて行っている。
 十二月の和名は「師走」。年の瀬となり忙しくなって、師匠といえども走り回らなければならないところから、付けられたというのが一般的だが、「年はつる月」「年はする月」が訛ったものだという説もある。いずれにしても「師走」と聞いただけで今年も終わりという思いがひたひたと押し寄せてくるから不思議だ。師走が終わると、また新しい年が巡ってくる。来年こそは良い年でありますように 。

 アイプラかわら版 霜月(2021年11月)No.110
 今月の特別投映
 音楽の星空「きらめく天空のメロディー」
  日時:11月28日(日) 午後3時~
  語り アイ・プラネッツ 後藤鏡子
 
 深まる秋の吐息にも似た風を感じながら、夕焼け空に一番星見~つけた!やがて二番星、三番星も光りだし、星空のシンフォニーの始まりです。
  晩秋の星や月へ想いを巡らせた音楽(CD音源)を、クラシックやジャズ、Jポップなど様々なジャンルからセレクトしてお届けします。
  満天の星と、白くやわらかく空気を揺らす月が奏でるメロディーに耳を傾けてみませんか 。
  今月の生解説
  「秋の夜長を彩る水の星座たち」
  11月3日(水祝)、6日(土)、7日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋のしっとりとした星空は、みなみのうお座、うお座、くじら座、魚になり損ねたやぎ座、みずがめ座など、水に関係がある星座で埋め尽くされています。
 これは偶然なのでしょうか?それとも必然?その謎と、そこに隠された深い意味に迫ります。
  「うお座のリボン」
  11月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 星占いの誕生日の星座でもある「うお座」。秋の四辺形の東と南を囲むように星が連なり、二尾の魚の尾がリボンで結ばれています。実はこの二尾の魚は、愛の女神アフロディテと、その息子のエロスと言われています。その二人を結ぶリボンはまさに母と子の絆。うお座とともに、他の親子の星座をご紹介します 。
  「冬の流星群を見よう」
  11月23日(火祝)、27日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋から冬にかけては、流れ星を見るチャンス。とくに十二月と一月は、三大流星群のふたご座流星群としぶんぎ座流星群がたくさんの流星を見せてくれます。
 そこで、流星の正体と流星群の謎に迫るとともに、この冬の流星群を楽しむコツをご紹介します 。
 十一月は霜が降る月?
 晩秋というひびきがあまりにもぴったりな十一月。木々は、赤や黄に紅葉し、吹き抜ける風はさわやかさを通り越して肌寒ささえ感じる。人の心をセンチメンタルで満たし、だれでも寂しがりやにしてしまう。
 そんな十一月の和名は、「霜月」。文字通り寒くなってきて、霜が降りるようになる月という意味だ。一方「食物月(おしものづき)」の略であるという説もある。これは十一月二十三日の勤労感謝の日を、かつては新嘗祭(にいなめさい)といって、今年収穫した米を食べる儀式を執り行っていた。そのことから名付けられたという。まさに収穫の秋というわけだ。
 十一月も中旬を過ぎると、星空も秋から冬へと衣替え。東の空にオリオン座の姿が見えるようになり、霜が白く降り積もると、もう冬は近い。

 アイプラかわら版 神無月(2021年10月)No.109
 今月の特別投映
 あんプラスペシャル「月食と金星食を観よう!」
  日時:10月31日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 月を食べると書いて「月食」。いったい誰が月を食べるのでしょう。それは「地球の影」 つまり満月のときに起こるのです。とはいっても、満月のたびに、月食が起こる訳ではありませんね。そんな貴重な月食が十月八日に起こります。
 月食が起こると月はどうなるのか? 月食を観望するには? など、月食の魅力をたっぷりご紹介します。
 また、十一月八日には、なんと八年ぶりに金星が月に隠される金星食が起こります。つかの間の現象ですが、金星食も併せてご紹介します 。
  今月の生解説
  「ペガススと翔る秋の星空」
  10月2日(土)、3日(日)、9日(土)、17日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  天高く馬肥ゆる秋。宵の東天には天馬ペガスス座が元気に駆け上がっています。ペガスス座と言えば、勇者ペルセウスとともに活躍する神話が有名ですが、今回は、水や芸術に関係があるという芸術の秋にぴったりの神話をご紹介します。
  「不思議な惑星 ディミディウム」
  10月10日(日)、16日(土)、23日(日)、30日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 太陽の周りには八つの惑星が巡っていますが、他の恒星の周りにも惑星が回っていると考えられていました。しかし、あまりにも遠すぎて発見することは困難でした。ところが一九九五年、ペガスス座の恒星を回る、太陽系外惑星が発見されたのです。今回は、その惑星「ディミディウム」の発見物語をご紹介します 。
  「秋の夜長を彩る水の星座たち」
  10月24日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 少し寂し気な秋の夜空を彩る星座たち。星座をたどってみると、「水」に関係する星座が多いことに気が付きます。そして、みずがめ座の星々に付けられた名前のほとんどは、「幸せ」がキーワードとなっています。これは偶然でしょうか?その謎に迫ります。
 十月は神が無くなる?
 十月の和名は,「神無月」。日本中の神々が、男女の縁結びをするために出雲の国に集まるので、各地から神が居なくなってしまうからとか。雷が収まることから「雷なし月」から付いたとか諸説様々。
 十月になると星空も、夏のギラギラした星座たちがようやく西に傾き、代わってしっとりと落ち着きのある秋の星座たちが、続々登場してくる。
 秋の星座には明るい星がなくて寂しいというが、秋の星座までも夏や冬の星座のように華やかだったら、人は星を見なくなるかも知れない。夏の暑さを過ごしてきて疲れたからだと心を癒してくれるのが秋の星空。さわやかな風に乗って奏でる心地良い秋の虫の音をBGMに、温かい飲み物で、からだと心を温めたい。
 秋の星空がしっとりとしているのは、自然から贈られた私たちへのやさしい心づかい。

 アイプラかわら版 長月(2021年9月)No.108
 今月の特別投映
 プラネタリウムスペシャル「お月見の夜に」
  日時:9月19日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 九月二十一日は、中秋の名月。十五夜はほぼ毎月めぐってくるのに、九月の十五夜だけ特別なのはなぜ?九月は初秋なのに中秋と付くのはなぜ?中秋の名月にススキとお団子をお供えするのはなぜ?
 こんな中秋の名月の謎を解き明かすとともに、月は私たちにとって身近な存在であるにもかかわらず、月の誕生や、月が自然界や生物界に及ぼす影響など、いまだに多くの謎に包まれています。月にまつわる音楽を聴きながら、そんな月の様々な謎に迫ります。
  今月の生解説
  「行ってみよう!木星・土星」
  9月4日(土)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  初秋の宵の南天に昇ったやぎ座で、太陽系最大の惑星木星と、リングが美しい土星が並んで光り輝いています。そこで宇宙船に乗ってこの二つの惑星の探訪ツアーに出かけることにしましょう!
  「古代エジプトの星」
  9月5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 私達が見て慣れ親しんでいる星座には、古代メソポタミア時代から脈々と受け継がれている星座達が多く残っています。 しかし、古代エジプトの人々が、星と星を繋いで作った星座は、忘れ去られようとしているのです。 古代エジプトの時代に思いを馳せ、デンデラ・ハトホル神殿に描かれている星座を、ご紹介します 。
  「あわてん坊のやぎ座」
  9月20日(月祝)、23日(木祝)、25日(土)、26日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋の気配を感じる風がそよぎ始める九月の宵、南の空には、淡い星が作る逆三角形の星座「やぎ座」が昇ります。 ところが、ここに描かれた姿は、ただの山羊ではありません。なぜそんな姿になったのか?あわてん坊のやぎ座のひみつに迫ります。
 九月夜が長くなる月?
 九月の和名は「長月」。九月になると少しずつ日が暮れる時間が速くなることから、秋の夜長月というわけで名付けられたとか。
 とはいえ星空はまだまだ夏の装い。さそり座は南西の地平線にへばりついてそろそろお役御免だが、夏の大三角は、やっと南中したばかりで、これからが本番と言わんばかり。
 それでも東の空からは秋の星座たちが静かに登場してきている。それにしても天の川を境にして東側の何と星数の少ないことか。一等星はみなみのうお座のフォマルハウトただひとつ。それも南に低いために輝きに元気がない。この星を日本では「秋のひとつ星」と、哀愁ただよう名前で呼ぶ。しかし今年はいささか違う。南の空で、木星と土星が輝いているからだ。 二つの惑星の強い光を浴びて、元気をもらうことにしよう 。

 アイプラかわら版 葉月(2021年8月)No.107
 今月の特別投映
 音楽の星空「銀河鉄道の夜 2021」
  日時:8月22日(日) 午後3時~
  語り アイ・プラネッツ
 
 「音楽の星空」は、演奏者を招いての星空コンサートや、解説員オリジナルセレクトCD音源と星空を組み合わせ、プラネタリウムの様々な楽しみ方を提供しています。
 今回は、今夜の星空をご案内しながら、宮沢賢治 作「銀河鉄道の夜」に描かれている夏の星座たち、そして主人公ジョバンニとカンパネルラも行くことのなかった天の川のその先へ…。美しい音楽とともにご案内します。最新のプラネタリウムが描きだすまるで本物のような星空の下で、ゆったりとしたひと時をお過ごしください。
 中学生講座 中学理科の理解が深まる3回シリーズ「地球と宇宙」
  語り 天文研究家 浅田英夫 
 夏中学理科の中で、比較的理解が難しい分野「地球と宇宙」。 その理由のひとつに、教科書だけでは宇宙を空間としてイメージできないことにあります。
 そんな空間概念を理解する最適な場所がプラネタリウムです。この講座では、プラネタリウムの機能を使って、星の動きや太陽系、宇宙の構造について、楽しく解説します。

●「星の動き」 8月11日(水) 午前9時30分~
 太陽や月や星が、時間とともに東から西へ動く日周運動と 月日とともに東から西へ動く年周運動について、わかりやすく解説します。

 ●「太陽系」 8月12日(木)午前9時30分~
 太陽、月と月の満ち欠け、太陽系の誕生、地球や他の惑星との違いについてなど、太陽系に関することを、ダイナミックな映像を使って解説します。

 ●「銀河系・星の一生」 8月13日(金) 午前9時30分~
 太陽系は、太陽の様な星・恒星が約二千億個集まって渦巻構造を作る銀河系に属しています。銀河系の大きさは?どんな形をしているのか?また銀河系の外は?という謎を解き明かしてゆきます。
  今月の生解説
  「星空でオリンピック開催!」
  8月1日(日)、7日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  今年は東京オリンピックが開催されます。それに因んで星空でもオリンピックを開催。惑星部門や星座部門での様々な競技でどの星が優勝するのでしょう?!
  「白仙人と黒仙人」
  8月8日(日)、9日(月祝)、14日(土)、15日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
 夏の星座のいて座で六つの星がひしゃくを作る南斗六星と、北の空に見える北斗七星。この二つのひしゃくは、白仙人・黒仙人とも呼ばれています。その関係は?
  「行ってみよう!木星・土星」
  8月21日(土)、28日(土)、29日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  真夏の宵の南東の空には、太陽系最大の木星と、リングが美しい土星が並んでいます。そこで宇宙船に乗ってこの二つの惑星に大接近!

 アイプラかわら版 文月(2021年7月)No.106
 今月の特別投映
 あんプラスペシャル「流れ星を観よう」
  日時:7月25日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 星空の中を、一本の銀の糸を引くように流れる神秘の星、流れ星(流星)。
 流星が光っている間に願い事を三度唱えれば、その願いがかなえられるという言い伝えがありますが、流星に願いを託そうと、ただやみくもに星空を眺めていても、よほど運がよくなければ流れてくれません。
 そこで、たくさんの流星を見るために、流星の正体や、流星がたくさん流れる夜が毎年巡ってくる流星群のこと、流星を見るコツなどをご紹介します。
 星とアロマのひととき 「星の林に月の舟、天を漂う 」
  日時:7月14日(水)、16日(金)、17日(土) 午後7時~
  語り アイ・プラネッツ 後藤鏡子
 
 夏の夜のとばりがおりる頃、東の空から立ち昇ってくるのは、美しく幻想的な「天の川」。万葉の時代に中国から伝えられた恋物語「七夕伝説」や日本最古の歌集「万葉集」に百三十首を越える歌が綴られています。また、北の空には、沈まない星「北極星」が。やわらかなまなざしで私たちを見守ってくれるこの星にも、秘められた民話が語り継がれています。
 満天の星の中を月の舟に乗って星や月の声に耳を傾けてみませんか 。
  今月の生解説
  「天の川を辿って」
  7月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  七夕でおなじみの天の川。天の川は夏だけのもののように思えますが、年中夜空をぐ るっと取り囲んでいます。天の川とはいったい何でしょう? その天の川の正体に迫ります 。
  「へびつかい座は名医」
  7月17日(土)、18日(日)、22日(木祝)、23日(金祝) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  さそり座の上で仁王立ちして大蛇をつかむへびつかい座。名前はアスクレピオス。実はギリシャ一の名医です。どんな医者だったのでしょう? その謎に迫ります 。
  「星空でオリンピック開催!」
  7月24日(土)、31日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  今年は東京オリンピックが開催されます。それに因んで星空でもオリンピックを開催。惑星部門や星座部門での様々な競技でどの星が優勝するのでしょう?!
 七月は手紙を書く月?
 暑い南風が灰色の雨雲を吹き飛ばしてくれると、待ちに待った梅雨明け…といきたいところだが、近年どうも梅雨明けがはっきりしない。かつては「梅雨明け十日」といって、梅雨が明けてから十日間程は、快晴の日が続いたものなのだが…。
 ところで、七月の和名は「文月(ふみづき)」。稲に穂が実る時期だということから、「穂含月(ほふみづき)」がなまったものだという説があるが、文月の文(ふみ)は、手紙と考える説が一般的だ。
 七月七日は七夕。天の川西岸の織姫が、対岸の彦星に七夕の夜に再会できる待ち遠しい想いを綴った恋文。または彦星が織姫への願い事を記した手紙と考えるほうが、七夕月にふさわしくロマンが感じられて、しっくりする。

 アイプラかわら版 水無月(2021年6月)No.105
 今月の特別投映
 プラネタリウムスペシャル「星座誕生物語」
  日時:6月27日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 何気なく見上げた星空、そこには数千年の昔に先人が創造した星座たちが広がっています。それを私たちは星を結んで一つ一つ紡ぎ出す。なんてロマンチックでしょう。  
 数千年前から物語と共に語り継がれてきた星座たち。こんな素敵な星座をいったい、いつどこでだれが創ったのでしょう?
 心癒される美しい星空を眺めながら、今から五千 年前にタイムスリップして、星座のルーツを たどる旅に出かけましょう。
  今月の生解説
  「春の巨大星座を探そう」
  6月5日(土)、6日(日)、12日(土)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  星座の数は全部で88。すべての星座は境界線で区切られているため、正確に大きさ(面積)を測ることができます。 実は、春の夜空には、大きい星座ベスト3が勢ぞろいしています。それはどの星座でしょう。皆さんと一緒に、春の巨大星座を探す旅に出かけましょう。
  「てんびん座のヒミツ」
  6月13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  春のおとめ座と夏のさそり座の間で、あまり目立たないてんびん座。しかし黄道十二星座に数えられ、かつては夏と冬を分ける秋分点が、そこ にあったので重要視されてきました。 そこで、てんび ん座の神話や歴史 的背景を紐解きな がら、てんびん座 のヒミツに迫ります 。
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 生解説のご案内
  プラネタリウムでは、新型コロナウイルス感染防止対策のため、通常とは異なるプログラムで運用しております。 美しい星空を満喫されたいお客様は、ぜひ十六時十五分からのフル生解説投影をご覧ください。
 梅雨なのに水無月
 六月といえば、梅雨。くる日もくる日も低く垂れこめた灰色の雲の下、ジメジメムシムシが不快指数を押し上げる。
 梅雨が好きなのは、カビとダニぐらいだろう。しかし近年は少し状況が変わった。これまでのようなはっきりとした梅雨はなくなってきたような気がしないでもない。ただしここで、まとまった雨が降ってくれないと、水不足になってしまうし、農作物にも影響が出る。それはそれで大きな問題だ。
 ところで六月の和名は、「水無月」。梅雨の季節なのに、水が無い月なんて、おかしいよねって思ってしまうが、もちろん現代の状況から付けられたわけではない。旧暦の六月は、現代の七月だ。すでに梅雨が明けて夏真っ盛り、そんなところから付いたとか。
  いずれにしても、曇りや雨で太陽や星空が見えない日が多くなるのは悲しいことだ 。

 アイプラかわら版 皐月(2021年5月)No.104
 今月の特別投映
 音楽の星空「プラネタリウムで旅気分2021初夏」
  日時:5月30日(日) 午後3時~
  語り アイ・プラネッツ 平岡晋
 
 旅にでかけると、予想もしなかった新しい発見や気づきが、忘れかけていた感性を呼び覚ましてくれます。皆さんは最近、旅をしていますか? 遠くまで自由に旅に出かける事が難しい今、最新鋭のプラネタリウムで大自然の旅をバーチャル体験しましょう!  今夜の星空をご案内の後、厳選された音楽と共に「美しい地球」そして「広大な宇宙」の旅にお連れ致します。それでは皆様、快適な空の旅をお楽しみください。(CD音源)
  今月の生解説
  「皆既月食を見よう!」
  5月1日(土)、2日(日)、3日(月祝)、4日(火祝)、5日(水祝)、8日(土)、
  9日(日)、15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)  午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  5月26日の宵、およそ3年ぶりに満月が欠ける皆既月食が見られます。 食のクライマックスを迎える食最大時刻は午後8時19分、月の高さは15度程と、とても観望しやすい月食となります。 そこで、月食の仕組みと今回の皆既月食の見どころなどを、美しい画像と迫力ある全天周映像を駆使して、フル生解説でご紹介します。
  「春の巨大星座を探そう」
  5月29日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  星座の数は全部で88。すべての星座は境界線で区切られているため、正確に大きさ(面積)を測ることができます。 実は、春の夜空には、大きい星座ベスト3が勢ぞろいしています。それはどの星座でしょう。皆さんと一緒に、春の巨大星座を探す旅に出かけましょう。
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 皐月の五月晴れ
 さわやかな風に乗って青空に鯉のぼりが舞う五月。冬の星空をにぎわしたオリオン座の姿はすでになく、冬の最後の砦、ぎょしゃ座・ふたご座・こいぬ座は、まるで雪解け水に流されるように、西の地平線に消えて行く。まさに春たけなわの五月!
  五月の和名は「皐月」。サツキと聞くと、トトロに登場する姉妹サツキとメイのような気持ちのいい晴天を連想する。
 五月晴れという言葉があるが、まさに五月のさわやかな晴れを指しているように感じる。しかし本来の皐月は、旧暦の五月(現代の六月頃)を指していて、梅雨の真っ最中。つまり五月晴れとは、梅雨の合間の晴れを指しているわけだ。
 そもそも皐月という名は、梅雨とともに田植えが盛んになる時期で、早苗を植える月、つまり早苗月から、皐月と呼ばれるようになったという。

 アイプラかわら版 如月(2021年4月)No.103
 新年度の特別投映
 桜の花と共に四月がやってきました。今年度も様々なプログラムを企画いたしました。
 疲れた心をリフレッシュしていただけるプログラム「星とアロマのひととき」。また、音楽を中心にお聴きになりたい方には「音楽の星空」。
 そして、天文学の香りがするプログラムとして、旬の天文情報をご紹介する「あんプラスペシャル」、天文学や宇宙を様々な切り口で分かりやすく解説する「プラネタリウムスペシャル」をご用意。
 さらに、小さなお子様と親御様がいっしょに楽しめる「お星さまとあそぼ」、中学生の方に役立つ「中学生のための天文講座」も開催。
 ぜひ、へきしんギャラクシープラザに足をお運びください。
  今月の生解説
  「春の夜空に駆け上がる しし座」
  4月3日(土)、4日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  桜の花が舞い散る四月の宵、春の訪れを告げるように、東の空に元気に駆け上がる星座があります。純白の一等星レグルスをメダルのように胸に掲げる「しし座」です。今回はこのしし座にスポットを当てます。
  「春の夜空は動物園」
  4月10日(土)、11日(日)、17日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  春の夜空には、かに座、しし座、おおぐま座、うみへび座といった生き物の星座が登場しています。きっと春の陽気に誘われて冬眠から覚めた生き物を見た古代の人が、動物の星座をたくさん創ったのでしょう?そんな春を感じる星座たちをご紹介します。
  「絵画に見る星空」
  4月18日(日)、24日(土)、25日(日)、29日(木祝) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  皆様はどんな時、星空を見上げますか。嬉しい時、悲しい時、そんな感情を言葉に音に絵に表す人は多いのではないでしょうか。絵の中に星空を描いた一人の画家。その絵は私たちに何を伝えているのでしょう。星が描かれた絵画を観ながら考えましょう。
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 今年は月食イヤー
 いよいよ新年度。新型コロナウイルスが終息して、希望に満ちた明るい一年になることを願いつつ、やはり気になるのが今年起こる天文ショーです。中でも特に注目したい現象が、日食と月食。今年は日本では、残念ながら日食は見られませんが、月食が二回起こる月食イヤーです。
 月を食べると書いて「月食」。いったい誰が月を食べるのでしょう。それは「地球の影」。 太陽に照らされてできた地球の影の中に、月が入る現象を月食といいます。月食は、太陽と地球と月が一直線に並ぶとき、つまり満月のときに起こるのです。とはいっても、満月のたびに月食が起こる訳ではなく、ほぼ半年に一回起こります。今年は、五月二十六日と十一月十九日で、とくに五月二十六日は、皆既月食となり赤銅色に染まった神秘的な月が見られます。
 ぜひ、晴れますように
 アイプラかわら版 弥生(2021年3月)No.102
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「ガリレオが観た宇宙 ~地動説の確立~」
  日時:3月21日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 一五四三年、コペルニクスが太陽中心の地動説を発表しましたが、ローマ教会は、全く信じようとはしませんでした。
 ところが、一六〇九年にガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向け、地動説の正しさを立証し、ローマ教会と闘いながら科学という学問の扉を開いたのです。ガリレオが見た宇宙とはどんな世界だったのでしょう?ガリレオの人生をたどりながら、天文学上の重要な発見をご紹介します。
  今月の生解説
  「オリオン大星雲に迫る」
  3月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  星座界のスーパースターオリオン座にあるオリオン大星雲(M42)。 三ツ星の南で光る小三ツ星の中央に透明度が良ければ、肉眼でも光のシミのように見えます。実はこの星雲「星のゆりかご」とも呼ばれています。今回はこのオリオン大星雲に迫ります。
  「春の夜空に駆け上がる しし座」
  3月20日(土)、27日(土)、28日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  寒さが緩み、菜の花が地上を黄色に染める三月の宵、春の訪れを告げるように、東の空に元気に駆け上がる星座があります。純白の一等星レグルスをメダルのように胸に掲げる「しし座」です。今回はこのしし座にスポットを当てます。
 今年の立春は二月三日だった
  少し前の話になりますが、今年は立春が二月三日、節分が二日になりました。「えっ?」と思った方も多かったと思いますが、なんと一二四年ぶりのこと。そもそも立春とは、太陽の位置(黄経)が春分点から測って三百十五度の位置にやって来た日時のことで、今年は二月三日午後十一時五十九分だったのです。これは、地球の公転速度が一定ではないために起こるのですが、次は二〇二五年だそうです。

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 星声人語
 三月二十日は春分の日。この日を境に日が長くなる。
「自然を敬い、生物を慈しむ日」。そんな意味を持たせて受け継がれる日本の祝日。 壮大な宇宙に浮かび、太陽から程よい距離にある青い地球。その中で大気、海、大地に抱かれている。多くの生命との複雑な繋がりの中で生かされている。そんなふうに思いながら星空を眺めると、改めて今ここに存在する自分が不思議でたまらなくなる。
 昨年、「地球上の人工物量が生物量を上回る」という研究が発表された。二十世紀初頭には人工物は生物量の三%だったものが、百年あまりで急激に増えている、と。人間が便利さを求める中で地球や生物に大きく影響を与えていることを示された。
 大きな節目の春分の日。今一度立ち止まり、自然の一部である自分のあり方を考えて過ごしたい。   (くみ)
 アイプラかわら版 如月(2021年2月)No.101
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「今年注目の天文ショー」
  日時:2月28日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 二〇二一年の星空の世界では、私たちにどんな素晴らしい天文ショーを見せてくれるのでしょう。  今年は国内では、五月二十六日に三年ぶりとなる皆既月食が宵の東空で見られます。そして、十一月十九日にも皆既月食に近い部分月食が起こります。また十一月八日には昼間ですが、金星が月に隠される金星食が九年ぶりに起こります。 今年は「食三昧の年」と言えそうです。そこで、今年注目のさまざまな天文ショーをご紹介します 。
  今月の生解説
  「オリオン座のすべて」
  2月7日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  星座の中で一際目立っているのが冬の中天に鎮座したオリオン座。右上がりの一直線に三つの二等星が並ぶ三つ星、それだけでも十分目立つのに、三つ星をはさむように左上で輝く赤い一等星ベテルギウスと右下で輝く白い一等星リゲル。オリオン座は、全天一のスーパースター。そこでオリオン座の魅力を余すことなくご紹介します。
  「春の夜空に駆け上がる しし座」
  3月20日(土)、27日(土)、28日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  二月の凍てつくような夜空でひときわ目立つオリオン座。そのまわりには一等星を従えた星座たちが六つも登場しています。こんなに豪華な冬の星座たちを、オリオン座からご案内して大きな冬に輝く雪の結晶のようなダイヤモンドをご紹介します。
  「おおいぬ座にせまる」
  2月20日(土)、21日(日)、23日(火祝)、27日(土) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  オリオンの三つ星を左下にたどって行くとまばゆいばかりにキラキラと輝く星にぶつかります。全天で最も明るい恒星シリウスです。このシリウスを持つ星座が、狩人オリオンに従う猟犬のおおいぬ座。そこで今回は、シリウスやおおいぬ座にまつわるお話をご紹介します。
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 星声人語
 二月は寒さが頂点。なのに暦は立春。早朝散歩でふと気がついた。冬枯れの田んぼとばかり思っていたのに、このみどりの植物は何?田んぼ全面を十センチ程のみどりが覆う。凍てつく大地を這い上が り、いち早く春を告げる麦だ。ちなみに麦踏みとは霜で持ち上がった根を大地に固定する作業。
 この時期夜明け前、頭上でオレンジに輝く明るい星がある。うしかい座の一等星アルクトウルスだ。この星、日本では麦星と言われている。麦の成長を促すかのように共に進み、六月、麦の収穫時の宵に頭上で黄金色に輝く。
 二月は受験の時期。未来を担う若者の立春。家族の応援は麦踏みと同じ心情。体調を整え新型コロナなんぞに負けないで。凍てつく大地を踏み 締める麦のごとく、がんばれ!ちなみに安城の麦の生産高は愛知県二番だと言う。  李

 アイプラかわら版 睦月(2021年1月)No.100
 今月の特別投映
  新春スペシャル 「新春の星空 ~古典に登場する星たち~」
  日時:1月17日(日) 午後3時~
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 冬の凍てつく寒さの中で冬の星座たちが、東の空で神々しく輝いています。その中で真っ先に天頂に駆け上がる「おうし座」。
 「おうし座」には、平安時代の女流作家清少納言が綴った「枕草子」や鎌倉時代の藤原定家が書いた日記「明月記」などの日本古典文学に関わりの深い星たち、「すばる」や「かに星雲」が埋もれています。
 その歴史的背景を紹介しながら、星を見る楽しみや、星の一生に迫ります 。
 今月の生解説 「おうし座とすばるの物語」
  1月9日(土)、11日(月祝)、16日(土)、23日(土)、30日(土)
 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  冬の代表的星座の一つであるおうし座が、頭上で偉容を見せています。おうし座にはオレンジ色の一等星アルデバランをはじめ、ヒヤデス星団やプレアデス星団(すばる)など見どころが満載。そこで、このおうし座の魅力や、すばるにまつわる様々なエピソードをご紹介します。
       「オリオン座のすべて」
  1月10日(日)、24日(日)、31日(日) 午後4時15分
   語り:アイ・プラネッツ
  星座の中で一際目立っているのが冬の中天に鎮座したオリオン座。右上がりの一直線に三つの二等星が並ぶ三つ星、それだけでも十分目立つのに、三つ星をはさむように左上で輝く赤い一等星ベテルギウスと右下で輝く白い一等星リゲル。オリオン座は、全天一のスーパースター。そこでオリオン座の魅力を余すことなくご紹介します。
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 生解説のご案内
  プラネタリウムでは、新型コロナウイルス感染防止対策のため、通常とは異なるプログラムで運用しております。 美しい星空を満喫されたいお客様は、ぜひ午後四時十五分からの投映をご覧ください。
 星声人語
 新しい年の始まり。初日の出を眺め、太陽からたくさんのエネルギーをもらい、一年をスタートする方は多いのではないでしょうか。
 さて、毎日当たり前のように姿を見せ、私たちの生活リズムを整えてくれる太陽ですが、いつかは寿命を迎えることをご存じでしょうか。太陽が放出するエネルギーは、主成分である水素がヘリウムに変わる核融合反応によって生み出されます。そしてヘリウムが増えてくると太陽は地球付近まで膨らみ、水素やヘリウムを宇宙空間に放出して、その一生を終えるのです。その一生はどれぐらいでしょうか。約百億年と言われています。現在は四十六億歳。まだ約五十億年は大丈夫です。
 太陽は、私たちが生きるために、自らの命を燃やしていたのですね。新年を迎え、改めて太陽に感謝の気持ちを伝えてはいかがでしょう。(やま)