プラネかわら版・電子版(2024年)

 アイプラかわら版 師走(2024年12月)
 今月の特別投映
  クリスマススペシャル「ベツレヘムの星とは」
 日時:12月22日(日)午後2時30分~ 予約受付期間12月8日(日)~21日(土)
 語り:天文研究家 浅田英夫
 
 演奏:プラネット・ラブ
 クリスマスツリーのてっぺんには大きな星を飾ります。この星の名はベツレヘムの星。  
 ベツレヘムの星とは、聖書のマタイの福音書に登場する星のことで、イエスキリストが生まれたときに、星が輝き、その星が東方の博士たちを、ユダヤの村ベツレヘムに、導いたとされています。
 この星は本当に輝いたのでしょうか?またどんな星だったのでしょうか?心地よい演奏を聴きながら、その謎 に迫ります。
  星とアロマのひととき「渡り鳥ー白鳥ーの羽ばたき」
  日時:12月13日(金)、14日(土) 午後7時00分~
 予約受付期間 11月29日(金)~12/12日(木)
  語り アイ・プラネッツ
 
 寒さ厳しくなる頃、宵の西空に架かる北十字星、はくちょう座。ときに、越冬のため飛来する渡り鳥、冬の風物詩ハクチョウ。白鳥が羽ばたく空を舞台に、優美な香りと心地よい音楽を添えた癒やしのプログラムです。
 今月の生解説
 ※投映日全日の午前11時の回のテーマは「今夜の星空のお話」です。
   語り:アイ・プラネッツ
 十二月の声とともに秋の星座は西に傾き、東の空には華やかな冬の星座が登場します。さらに今年は木星も輝いています。そんなにぎやかな冬の星空をご案内します。
   「エチオピア王家の物語」
  12月1日(日)、7日(土)、8日(日)  午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 晩秋の夜空は、明るい星が少なく寂しいですが、「エチオピアの物語」に登場する星座が勢ぞろいしています。その星座たちをたどりながら、一緒に神話の世界に思いを馳せてみませんか。
   「金色に輝くおひつじ座」
  12月14日(土)、15日(日)、21日(土)   午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 初冬の頭上に昇った「おひつじ座」。黄金の毛をなびかせ天を翔ぶ牡羊。
この牡羊は、なぜ振り返っているのでしょうか?この謎をギリシャ神話から読み解きます。
   「ただいま火星接近中!」
  12月28日(土) 午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 冬の澄み切った空には、地球の兄弟星である惑星が何と四つも見えています。今回はそのうち来年一月十二日に二年二ヶ月ぶりに地球に最近する火星に焦点を当てます。
 星はすばる
 十二月の宵、東の空におうし座とともにプレアデス星団が昇る。日本では、平安時代の女流作家清少納言が書いた「枕草子」に『星は昴、牽牛……』と記述して以来、昴(すばる)の名でおなじみだが、元々は中国の星宿名である。(二十八宿の十八番目)古くは日本書紀にも登場している。
 市街地でも空気が澄んだ夜 ならば、六〜七個の星 を数えることができる 。

 アイプラかわら版 霜月(2024年11月)
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「土星の環発見物語」
 日時:11月24日(日)午後2時30分~ 予約受付期間11月10日(日)~23日(土)
 語り:天文研究家 浅田英夫
 
 土星の魅力は何といっても本体を取り巻くリング。このリングの存在は、1610年ガリレオ・ガリレイによって発見されたが、当時の望遠鏡の性能は十分ではなかったため、ガリレオは「こぶのようなものが付いている」と発表したにとどまっています。このこぶのようなものがリングだとわかるのは、それから50年ほど後のホイヘンスの観測によるものでした。
 今回は、リングの発見の経緯と、リングの詳細についてお話しします。
 今月の生解説
 ※投映日全日の午前11時の回のテーマは「今夜の星空のお話」です。
   「アンドロメダ銀河って何?」
  11月2日(土)、4日(月休)   午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 満天の星の下では、アンドロメダ座に楕円形の光芒が目に入ります。これが有名なアンドロメダ銀河。私たちの天の川銀河の外にある隣の銀河です。このアンドロメダ銀河の正体の謎に迫ります。
   「土星の謎に迫る」
  11月3日(日祝)、9日(土)、10日(日)、23日(土祝) 午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋の夜長、南の空で土星が光っています。土星は神秘的なリングを持つことでおなじみの惑星。土星本体やリングは何で出来ているのかを、土星まで宇宙旅行をして、謎を解き明かします。
   「エチオピヤ王家の物語」
  11月24日(日)  午後1時
   語り:アイ・プラネッツ
 晩秋の夜空は、明るい星が少なく寂しいですが、「エチオピヤの物語」に登場する星座が勢ぞろいしています。その星座たちをたどりながら、一緒に神話の世界に思いを馳せてみませんか。
   「今夜の星空のお話」
  11月30日(土)   午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 十一月の夜空は、南の空で輝く土星を中心に、秋の星座たちでにぎわっています。東の空には木星とともに冬の星座が昇っています。そんな晩秋の星座をご案内します。
 しし座流星群
 11月17日に、しし座流星群が極大を迎える。この流星群は33年ごとに数年間だけ流星雨となることで有名だ。では、なぜ33年ごとに流星群を降らせるのだろう。
 そもそも流星とは宇宙空間に散らばっているチリのようなものが地球に衝突し大気中の酸素や窒素をイオン化して光を放つのだ。その流星の元となるチリを軌道上にばらまいているのが彗星。しし座流星群の元となる彗星、テンペル・タットル彗星は、三十三年ごとに大量のチリを従えて地球のそばを通り過ぎる。その時にたくさんのチリが地球に衝突して流星雨となるからだ。
 前回は1998年から2002年にかけて世界各地で流星雨が見られたが、日本でも2001年11月19日深夜1時間当たり5千個ほどの流星が乱れ飛んだ。
 今年、流星雨は見られないので、2030年ごろを楽しみに待つことにしよう 。

 アイプラかわら版 神無月(2024年10月)
 今月の特別投映
  音楽の星空「ジャズ&ゴスペルにのせて星降る夜へ」
  日時:10月27日(日) 午後2時30分~ 予約受付期間10月13日(日)~26日(土)
  語り アイ・プラネッツ
 
  演奏 「エブラ座」 ボーカル:Blacky ピアノ・ボーカル:Riko
            ベース:hidapass
 ジャズを奏でる指先が晩秋の夜の扉をひらくと、甘く深い歌声が宙に響き渡ります。 ジャズのスタンダードナンバーをはじめ、クイーンやプレスリーなど世代を超えて愛される名曲や、さらにエブラ座オリジナル曲もたっぷりお届けします。 今宵は、ジャズとゴスペルと綺羅星に、うっとり酔いしれて…。
 今月の生解説
   「秋の夜長 月を眺めよう」
  10月5日(土)、6(日)、12日(土)、13日(日)、14日(月祝)、19日(土)
    午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 満ちては欠け、日々違った 姿で私たちを魅了するお月さま。昔から人々は夜毎に月を眺め、楽しみ、文学や音楽の題材にもされてきました。  もし、逆に月から地球を眺めたら、どんな風にみえるのでしょう? 地球から見る月だけでなく、月から見る地球を体験してみましょう。 紫金山・アトラス彗星の最新情報もお伝えします。
   「アンドロメダ銀河って何?」
  10月20日(日)、26日(土)
   午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋風とともに北東の空に昇る、古代エチオピア王家の王女を描いたアンドロメダ座。その膝元に雲のようなものが見えます。これがアンドロメダ銀河です。 アンドロメダ銀河は、肉眼で見える最も遠くの天体。地球が属する天の川銀河のお隣の銀河です。今回はこのアンドロメダ銀河の謎に迫ります。  また、紫金山・アトラス彗星の情報もお伝えします。
 十三夜
 9月17日は中秋の名月だった。中秋の名月は、平安時代に中国から伝わった風習とされるが、日本独自のお月見の風習もある。それが旧暦9月13日の「十三夜」。中秋の後に巡ってくるので「後の月」とも呼ばれる。
 なぜ、十五夜二日前の十三夜を愛でるようになったのか?定かではないが、一説によると、平安時代後期宇多法皇が十三夜の月を眺め、「十五夜も美しいが十三夜も無双だ」と賞したことから、919年に息子の醍醐天皇が十三夜の宴を始めたからだとか。十三夜の月の形が栗に似ていることからか、栗を供えるため、栗名月ともいう。また十三夜は、十五夜二日前の月で、まだこれから満ちて行くことから、希望の月とも呼ばれている。
 ちなみに今年の十三夜は、10月15日。十三夜を眺め、心に希望を持つことにしよう 。

 アイプラかわら版 長月(2024年9月)
 今月の特別投映
  プラネタリウムスペシャル「銀河鉄道の夜の宇宙」
  日時:9月29日(日) 午後2時30分~ 予約受付期間 9月15日(日)~28日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
  演奏 ソプラノ 前嶋郁子 ピアノ 富川寿枝
 宮沢賢治さんの童話「銀河鉄道の夜」をご存知ですか?
 ケンタウルス祭の夜、川に落ちた友人を助けようとして、流されてしまったカムパネルラと、主人公のジョバンニが、銀河鉄道に乗って不思議な旅に出る物語。しかも単なる童話ではなく、しっかりと科学的に裏付けされたお話です。
 初秋の星空で、銀河ステーションからサザンクロス駅まで、銀河鉄道に乗って、天の川下りを楽しんでみましょう 。
 今月の生解説
   「やぎ座のしっぽはなぜ魚?」
  9月1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 夏から秋の星座へと移り変わるちょうどこの時期、南の空で輝くやぎ座は夏の星座?それとも秋の星座?お誕生日の星座で有名なのに何故か控え目。しかもしっぽは魚。やぎ座の秘密を探ります。
   「太陽系外にも惑星がある!」
  9月15日(日)、16日(月祝)、21日(土)、28日(土)
   午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 秋の夜、南の空の中ほどの 高さにどっしりと光る土星が見ごろを迎えます。土星は太陽の周りを回る惑星ですが、太陽系の外の宇宙にも惑星あるのでしょうか?秋の夜空、遠くの惑星のお話です 。
   「大彗星現る!?」
  9月22日(日祝)、23日(月)  午前11時、午後1時、午後2時30分
   29日(日) 午前11時
   語り:アイ・プラネッツ
 この秋大彗星になると予想される紫金山・アトラス彗星。そもそも彗星とはどんな天体なのか?予想通りに明るくなるのでしょうか?彗星の不思議についてお話しします。
 中秋の名月
 満月は、ほぼ一ヶ月 に一回巡ってくるのに、どうして秋の満月だけ特別に祝うのだろう。
 中秋の名月は、必ず旧暦の八月十五日に祝うと決まっている。八月は夏なのになぜ秋かというと、太陰太陽暦(旧暦)では七月、八月、九月を秋として、七月を初秋(孟秋)、八月を中秋(仲秋)、九月を晩秋(季秋)と呼んでいたので、八月十五日は中秋となるわけだ。名月と付いているわけは、旧暦八月は大陸の乾燥した空気が秋風となって流れ込んできて、透明度が良くなり、一層月の光が冴えるからである。
 ちなみに「ちゅうしゅう」には、「中」と「仲」両方の漢字があてられるが、「仲秋」は旧暦八月を、「中秋」は旧暦八月十五日を指すことばだ。
 今年の中秋の名月は、九月十七日に当たっている。旧暦と実際の月の動きには誤差があるため、満月一日前の東側がやや欠けた名月となる。

 アイプラかわら版 葉月(2024年8月)
 今月の特別投映
  音楽の星空「歌とピアノとサウンドオブアース2024」
  日時:8月25日(日) 午後2時30分~ 予約受付期間 8月11日(日)~24日(土)
  語り アイ・プラネッツ
 
  演奏 歌:Yuko Matsushita、ピアノ: 丹羽和代
        豪州先住民の笛:三島 ヒロキ
 夏休み最後の日曜日にお届けする、フレンドリーなプラネタリウムコンサート♪ 今夜の星空を楽しくご案内した後は、満天の星の下でのコンサートタイムをごゆっくりとお楽しみ下さい。素敵な歌とピアノに自然の音色を奏でるオーストラリア先住民の笛didgeridooの音を重ね、過ぎ行く夏の夜空と地球の音色をお届けします。皆さんでお楽しみください。
 今月の特別投映
  楽しい天文学
  日時:8月6日(火)、7日(水)、8日(木) 午後4時~午後5時30分
   予約受付期間 7月23日(火)~8日4日(日)
  語り 天文研究家 浅田英夫

 プラネタリウムで楽しく学ぶ全三回の天文学基礎講座。
★8月6日「星座と星の動き」
  星の動き、星の色や明るさについて、わかりやすく解説。
★8月7日「太陽系と惑星たち」
  太陽・月そして惑星など太陽系の成り立ちを解説。
★8月8日「宇宙の果てまで」
 宇宙の成り立ちや果て、星の一生について楽しく解説。
 今月の生解説
   「ペルセウス座流星群を見よう」
  8月10日(土)、11日(日)、12日(月祝)  午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 流れ星(流星)を見たことはありますか? 8月は、流星がたくさん見られるペルセウス座流星群が12日から13日にピークを迎えます。そこで流星やペルセウス座流星群の正体、楽しみ方についてお話しします。
   「天の川ってなあに?」
  8月17日(土)、18日(日)、24日(土)、31日(土)
   午前11時、午後1時、午後2時30分
   25日(日) 午前11時
   語り:アイ・プラネッツ
 8月2日から4日は安城七夕まつり。七夕と言えば、天の川ですね。星が良く見える場所に行くと、織姫星と彦星の間を光芒が流れているのが見えます。天の川って何でしょう?その正体に迫ります。
 8月7日は立秋
 8月7日は二十四節気の立秋。天文学的には、太陽が黄道座標の経度135度に太陽が位置するときだ。星座ではかに座に当たる。
 暦の上ではこの日を境に秋に入りこれ以降は残暑となるわけだが、実際は最高気温を記録することもあるし、寝苦しい熱帯夜が続くこともある、名ばかりの秋。  では、なぜこの日を秋の始まりの日としたのだろう? 立秋は、夏至と秋分の真ん中の日に当たる。ところが夏至から立秋までは、太陽の南中高度は七度しか低くならないが、立秋から秋分までは十六度も低くなるのだ。暑さ寒さは、ほぼ太陽の南中高度で決まるので、立秋以降は太陽高度がどんどん下がり、朝晩はどんどん秋の気配が感じられるようになるというわけだ。
 まさに、先人の研ぎ澄まされた感性に培われた言葉と言えるだろう 。

 アイプラかわら版 文月(2024年7月)
 今月の特別投映
  プラネタリウムスペシャル「彗星と流星と隕石」
  日時:7月14日(土) 午後2時30分~
 予約受付期間 6月30日(土)~7月13日(金)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
  演奏 ヴォーカル:大友玲子  ビブラフォン:山下真理
 星空の中に見られる流星(流れ星)や彗星(ほうき星)は、とても神秘的で
ロマンを誘います。この流星や彗星、また地上に落ちてくる隕石はどんな天体なのでしょう。
 今年大彗星になると期待されている紫金山・アトラス彗星や八月十二日極大を迎えるペルセウス座流星群、また近年東海地方に落ちた隕石についてなどを、ジャズを聴きながら紹介します。
 今月の生解説
   「赤い目玉のさそり」
  7月6日(土)、7日(日)、13日(土)、15日(月祝)
    午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 七月の声とともに、夏の代表星座さそり座が南の空に昇ります。そのさそり座の胸元で赤く輝く星がアンタレス。宮沢賢治氏が星めぐりの歌の中で「赤い目玉のさそり」とうたった星。さそり座やアンタレスの謎に迫ります。
  「てんびん座ってだれのもの?」
  7月14日(日) 午前11時
   語り:アイ・プラネッツ
 夏の足音が聞こえるころ、夜空は春から夏の星空へと移り替わり、その境目にはバランスをとるかのようにてんびん座が輝きます。重さを量る道具のこのてんびんは、だれの持ち物だったのでしょう?
   「夏の大三角を探そう」
  7月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
    午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 暑さが本格的になる頃、夜空では明るい3つの星でできる夏の大三角が見頃を迎え始めます。街中でも見つけることのできる、この夏の大三角の星々の秘密を一緒に探ってみましょう。
 七夕祭
 七月七日は七夕祭。天の川の両岸に別れた牽牛と織女が年に一度デートができるという中国の伝説だ。ところが七月七日の宵は、まだ梅雨で天気もすっきりしないうえ、天の川の高度が低くあまりはっきり見ることができない。
 では、なぜそんなときに七夕祭を行うのか?理由は簡単。今と昔では、使っているカレンダーがちがうからなのだ。明治五年までは月の運行を基準にした、陰陽暦(旧暦)を採用していた。もちろん七夕も旧暦の七月七日と決めていた。
 旧暦は今の暦よりも約一ヶ月遅れている。たとえば今年の旧暦の七月七日は、今の暦では八月十日になる。この頃なら梅雨も完全に明け天の川も高く昇り、七夕祭にふさわしい星空となるというわけだ。この旧暦の七夕のことを、近年は、伝統的七夕とも呼んでいる。

 アイプラかわら版 水無月(2024年6月)
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「冥王星発見物語」
  日時:6月29日(土) 午後1時00分~
 予約受付期間 6月15日(土)~28日(金)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 太陽系最果ての惑星として1930年にアメリカのクライド・トンボーによって苦労の末発見された冥王星。ところが、2006年の国際天文学連合総会で、冥王星は惑星から準惑星に格下げされてしまいました。
 そこでそんな数奇な運命を持つ冥王星にスポットを当て、発見の経緯、準惑星に格下げされた理由、惑星探査機ニューホライズンズがとらえた冥王星の素顔などを最新情 報と共に紹介します。
  星とアロマのひととき「七夕物語~この想い星に届け~」
  日時:6月28日(金)、29日(土) 午後7時00分~
 予約受付期間 6月14日(金)~28日(金)
  語り アイ・プラネッツ
 
 天の川を挟んで輝く織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)。 七月七日の夜、一年に一度だけ逢う事を許された二人の少し切ない物語。
 中国で生まれた七夕物語はアジア各地に広がり、約三千年の時を経て現代まで語り継がれてきました。
 涼やかなアロマの香りに包まれた満天の星の中で、織姫と彦星が夏の夜空に織りなす物語に思いを馳せて、あなたの大切な想いを星に届けてみませんか?
 今月の生解説
       「春の大曲線をたどろう」
  6月1日(土)、2日(日) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 北斗七星の柄から、うしかい座のアルクトウルスを経ておとめ座のスピカまで伸びる雄大な「春の大曲線」。今宵は、この大曲線をたどり、ここに埋もれている星座たちを、詳しく紹介します。
       「うしかい座を探そう」
  6月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 初夏になりましたが、まだ春の星座たちが宵の空高く見えています。 そこで、今回はアルクトウルスを主星にしたうしかい座と、勇者アトラスが背負った苦難の神話に迫ります。
       「てんびん座ってだれのもの?」
  6月22日(土)、23日(日)、30日(日) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 夏の足音が聞こえるころ、夜空は春から夏の星空へと移り替わり、その境目にはバランスをとるかのようにてんびん座が輝きます。重さを量る道具のこのてんびんは、だれの持ち物だったのでしょう?
 水無月
 六月の和名は水無月。梅雨の真っ最中だというのに水が無いとはどういうこと?実は和名は旧暦の月の名。旧暦は新暦より約一か月遅れているので、旧暦六月は、新暦の七月にあたる。つまり、旧暦六月になると梅雨が明け、晴天が続くようになり、雨が降らなくなるので、水無月と名付けた 。

 アイプラかわら版 皐月(2024年5月)
 今月の特別投映
  音楽の星空「ふらっと星旅、あの曲をおともに」
  日時:5月26日(日) 午後2時30分~
 予約受付期間 5月12日(日)~25日(土)
  語り アイ・プラネッツ
 
 あの日あの時、あの星空のもとで聴いた、とっておきの音楽にのせて星空へ!
果てない宇宙へ!ふらっと出かけましょう。
 遠い昔、ギリシャの人は星々を繋いで自分たちだけの星座を見つけ、旅する人は星に導かれて行くべき道を手繰(たぐ)ったといいます。
 あなたはどんな時に星空を見上げますか? 幾多の時を経て今も変わらず静かな光を地上に注いでいる星や星座のエピソードも紹介します(CD音源使用)
 今月の生解説
       「南十字星を見に行こう」
  5月3日(金祝)、4日(土)、5日(日)、6日(月祝)、11日(土)、12日(日)、
   18日(土)、19日(日) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 風薫る五月。おとめ座が南の空でくつろぐころ、地平線の少し下で南十字星が南中します。星が好きになると、一度は見たい南十字星、サザンクロス…なんと南国情緒溢れる響きでしょう。日本(本土)からは、見ることが難しいだけになおさら想いが募ります。今夜は常夏の南国に出かけ、南十字星を中心にエキゾチックな南天の星座たちを満喫しましょう。
       「春の大曲線をたどろう」
  5月25日(土) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   26日(日) 午前11時、午後1時
   語り:アイ・プラネッツ
 北斗七星の柄から、うしかい座のアルクトウルスを経ておとめ座のスピカまで伸びる雄大な「春の大曲線」。今宵は、この大曲線をたどり、ここに埋もれている星座たちを、エピソードを交えながら詳しく紹介します。
 二つの麦星
 さわやかな日差しが降り注ぎ、あまりの心地よさに眠気を誘う五月。宵空には化け物星座たちが南中してのんびり昼寝をしているようだ。
 北斗七星の柄の曲がりに沿って、うしかい座のアルクトウルス、おとめ座のスピカを貫くように伸びる春の大曲線が南中している。アルクトウルスは全天で三番に明るい恒星。「熊の番人」という意味だ。日本では黄金色の輝きから「麦星」と呼ばれる。一方スピカは「麦の穂」という意味だ。これはおとめが持っている麦の穂のところで輝くことからついた名前である。それにしても日本では色を見て直感的にアルクトウルスを麦にたとえ、西洋では,星座絵から論理的にスピカを麦にたとえる感性の違いがおもしろい。ところでスピカのことを日本では清純な青白い輝きから、「真珠星」と呼んでいる。まさに春の金星銀星といったところ 。

 アイプラかわら版 卯月(2024年4月)
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「北斗七星物語」
  日時:4月21日(日) 午後2時30分~
 予約受付期間 4月7日(日)~20日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 季節を紡ぐように北極星の周りをまわる北斗七星。北斗七星が宵の北東の空に姿を見せると、春の到来を感じます。
 北斗七星が作る七つの星の配列は、ひしゃくだけでなくスプーンやしゃもじ、荷車や死神などに見立てられてきました。また、北斗七星にまつわるエピソードや物語は、古今東西世界中で育まれたため多種多様です。
 今回は、ギリシャ神話だけでなく様々な切り口で、北斗七星にまつわるすべてを.紹介します。
 今月の生解説
       「獅子と狛犬阿吽の呼吸」
  4月6日(土)、7日(日)、13日(土) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 しし座は古代バビロニアで 生まれた星座ですが、沖縄の シーサーや日本の狛犬とも関係があるようです。どんな繋 がりがあるのか、その謎を解きます 。
       「幻のねこ座を探せ!」
  4月14日(日)、20日(土)、27日(土)  午前11時、午後1時、午後2時30分
   21日(日) 午前11時、午後1時
   語り:アイ・プラネッツ
 十九世紀初頭、ねこ座を描いた人がいました。フランスの天文学者、ジェローム・ラランド。このねこ座、いったいなぜ作られ、そしてどこにあるのでしょうか?
       「南十字星を見に行こう」
  4月28日(日)、29日(月祝) 午前11時、午後1時、午後2時
   語り:アイ・プラネッツ
 春の星座たちが夜空を埋め尽くすころ、おとめ座の下には、からす座が見えていますが、そのずっと南の地平線の下には、あの有名な南十字星が隠れています。今夜は常夏の南国に出かけ、南十字星を中心にエキゾチックな南天の星座たちを満喫しましょう。
 宇宙の覗き窓
 桜の花が満開になって、本格的な春が訪れる四月。にぎやかだった冬の星座たちは、天の川とともに西に傾き、代わって冬眠から覚めたばかりのおおぐま座・かに座・しし座・うみへび座といった化け物星座たちが勢ぞろいしている。 それにしても冬の星座に比べると、春の星座の星数の少ないこと。これは地球から私たちが春に見上げる星空が、ちょうど天の川銀河の薄い方向にあたるからだ。しかし星の数が少ないおかげで、宇宙のはるか彼方まで見通すことができるというメリットがある。だから春の星空では、天の川銀河の遠方にある山ほどの系外銀河を見ることができる。とくにおおぐま座・かみのけ座・おとめ座にかけては、星図に描ききれないほど系外銀河がぎっしり埋もれている。  まさに、春の星空は宇宙に空いた覗き窓と言えるだろう。

 アイプラかわら版 弥生(2024年3月)
 今月の特別投映
  プラネタリウム誕生100周年スペシャル「ガリレオが観た宇宙」
  日時:3月24日(日) 午後2時30分~
 予約受付期間 3月10日(日)~23日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
  演奏 プラネット・ラブ
 1543年、コペルニクスが地動説を発表しましたが、ローマ教会はそれを否定し天動説に固執したのです。
 ところが1609年にガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向け地動説の正しさを立証し、ローマ教会と闘いながら科学という学問の扉を開いたのです。ガリレオが見た宇宙とはどんな世界だったのでしょう? 天文学上の重要な発見を紹介 します。
 今月の生解説 「冬の夜空の双子星」
  3月2日(土)、3日(日)     午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 冬の大三角の北には、二人の少年が仲良く並ぶふたご座が登場しています。双子の名前はカストルとポルックス。この二人の物語を中心にふたご座の魅力に迫ります。
       「春一番のかに座」
  3月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)
    午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 ふたご座が西に傾くと春のトップバッターのかに座が天頂近くに昇ります。黄道十二星座の中ではあまり目立ちませんが、かに座の魅力を余すことなく紹介します。
       「誕生日星座のなぞ」
  3月20日(水祝)、23日(土)、30日(土) 午前11時、午後1時、午後2時30分
    24日(日) 午前11時
   語り:アイ・プラネッツ
 西洋占星術でおなじみの黄道十二星座。この十二の星座はどのように創られ、どのように誕生月の星座に割り当てられたのでしょう。黄道十二星座の謎に迫ります。
       「獅子と狛犬阿吽の呼吸」
  3月31日(土) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 しし座は古代バビロニアで 生まれた星座ですが、沖縄の シーサーや日本の狛犬とも関係があるようです。どんな繋 がりがあるのか、その謎を解 きます 。
 春分の日
 3月20日は春分。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りに、この日を境に、昼間の時間が長くなり、地上は柔らかな日差しで満たされるようになる。そのぬくもりに誘われるように、冷たい地中で冬眠していた虫たちが、光を求めて活動を始める。この世の生きとし生けるものすべてが生き生きと輝き始める「春」。
 その境となる「春分の日」に「自然をたたえ、生命をいつくしむ日」という意味を持たせる感性は、四季という豊かな自然の営みのなかで育まれた日本の文化と、そこで生きる私たち日本人の心が生み出した大切な宝物。
 春分の日には、今一度自然の中で自然とともに生きるということのありがたみを考えてみたい。

 アイプラかわら版 如月(2024年2月)
 今月の特別投映
  あんプラスペシャル「今年注目の天文ショー」
  日時:2月25日(日) 午後2時30分~
 予約受付期間 2月11日(日)~24日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
 2024年の星空の世界では、私たちにどんな素晴らしい天文ショーを見せてくれるのでしょう。
 今年は国内では、残念ながら日食も月食も見ることはできませんが、土星が月に隠されるとても珍しい土星食が7月25日と12月8日に見られます。また、秋には紫金山・アトラス彗星が肉眼で見えるかもしれません。流星群は、ペルセウス群が高条件です。 これら今年注目の天文ショ ーの楽しみ方を詳しくご案内 します。
 今月の生解説 「夜空を飾る冬のダイヤモンド」
  2月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日祝) 
    午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 凍てつく冬の夜空には七個の一等星が輝いています。その中の赤い一等星を中心に六つの星を結んでできる星空からの贈り物「冬のダイヤモンド」をたどります。
       「カペラ輝くぎょしゃ座」
  2月12日(月振休)、17日(土)、18日(日)、23日(金祝)
     午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 ぎょしゃ座で輝く一等星カペラは、秋の訪れとともに北東の空低い位置に姿を見せ様々な色に見えることから虹星と呼ばれています。そんなカペラとぎょしゃ座のすべてを紹介します。
       「冬の夜空に浮かぶふたご座」
  2月24日(土) 午前11時、午後1時、午後2時 25日(日)午前11時、午後1時
   語り:アイ・プラネッツ
 冬の大三角の北には、二人の少年が仲良く並ぶふたご座が登場しています。双子の名前はカストルとポルックス。この二人の物語を中心にふたご座の魅力に迫ります。
 絢爛豪華 冬の星空
 オリオン座が宵空に南中する2月は、寂しい秋と春の星座に囲まれた冬の星座が、一段と華やいでいるときだ。
 オリオン座の赤いベテルギウスと白いリゲルだけでも十分に目立つのに、おうし座の赤い目アルデバラン、クリーム色のぎょしゃ座のカペラ、金色に輝くふたご座のポルックス、白く光るこいぬ座のプロキオン、全天一の明るさを誇るおおいぬ座のシリウス。さらに南の地平線スレスレのりゅうこつ座のカノープスと、全天に21個ある一等星のうちの8個が冬の星座の中で輝いている。しかもそれらがシンチレーションの影響でダイヤモンドのようにキラキラまたたくのだから、それはもう絢爛豪華以外の何者でもない。
  さらに西の空には幸せの星木星が輝いている。そして東の空には春を告げる星座しし座が昇り、ほんの少し春の気配を感じさせてくれている 。

 アイプラかわら版 睦月(2024年1月)
 今月の特別投映
  新春スペシャル「古典の中の宇宙」
  日時:1月13日(土) 午後2時30分~
 予約受付期間 1月4日(日)~1月12日(土)
  語り 天文研究家 浅田英夫
 
  演奏 雅楽 おかげん雅楽会
 冬の凍てつく寒さの中で冬の星座たちが、東の空で神々しく輝いています。その中で真っ先に天頂に駆け上がる「おうし座」。 「おうし座」には、平安時代の女流作家清少納言が綴った「枕草子」や鎌倉時代の藤原定家が書いた日記「明月記」などの日本古典文学に関わりの深い星たちが埋もれています。 雅楽の雅な調べとともに、冬の星空をながめながら、古典の中の星空に浸りましょう。
 今月の生解説 「新年の煌めく星空」
  1月6日(土)、7日(日)、8日(月祝) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
  研ぎ澄まされた夜空では、オリオン座を中心に、色とりどりの明るい六つの星たちが、大きな冬のダイヤモンドを創っています。この冬のダイヤモンドをたどりながら、冬の星座たちをご案内します。
       「オリオン大星雲の謎」
  1月13日(土)午前11時、14日(日) 午前11時、午後1時、午後2時30分
   語り:アイ・プラネッツ
 オリオン座の三ツ星の南には、小三ツ星が縦に並んでいます。その中心は、少しぼんやりとにじんでいます。これがオリオン大星雲。大星雲の中では何が起こっているのでしょう。その謎に迫ります。
       「まあかわいい!おうし座の魅力」
  1月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
 午前11時、午後1時、午後2時
   語り:アイ・プラネッツ
 冬の代表的星座の一つ、おうし座には見どころ満載です。牡牛の顔に当たるヒヤデス星団、そして、かわいくまとまったプレアデス。プレアデスは、清少納言の枕草子にすばるの名で登場します。おうし座の魅力をたっぷりご紹介します。
 謹賀新年
 新年あけましておめでとうございます。除夜の鐘をききながら、凛とした真冬の夜空を見上げると、そこには2024年を迎えても、何の変化もなく、いつもと同じように星座たちが出迎えてくれる。  
 オリオン座を中心に、三つ星を北西の方向に延ばすと、おうし座があり、南東の方向に延ばすと、おおいぬ座がある。当たり前のことだと言ってしまえばそれまでだが、何もかもがめまぐるしく変化する時代に、祖先が見上げた星空を、今自分も眺め、自分の子孫も同じ星空を見上げるのかと思うと、いつも星空は、私たちを見守ってくれているようで、なんだかとてもうれしくて、より愛おしく思えて感謝の気持でいっぱいになる。
 今年はこれまで以上に、その感動をプラネタリウムを通して、多くの方々と分かち合いたいと思う 。