ゆめあるまち・・・

●合併に関しての私の意見・・・

「債務超過に陥ったがための止むを得ない合併」(後追いの合併)ではなく、「地方分権時代に相応しい魅力ある自治体をつくるための合併」(先を見越した合併)であるなら賛成です。
 最近の民間企業の例では、前者が「東海銀行、三和銀行、東洋信託銀行が合併したUFJホールディングス」とすると、後者は、「豊田紡織とアラコとタカニチの合併で誕生するトヨタ紡織」であるのかも知れません。
 個別の銀行の不良債権処理が進まない体質のままで合併したUFJは、合併して大きくはなりましたが、債務が無くなったわけでは無く、むしろ、規模が大きくなったことによって、個別の問題点が見えにくくなってしまったような気もします。
 一方、トヨタ紡織の場合は、合併前の豊田紡織、アラコ、タカニチはそれぞれ、ひじょうに業績が好調で、1社だけでも十分魅力がある企業同士の合併ということで、更なるパワーアップが期待でき、未来を見据えた合併であるといえます。
 合併については、より多くの方々のご意見を踏まえていくことは勿論のことですが、まずは、知立市自身が、地方分権時代に相応しいより魅力あるまちになっていくことが基本であると思います。