ゆめあるまち・・・


○平成17年・企画文教委員会先進事例調査
 毎年、議員の所管する委員会ごとに、他都市の先進事例の調査をさせていただいています。様々な取り組みを調査させていただき知立市においても採用できるものがあれば、積極的に採り入れるように働きかけをしていきます。今回は、下記のとおり実施いたしました。

●日  時 :平成17年10月19日(水)から20日(木)
●調査市 :学校給食センター(出雲市)、男女共同参画の取り組み(大田市)

【島根県出雲市】

○島根県出雲市(ホームページ)の概要(東洋経済発行の都市データバンクより)

 項 目   出雲市  (670市の内)   知立市  (670市の内)
面  積      543.42ku  (80位)  16.34ku  (649位)
人  口  147,125人  (156位)  61,240人  (371位)
財政力指数    0.60  (394位)    0.94  (76位)
公債費負担率   20.2%  (595位)   10.0%  (50位)
下水道普及率   27.3%  (559位)   34.1%  (442位)
ゴミ排出量1人あたり   1,109g/日  (494位)   906g/日  (168位)
持ち家比率   72.3%  (325位)   53.2%  (592位)

〇出雲市学校給食センター
(1)4つのねらい・・・

@安全でおいしい給食
 食材の安全性を確保するために、常に正確な情報収集に努め、危機管理を図る。
A生きる力を育む給食
 健康教育の教材としての給食、そして、家庭での食生活に活かせる給食を目指す。
B学校、家庭、地域と連携した協働の給食
 食材の生産者や家庭・地域との連携を深め、開かれた学校給食の実現に努める。
C豊かな食文化を伝える給食
 地域で育まれた郷土食を積極的に取り入れる。

(2)施設の概要
@構造:鉄筋、一部2階建て
A面積:敷地全体10,001u、建物3,406u
B調理能力:11,000食/日
C施設の特徴:フルドライシステムの採用、調理過程に応じた施設の区画化、露出物の少ない調理室、大型フアンによる強制給排気

(3)所感
知立市の学校給食センターは、南陽2丁目(大山病院の近く)にあるのだが、昭和42年からのものであるということで、老朽化が目立ち、現在、建て替えを目指して基金を積んでいるところである。
出雲市の学校給食センターは、平成14年に建設されたばかりの真新しい施設ということで、衛生管理上の様々な配慮がされていることは勿論のこと、学校給食センターを市の「食の教育」の拠点施設として位置付け、多様な取り組みをしているところである。
例えば、学校給食センターのホームページには、学校給食の献立表の他、レシピが掲載されており、家庭で手軽に作れるように配慮されている他、学校教育の中での食育に関しての授業風景などもそのホームページに掲載されているなど、学校、家庭、地域と連携した協働の給食というねらいのもと、出雲市が食育にかなり力を注いでいることがよくわかる。
また、本年度中に、食育に関する条例を施行する予定ということで、条例が出来次第参考にさせていただきたいと思っている。
知立市の現在の学校給食センターの主な状況について記載しておく・・・。
(1)給食開始:昭和42年7月
(2)面積:2586u(敷地)、1570u(建物)
(3)構造:鉄骨造り、平屋で一部2階建て
(4)職員構成:事務4人、栄養士3人(県職)、調理員11人、パート調理員(午前)19人、(午後)20人、委託運転手3人、計延べ60人
(5)処理能力:1日最大10,000食
(6)給食配食校:小学校7校、中学校3校
(7)給食食数:小学校4,471食、中学校2,020食
(8)給食費:小学校220円、中学校250円
(9)年間給食回数:195回


【島根県大田市】

○島根県大田市(ホームページ)の概要(東洋経済発行の都市データバンクより)

 項 目   大田市  (670市の内)   知立市  (670市の内)
面  積      332.67ku  (159位)  16.34ku  (649位)
人  口  33,423人  (649位)  61,240人  (371位)
財政力指数    0.32  (621位)    0.94  (76位)
公債費負担率   22.2%  (639位)   10.0%  (50位)
下水道普及率   0.0%  (683位)   34.1%  (442位)
ゴミ排出量1人あたり   1,004g/日  (336位)   906g/日  (168位)
持ち家比率   82.1%  (100位)   53.2%  (592位)

〇男女共同参画センター(アステラス)
(1)施設概要

(2)実施事業
@女性のための創業塾
 創業に向けて具体的にアクションを起そうとする女性を対象に事業計画等の作成などを研修してもらう。
A男女共同参画基礎講座
 「メデイア」、「地域づくり」、「女性と人権」の3つのテーマで開催する。
Bパソコン研修
 託児サービスもある。

(3)所感
男女共同参画センターは県の施設であることから、島根県は、県を挙げて男女共同参画に取り組んでいることがうかがわれる。
とりわけ大田市にあっては、「大田市男女共同参画推進条例」があり、その中で、市、市民、事業者の責務などを規定している。
大田市は昭和63年、「レディーGO21プラン」を立ち上げるなど、早くから、女性の視点をまちづくりに生かそうという取り組みをしてきた。しかし、現実においては、まだまだ性別による差別的なものが、社会通念や慣習、また制度として残っているということで、本年度、「大田市男女共同参画推進条例」を施行をしたということである。
この条例の目的は、全ての男女が互いに尊重し、パートナーと認め合い、その個性と能力を充分に発揮し、あらゆる分野に対等に参画できる男女共同参画社会を実現させるということであり、職員の研修、住民への啓発、各種委員会の女性登用、市民意識アンケートなど様々なことを実行している。
そんな中で、女性の方ばかりを集めた女性議会は、なかなか面白い取り組みである。
各地域や各種団体の女性有志を募って、通常の議会形式で行なったということで、環境問題、福祉問題など、ひじょうに熱気有る議論がなされたということである。
私は、男らしさ、女らしさということを全く否定してしまうということは反対であるが、女性蔑視という風潮がまだまだいろんなところで見え隠れしており、そうした空気は一掃していかねばならないことは感じる。
知立市でも平成11年に知立市男女共同参画プランを策定し、各種審議会への女性比率の向上や、女性職員の役職者への積極的登用などを行なってきているが、施策としてはまだまだ腰が引けている感が有る。
男女共同参画のための中途半端な対応は、却って女性蔑視を増幅させてしまったり、また、変な偏見を作ってしまいかねず、きちんと説明をしていきながら、本腰を入れて取り組む必要があることを感じる。