ゆめあるまち・・・


○第64回全国都市問題会議
 毎年、ひとつの大きなテーマを決め、公演や、シンポジウムを行っています。全国各地より市長、その所管部長、議長、議員などが参加しています。私の所属する会派であります市政会では、毎年参加しているということで、本年も市政会14名で参加をしてきました。(予算は、市議会議員1名当り年間18万円与えられる政務調査費の1部を執行させていただきました。)

●日   時:平成14年10月31日(木)、11月1日(金)
●会   場:長崎県佐世保市
●テ ー マ:子どもの健やかな成長と都市
●内   容:○子どもをめぐる人間環境を考える○子育て力のあるまちをつくる○行政による子どもの育成支援を充実させる○子どもに対する育成支援の先進事例を学ぶ

(1)基調講演(北里大学:養老孟司)
@都市とは何か
 都市は自然を排除する。都市は人工、子どもは自然である。よって、都市化はそのままでは子どもにとっては逆行することを押さえておく必要がある。
A都市は情報化社会を導く
 データと、情報(情けの在る言葉)の選別。自分が必要な情報の選別。情報の真偽の選別。

(2)主報告(佐世保市長:光武顕)
@市長の企業への手紙(授業参観に男親の参加を促すため)
 
(3)一般報告(お茶の水女子大学教授:藤原正彦)
@論理よりも感性・情緒が大切
 論理の出発点は仮説がある。仮説を構築するのは、論理でなく感性である。悪い意味での頭の良い人は、AならばB。BならばC。CならばD・・・・。と論理的な組み立ては正しく展開するが、なぜ最初にAを選択したかというところで、大きな誤りをする場合がある。そうすると、論理的展開が長くなればなるほど、選択の誤りの気付きが遅くなる。
A正義感の欠如
 今の知識人は論理的に優れていても感性が鈍っている。 真のエリートは、感性の鋭さをも兼ね備えたひと。正義感は、論理では生まれない。愛も論理では生まれない。
B愛が大切
 郷土愛、家族愛、人類愛など・・・・。真の国際人とは、愛する感性の鋭い人。

(4)一般報告(春日井市長:鵜飼一郎)
@方針
 ・子どもの最善の利益が尊重される育成環境の実現。・家庭を基盤とした子育て環境の実現。・安心して子育てができる社会環境の実現
A春日井市安全アカデミー「子育ちコース」
 ボニターの育成(ボランティアとモニターの造語)

(5)一般報告(フェリス女学院院長:小塩節)
@子どもの孤立化
「人に迷惑をかけちゃいけません」はある意味で、子どもの孤立化を生む。家庭でも、夕食にみんなでテレビを見ながらということで、会話も無くなって来ている。また、日常のあわただしさで、子どもにかまう時間が減ってきている。
Aことばの大切さ
・本の読み聞かせはひじょうに子育てで大切。

(6)パネルディスカッション
・「育児が楽しくらくにできるまちづくりのために」(東京大学大学院教授:汐見稔幸)
・「子どもの健やかな発達を支える環境要因」(お茶の水女子大学助教授:菅原ますみ)
・「開かれた学校」づくりを目指して(埼玉県立芸術総合高等学校長:益子幸雄)
・「子どもの健やかな成長と都市」について(兵庫県芦屋市長:北村春江)
・楽しく学ぶ「孔子の里」多久(佐賀県多久市長:横尾俊彦)