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■□ 大村ひであき活動レポート 2004/05/20
■■ http://www.ohmura.ne.jp/
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≪今こそ年金制度改革の本質的議論に全力を≫
国民年金の保険料未納・非加入をめぐって与野党ともに国会の混乱が続いています。私自身は35歳まで公務員の共済年金。その後,国民年金となり今日まですべて加入,支払いを済ませていますが,この際,自身の経験も含めて,私の率直な考えを申し上げたいと思います。
私は今から9年前の1995年7月,農水省の職を辞し小選挙区制度の下での初めての衆議院選挙に出馬すべく,生まれ育った故郷愛知に戻りました。その際,妻子はとりあえず東京の方に残して単身自分の実家に帰ったわけですが,当時子供が3人で小さく(5歳,3歳,1歳),いつ熱が出たり病気になっても困るので,とにかく医療保険は一日の空白もなく変えなければということで地元の市役所で手続きをしました。そうすると当然,隣の窓口でということで,あわせて国民年金の加入の手続きも行いました。当時は職を辞して選挙の準備ということで基本的にはまとまった収入は無く,私の実家も父は大工であり,とても経済的な余裕などありませんでしたが,市役所からの納付の通知を受けてその都度窓口で払っていました。(その後,国会議員となり,経済産業省と内閣府の大臣政務官を歴任しましたが,年金は役所の事務方にも確認しそのまま国民年金に加入し続け,現在に至っています。)
我々のような小市民(庶民と言ってもいいが)というのはそういうものです。たとえ経済的に余裕が無くても役所から通知が来れば,黙々ときちんと払う。そういう多くの善良な小市民が,年金や医療保険のような社会保障制度を支え,日本の社会を支えているのです。そういうことに思いを致せば,私は,今回の国会議員の国民年金保険料の未納の問題については,ほとんどの議員が「ついうっかり」とか,「ドタバタして失念してしまった」ということだろうと思い,悪意だとは思いませんが,やはり一度は胸に手を当てて反省してもらいたいと思います。そして,その上で,年金制度間の連絡,連携の悪さや制度が分立していることの矛盾やムダをいかに解消し,改善していくかに力を注いでもらいたいと思います。
今国会も残り1ヵ月を切りました。急速に進行する少子高齢化の中で年金制度基盤を安定させていくためには,基礎年金の国庫負担割合の引き上げ,負担と給付のバランスをとる(現行制度のままでは年金保険料負担が26%にもなってしまうのを18.3%に抑える)ことなどを内容とする今回の改正法案は1日も早く成立させていなければなりません。既に厚生年金も国民年金も単年度では赤字となっており,これを放置することは将来の年金給付のために積み立てた基金を先喰いしてしまうこととなり,まさに将来の世代へのツケ回しになります。先送りは許されません。
そして,その上で,私がかねてから主張している年金制度の一元化に向けた抜本改革の議論を,自民,公明,民主の3党合意に基づいて,精力的に進めていくべだと考えます。
年金加入者7千万人。年金受給者3千万人。年間の年金額42兆円。日本国民すべてに関係する巨大な制度であるこの年金制度を安定した持続的なものにしていくため,今こそ我々は国民の皆さんの負託を受けて,制度改革の本質的議論に全力を傾けるべきときです。