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ベストセラーとなっています「バカの壁」の著者養老孟司氏は、今日の少子化の要因として、「効率的なもの、合理的なもの、また、便利なものに至上の価値観を持つ社会風潮」を挙げていらっしゃいます。
子育てというのは、工場で物を生産するように、必ずしも効率的に進むものでは無く、また、必ずしも、親の希望通りに子どもが成長していくものではありません。
しかし、そうした子どもの成長過程におけるもどかしさこそが、何にも代え難い幸せであることを感じるものです。
世の中が便利になり、却って何かしら生活が忙しく、慌しくなってきているように思います。
「忙しい」という字も、「慌しい」という字も「心が亡くなる」と書きます。
心が亡くなると、子どもの悩みを何気なく「聞く」だけで、しっかり「聴く」事ができず、また、曖昧に「答える」だけで、適切に「応える」ことができないと言われています。
子どもたちは、大人の私たちが想像する以上に、日々、刺激を受け、喜怒哀楽豊かにときを歩んでおり、日々の慌しいときの流れに身を委ねているだけでは、そんな子どものときの流れや子どもの心の行方が解らなくなってしまいがちです。
PTA活動は、私たち大人が何気なく、また慌しく過ごしているそんな日常のときの流れを、少し立ち止まらせて、子どものときの流れや心の営みを感じ取る良い機会ではないかと思います。
PTA活動を通じて、子どもの通う教室を見、子どもが活動する様々な学校行事に関心を持ち、また、先生方から様々なお話しをお聴かせいただくことで、子どもの視点や心により近づいていけるものと大きな期待をしているところです。
お子様の健やかな成長のため、皆様方にとりまして、楽しく素晴らしいPTA活動となりますことをご祈念申し上げます。
一年間、よろしくお願いいたします。