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川澄さんのアンコールワット旅日記 −2   

アンコールワットの西参道正面に着いた私達は、600mもある参道の長さと
西塔門の荘厳さに感動した。
アンコールワットは南北約1300m、東西約1500mの堀で囲まれている。
是非とも生きている間に1度は皆さんにも行って欲しい所である。
詳しく報告すると楽しみが減ってしまうので、今回は簡単に報告したい。

 アンコールの遺跡群は、9世紀から15世紀にかけて、インドシナ一帯を制圧した
クメール王国の首都の跡である。
都は城壁に囲まれたアンコールトムを中心にして栄え、そのアンコールトムの南に、
12世紀前半に建立されたヒンドウ―教寺院である巨大なアンコールワットという寺がある。

 アンコールワットでは、参道をたどって少しずつ中心に近づいて行き、最後の最後に一番重要な
神々の世界に近いバイヨンと呼ばれる中央塔がある。中央塔は3つの回廊に囲まれている。

第一回廊は壁画の一大ギャラリーである。
そして4箇所の沐浴の池の跡の向こうにデバターのレリーフが美しい第二回廊。
続いて中央の第三回廊に向かうのである。

第三回廊に行くためには、登ることを拒否するかの様な急勾配(約60度強)の階段が待ち受けている。
登っている途中で下を見たら足がガクガクになること間違いナシ。
正直な話、行きはヨイヨイ帰りはコワイの心境になった私である。
恐怖の階段であった。

夕日に映えるアンコールワットを写真に収める為、駆け足で聖池に向かう。
全員年はとっても健脚ぞろい?何とか間に合って西陽に照らされたアンコールワットを
見ることができた。
カンボジアのお金(お札)のデザインとなっている、聖池に映った5基の塔を持つ壮大な
アンコールワットの姿も、うまく写真に収めることができた。

夕闇に包まれたアンコールワットを後に、我々は夕食会場のレストランに直行。夕食は伝統的な
カンボジア舞踊を鑑賞しながら食事をとる。
朝食以外は、食事の時は決まってビールをオーダーし、料金を私が立て替えて後で徴収という
スタイルでズーッと通した。アンコールビールという名前だが、美味しいのでつい
アンコールと言いたくなる。

 ホテルに帰ったらすぐに入浴してベッドイン。
YさんとTさんはツインルーム。我々の部屋は旅費を安くするためトリプル使用である。
Oさん、Kさん、私の3人で使っている。
昨夜はOさんとKさんが早く眠ったので、私は寝付けなかった。その訳は、Kさんは寝言の様に
時々「ムニャムニャ」言うし、Oさんは寝返りを打つたびに「プーッ」「プーッ」とオナラをする。
眠ってもうるさいこの二人。
そういう訳で、なかなか眠れなかったのである。

今日こそは早く寝るぞと真っ先に布団に潜り込み眠った。Zzzzz・・・・・・・。
(アッと言う間の1日であった。明日のメインはアンコールトムだ!)
                        川澄


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