キャッチボールをしよう

        いくら少年野球チームに入ったからといっても、チームの練習時間
        だけで十分というものではありません。チーム練習は、試合に勝つた
        め(というより、野球ができるようになるため)いろいろな練習を、短い
        時間で行わなければならず、野球の基本中の基本、キャッチボールだ
        けに時間を費やすわけにはいかず、なかなかしっかり教えてあげる事
        ができません。時には、今日はこの子とこの子を徹底的に見るぞと意
        気込んでみても、そうそう低学年の子供達はうまく投げれる様にはなり
        ません。最初よりはマシになったかなあと思っても、次の週にはすっか
        り元どおりになって、また1から教え直すの繰り返しです。
        親御さん、特にお母さんが、お子さんとキャッチボールができるのは
        せいぜい小学校3年生位までだと思います。(あくまで球技未経験の
        お母さんです。)この機会にぜひ、お母さん方もボールとグローブを
        持って、お子さんとキャッチボールをしてみましょう。
        コツは、体を大きく使って、腕(肩)を大きく回すことです。ユッタリした
        フォームで、1日30から50球ほど投げれば、肩こりの解消になるかも?




ボールの握り方(左投げ)
人差し指、中指、親指で軽く握ります。
手の小さいお子さんは下図でもOK!



人差し指、中指、薬指、親指で握ります。
ワシ掴みはいけません。
スナップが効かなくなるためです。
注  ボールには、分かり易い様に着色してあります。


モデル  三男 
小2の時 入団1年位
1                                 

まず、投げる相手に対して、キチンと
横を向き、しっかり相手のグローブを
見ます。この時お母さんは、グローブ
を胸の位置に構えます。       

2                                

足を上げて、軸足一本で立ちます。 
この時、フラフラしたり、目線がずれた
りしないよう注意します。        

3                               

テークバックを始めます。       
目線をズラさず、両腕は下から上にあ
げていきます。軸足を少し曲げると、体
重移動がお尻からスムーズにできると
思います。軸足の上に頭があることに
注目してください。            

4                              

そして、シッカリと「大」の字を作らせて
ください。両腕は肩の高さまでで十分
です。この「大」の字ができると、次の
 5から6がスムーズに行えると思います。

5                               

足とつま先を、投げる方へまっすぐ出 
 します。そして、肩・ひじと回転させます。
この時、ひじが肩より下がらないように
注意します。               

6                               

前足に体重を移しながら、ひじを前に
もってきます。するとボールは、頭の上
から出てきます。             

7                               

腕を大きく振り下ろしながら、ボールを
 出来るだけ前ではなします。       


8                               

振り下ろした手は、前足のひざの外側
を通る位振り下ろします。そして、最後
   まで相手とボールから、目をそらさない   
ようにします。               


この画像の中には、まだまだ直す点がいくつかありますが、低学年の子供には
あまり細かい事を言わない方がいいと思います。まずは、投げる時のフォームの
イメージを頭の中に植え付けさせましょう。そしてお子さんに、決して速い球を要求
しないで下さい。山ボールだろうが、ゴロだろうが、真っ直ぐボールが向かってき
たら、それだけでも思いっきりほめてあげてください。                
さあ、お母さんたち、お子さんとキャッチボールをしましょう。
「お母さんとじゃ、つまらない。」って言われる前に!



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