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   MTBをトライアル仕様にしよう!
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マウンテンバイク まずMTBでトライアルをする時に初めにすることは、シートをめいっぱい下げることです。 一般的にトライアルでは座りませんから…
 次にすることは、サスペンション装着車ではセッティングを硬めにしましょう。 これは私個人の主観なのですがあまり柔らかいと反発が使いにくく、アクションのきっかけを見失います。 
 あとは邪魔になりそうなボトルケージや泥除けなどを取り外しましょう。

チェーンリングガード
ダブルギア用リングガードシングルギア用リングガード  MTBでトライアル風に遊ぶためにはまずは「リングガード」の装着から。 立体的な場所を走破するには必需品です。
←左の挿絵はアウターリングを取り外して装着するタイプ。
フロント2速を残すため、ある程度の距離も移動できます。
→右の挿絵はフロントシングルにするタイプ。
移動できる距離を犠牲にしてトライアル仕様に…
 アウター(ミドル)を取り外すことにより、これまでに必要だったチェーンの長さが短く出来るようになります。
変速性能を維持するためにも適切な長さに調節した方が良いでしょう。

リアディレーラー
ロード用のリアメカ フロントの変速を制限すると、普通に装着されているロングケージのリアディレーラーでなくてもミドルやショートタイプでも変速できるようになります。
←挿絵ではカセットコグもロード用に変更し、リアメカもロード用のショートケージディレーラーに交換しています。
これによりさらにチェーンの長さを短くすることが可能になり、軽量化や外れにくいセッティングに変化します。

ハンドルバー
幅広のハンドル バイクトライアル用自転車では680mm〜750mm程度の長めのハンドルバーが愛用されているようです。
手持ちのMTBのハンドルが600mm程度のものでしたらDH用などの長めのハンドルに交換しましょう。
トライアル的アクションもいしやすくなるはずです。

ブレーキまわり
ブレーキブースター  トライアルテクニックの中にはブレーキの制動力を頼りにするものも多くあります。
専用車では油圧式のものも多採用されていて、その重要性も伺えます。
特にリアブレーキは確実にロックできる制動力が要求されます。
そこで制動力やブレーキタッチの向上を期待してブレーキブースターなどを装着しましょう。

座らないサドル
プラサドル トライアルライド中にはサドルに座ることはありません。
フロントをシングル化し、遠方への移動を諦めたMTBではサドルの重要性も薄れてきます。 現在でのバイクトライアル専用自転車では存在しないのが一般的です。
 とりあえず腰を下ろせる程度のもので良ければプラスチック製の軽量なサドルに交換することで、よりアクティブなライディングが可能になります。

太いリアタイヤ
リアタイヤ トライアルでは太いリアタイヤを使用するのが一般的です。
対パンク性が向上したり、エアボリュームによる大きな反発が使えたり…
同時にリムも太目のものに交換するとタイヤがヨレにくくなります。

しかし、フレームによってはチェーンステーに当たってしまったり、ブレーキがうまく装着できなくなることがありますのでご注意ください。

多ノッチハブ
クリスキング お手持ちのMTBのノッチ数(ホイール一回転でカチカチと引っ掛かる数)が16ノッチ程度の場合、30ノッチ以上のリアハブに交換することでダニエルなど小さな(微妙な)漕ぎを使うテクニックがやりやすくなるでしょう。
 上記のリアリムをワイド化させるついでに購入する方が多いです。

フロントフォーク
リジットフォーク トライアルライディングにのめり込んでくるとフォークの挙動や重さが負担に思えてくるのも道理です。 せっかく装着されているサスペンションフォークからりジッドフォークへの交換を考慮に入れ始める方もみえることでしょう。


 ここまでのメニューを全てやってしまった方… かなりのハマりようです。
そろそろ専用車の購入をお考えになった方が良いと思います。


上記のセッティングには専門的な知識や技術が必要になる場合もあります。
ご自分で整備の自信の無い方はお願いできる自転車屋さんを探してください。




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