トップページへ戻る
鉄路の彼方へ
鉄路の彼方へ
冬の旅路〈２〉前の季節 大寒 立春の頃 次の季節
|
塩田平 《平成30年1月下旬》 |
別所は塩田平の奥座敷
温泉街の裏山に広がる
里山に上がれば大パノラマ
別所線全線を遥か一望
今日も小さな旅の訪問者来る
|
薪の暮らし 《平成30年1月下旬》 |
温暖な三河の海岸育ちにとって
北国と雪国は同意語であった
初めて訪れたその地域には
朝夕薪の煙が立ち昇り
日本もまだまだ広いと感じた
名山の旅 付録ページ 独鈷山
|
塩田平 《平成30年1月下旬》 |
信州の米どころ塩田平の
名残留めるはこの地域
ただただ広大な田圃広がる
昭和の寅さん映画に映されていたのは
そのすべてが稲架で埋め尽くされた原風景
名山の旅 付録ページ 太郎山
|
丸窓電車 《平成30年1月下旬》 |
地元名鉄にも丸窓電車はあったので
特別珍しいとも思わなかった現役時
いつの間にか時は過ぎ去り
すっかりステンレス電車謳歌の時代
走らずとも保存されただけでも奇跡的
驛 特設ページ 別所温泉
|
真冬の彩り 《平成30年1月下旬》 |
上諏訪駅初訪問は
学生時代の帰宅の寄り道
駅ホームの温泉が出来た頃
今は足湯に変わっているらしいけれど
冷え込む季節は見た目の温もりも効能
|
高さ制限1.4m 《平成29年1月下旬》 |
飯田線：下地〜小坂井
及び
名古屋鉄道：豊橋〜伊奈
懲りずにこの区間の探索を
したらまたまた出てきました
第二小馬場橋梁
高さ制限1.4mのうえ幅も極小
けれど便利な立地でそこそこの人気
|
朽ち逝く操作盤 《平成29年1月下旬》 |
飯田線：豊橋〜船町
名古屋鉄道：豊橋〜伊奈
及び
豊橋オフレールステーション（旧船町貨物駅）
果たして廃止されたのか休止扱いなのか
それなりに残され朽ちてゆく構内
片隅の操作盤はどうやら信号設備
露天で雨風にも負けず働いていた人々
その確かな証もそろそろ見納めか・・・
|
冬の帰り道 《平成29年1月下旬》 |
季節は大寒を過ぎたばかり
暖冬と言えども冬の底
回復した天気の代わりに寒波襲来
燦々と照り付ける日差しはあれど
突き刺す北風に成す術無し
|
冬のキャベツ畑 《平成28年1月下旬》 |
季節外れの陽気の冬に
ニュースが伝える南国の雪
誰もが予想外の大寒波到来
暖冬育ちのキャベツ畑に吹きすさぶ北風
たっぷりの日差しにも体感は氷点下
|
ユリカモメ 《平成29年1月下旬》 |
飯田線：船町〜下地
及び
名古屋鉄道：豊橋〜伊奈
鳥のことには詳しくなくて
昔からの風物詩かは知らないけれど
ここも近年ユリカモメの越冬地
ご褒美を与えて撮影に臨むも
腕は四本くらい欲しい気分・・・
|
旅立ちの駅 《平成26年1月下旬》 |
大きな荷物を鞄に詰めて
決意を込めて飛び出した
もう振り返ることもない
見つめる先には夢見る未来
故郷の駅は旅立ちの駅
|
残照 《平成25年1月下旬》 |
宴後を支配する
静寂と期待
残照から薄暮へ
刻一刻と移ろう
一期一会の物語
季節の一枚 ページ
|
高原の踏切 《平成25年1月下旬》 |
一段落の長閑な時間
ぶらぶらと線路沿い
快晴の空に続く山並
朝の光に稜線が輝く
霊峰仰ぐ高原の踏切
名山の旅 付録ページ 甲斐駒ヶ岳
|
雪晴れの朝 《平成28年1月下旬》 |
例年にないカラカラの雪国に
待ちに待ったたっぷりの降雪
穏やかに晴れた青空の朝は
これ以上ない雪かき日和
いつもの汽車に代わりラッセル車来た
|
Abendrot 《平成28年1月下旬》 |
貴重な穏やかな一日は
日中に湧いた雲も消えて
静かに着実に終わりの時
日没直前に旅立った
車窓を彩るABENDROT
|
凍てつく田園 《平成27年1月下旬》 |
冷気漂う陰鬱な夜明
普段は乾いた高原の大地も
南岸低気圧がもたらした
雪と氷に閉ざされて
春を待ちわび眠りのなか
|
隧道と築堤と拱橋 《平成31年2月上旬》 |
当時としては世紀の一大事業
丹那隧道の掘削による膨大な
岩屑は谷を横切る築堤に活用
流れる小川を塞き止めぬ様に
石積み三連アーチで優美な時代
|
十国峠 《平成31年2月上旬》 |
三島から熱海へは鉄道ならほんの二駅
旧国内と言えども自動車道は難儀路
中世からの往来路は熱海峠辺りなのか
すぐ北隣にある遊園地然のケーブルカーは
ちゃちながら標準軌のいっちょ前展望鉄道
|
蛇松線 《平成31年2月上旬》 |
幼い頃の記憶を辿れば至る所に
駅から伸びる貨物線はあった
日数本の汽車に運良く出会った記憶は
皆無だから鉄道貨物は既に斜陽の時
奇跡の遺構に半世紀前の幻影浮かぶ
|
再編集 沼津 《平成31年2月上旬》 |
事前にあれこれ思い描いていた光景は
現実にはそう容易く眼前に現れない
うろうろ彷徨うばかりで流れる午後の
線路の彼方に偶然見つけた恰好の丘
沼津らしい雰囲気に浸れる人気展望地
|
沼津駅 《平成31年2月上旬》 |
沼津は東海道線開業以来の要衝の地
丹那隧道開通以前は峠越えの
機関区が置かれた鉄道城下町
随分以前から“その事業”は計画され
事前準備段階で未だ紆余曲折 〜
|
沼津駅 《平成31年2月上旬》 |
〜 そんな駅ならではの特権は
昔ながらの近代化されずに残る
汽車旅隆盛時代の面影探し
何気ない些細な意匠や施設も
そう遠くない未来に終焉の日
|
南駿暮情 《平成31年2月上旬》 |
展望に恵まれた週末とあって
今は中腹から“登山”を強いられる
山頂付近の立派な展望台には
夕暮れと共に大勢の撮影者
皆真っ暗になるまで真剣勝負
季節の一枚 ページ
名山の旅 付録ページ 沼津市・香貫山眺望
|
蒸気列車 《平成27年2月上旬》 |
煙
音
臭い
振動
蒸気列車の旅
|
日の出の時刻の汽車に乗って 《平成27年2月上旬》 |
星が瞬く冬の空が
徐々に徐々に色彩を得て
それはついに光となり
新たな一日の始まりを告げる
日の出の時刻の汽車に乗って
|
春へ向かうトンネル 《平成25年1月下旬》 |
寒々とした冬の峠
カタンカタンと近づく音色
南の風を運ぶ汽車が
闇に照らすは無数のつらら
確かな春の足音見つけた
|
御神渡りに沸く街 《平成30年2月上旬》 |
この冬一番の寒気襲来の
前回訪問時は残念ながら
出現までは至らなかった
御神渡りが遂に正式確認
湖畔の町は大いに盛り上がる 〜
|
諏訪湖夜景 《平成30年2月上旬》 |
〜 実は前回の撮影では
もう一つの心残りが
時間帯が遅すぎたのと
峠の向こうの穂高の峰々
今回も完璧とは言えないけれど・・・
|
BLUEMOMENT EXPRESS 《平成30年2月上旬》 |
今冬は東京や福井では
寒さや大雪が話題だけれど
中部内陸部では事情は違う
これほど雪のない年は初体験
思い描いていた景色は何処へ
|
童心の残像 《平成30年2月上旬》 |
ここ数年来関心を寄せる
昭和中後期の残風景
特別華やかさは無いけれども
童心の残像への惜寂か
気付けば光陰矢の如し
|
白銀 《平成30年2月上旬》 |
北陸大雪の報を受け
雪景色を求めた越中路
けれども道は延々カラカラ
期待した厳しい情景は何処にもない
代わりに雪晴れの白銀世界
|
大庄第一踏切 《平成30年2月上旬》 |
薬師岳背景の好撮影地と
機材を据えた踏切脇
背後で鳴り響く動作音
ぎこちない動きの遮断棒
メカニカルな機械は好物です
|
PANORAMALINE 《平成30年2月上旬》 |
観光に力を注ぐ富山地方鉄道も
不二越・上滝線は影の存在
地味な電車が行ったり来たり
けれども車窓は一級品
散居村から立山連峰を一望
名山の旅 付録ページ 富山市・月岡眺望
|
月岡駅 《平成30年2月上旬》 |
初訪問時以来越中での
お気に入りの撮影拠点
散居村広がる富山平野の
数十年変わらぬ原風景
地元の宝の理解者広まれ！
|
明と暗 《平成29年2月上旬》 |
金網越しの幾何学世界は
光と影が創り出す
白と黒との対極美
轟音とともに駆け抜けた
２７０km/hのひと時
季節の一枚 ページ
|
湯檜曽ループ 《平成28年2月上旬》 |
坂に弱い鉄道にとって
急峻な山を越えることは一大事
日本には軽便鉄道のようなスイッチバックが多いけれど
世界で多用されているのはループ線
長大トンネル普及前の鉄道遺産
|
雪の山へ 《平成28年2月上旬》 |
この駅はその誕生以来
谷川連峰への玄関口
繁栄の時を伝える駅構内も
交通機関としての使命はほぼ潰え
しかし今も登山のベースキャンプ
驛 特設ページ 土合
|
氷結 《平成28年2月上旬》 |
前日断続的に降り続いた雪は
構内を湿気で満たしに満たし
レンズを瞬く間に曇らせた
重たい空気は飽和寸前
一夜の冷気と共に結晶を描いた
|
清水隧道 《平成28年2月上旬》 |
ここは日本の分水嶺
太平洋側にはあるけれど
気候は山の向こうと同じ
雪国を抜けたはずの旅人は
変わらぬ景色にひとつ溜息
|
雪解けの氷柱 《平成28年2月上旬》 |
長く陰鬱な時間を通り抜けて
待ちに待った明るい季節
放射冷却の厳しい朝も
朝日が昇り氷柱輝き
過ぎ行く貨物列車 南を目指す
|
雪化粧の道祖神 《平成28年2月上旬》 |
天気予報が伝えた通り
夕暮れから強まった降雪は
この冬にしてはまとまった積雪
わが身も朝から除雪作業
ご褒美は純白に輝く雪化粧
|
安全への投資 《平成28年2月上旬》 |
いくら暖冬雪不足といえど
そこは雪深い飯山線
降れば降ったで悩ましい
ホームを往復しているうちに
振り返ってみればもう一往復・・・
|
ワム 《平成28年2月上旬》 |
国鉄末期の頃だったか
貨物輸送の合理化で
大量に売りに出された有蓋貨車
全国各地で倉庫の余生
ここのは珍しく車輪付き！
|
春への歩み 《平成28年2月上旬》 |
小雪舞う田園の小道
並んで揺れる二つの影
一歩一歩着実に
白い轍に導かれ
春に向けて歩む足取り
|
微かな気配・夕暮れの嵐 《平成28年2月上旬》 |
前回の訪問の帰り際の薄暮
ちょっと気になる情景があった
それが再訪の動機だったのだけれど
天気も世間も思うには任せず
咄嗟の画角変更で結果は意外な世界
|
星越山隧道 《平成29年2月中旬》 |
星越山なんてロマンチック
けれど日本古来の地名はほとんど
その後の訛りや当て字によって
命名当時の意味は忘れられ・・・
まぁ 知らないほうが良いこともある！
冬の旅路〈２〉
前の季節 大寒 立春の頃 次の季節
鉄路の彼方へ 早春の旅路〈１〉 早春の旅路〈２〉 春の旅路〈１〉
春の旅路〈２〉 初夏の旅路〈１〉 初夏の旅路〈２〉 盛夏の旅路〈１〉
盛夏の旅路〈２〉 秋の旅路〈１〉 秋の旅路〈２〉 晩秋の旅路〈１〉
晩秋の旅路〈２〉 初冬の旅路〈１〉 初冬の旅路〈２〉 冬の旅路〈１〉
このページ先頭へ
トップページへ戻る
無断転載・複写等を禁じます。