終の棲家(ついのすみか)つくり

定年退職し、子供達は既に巣立ち、さあこれから悠々自適の生活を夫婦2人でどう暮らすか?
そんな「終の棲家」づくりの時期にさしかかった時に考えた。黄昏(たそがれ)るのにはまだ早い。良く晴れた朝、玄関のドアを開けてふと見上げる空はあくまで青く、日は燦々と輝いている「こんな美しい日が自分の自由な行動になるのだ!」と思うと、現役時代には叶わない望みが叶うのだ、もう会社に行かなくても良いのだから。そこで、自宅で何をする?個人的な趣味の世界でもエキスパートであるという自信が持てることで楽しめたらそれでいいと考えた。第2の人生を豊かにする、それはお金があってリッチな生活をすることを羨ましく思ってはいけない。
ビンボー症とさよならし、自分の第2の人生をゴージャスにするかは、まさに、これからいかに充実した日を過ごすか、それが一番ではないかと考える。

快適な人生とは、体調が良く、好きなことが出来、そして他人から指示されて動くものではなく、自分時間が時を刻むのである。

   『我が人生』 まもなく75歳、後期高齢者となる、残り少ない人生の後半は・・
    最近親しかった友人が”この世”から”あの世”へと旅立って行った。順番からすると近いうちに「自分の番」がやって来そうである。
    その時、ボケ(多発性脳梗塞)となり自分が誰か解らなくなり、友人に惨めな姿を見せるより、癌で余命3ヶ月と言われ決心し、
    最期まで社会人として認められた状態で死んで行きたい。

    肺がんで余命3〜6ヶ月と言われたが2度にわたる手術を受け、いまだに”この世”にのさばっている自分である。
    第2の人生とはこのことかも?これからは世の為、他人の為、出来ることがある限り努力し、それまで空気の様な存在で生きて
    行きたい

    そして、あいつはいつの間にか居なくなったね、と言われる様な人生を望む!

「巨海の我が家」散歩コース