AVヒストリー2(〜2001年12月31日)


3管プロジェクターの導入と部屋の改装が一段落しましたので、改めてその後の修羅の道^^;についておもむくままに書いていこうと思います。あくまで自分の感じたことや考え方に基づいていますのであしからず。


CDラジオ購入(11月25日)

前々からホビールーム(単なるガラクタ部屋)兼寝室用に手軽にCDが聴けるシステムが欲しいなぁ〜と思っていてお手軽なCDラジカセなどを物色していたのです。そんななか一ヶ月くらい前になじみのお店にいったら、なんか海外オーディオ製品郡の中に場違いじゃないかと思えるような物があったんです。それが今回購入したCDラジオ(TEAC SL−D80)なんですねぇ。


でも流れてるCDの音がすごくナチュラルでいいんですよ。低域も最近のコンポみたいに誇張してなく、といって出てない訳でもない。外観も古いラジオを思わせるようなスクエアなデザインでスピーカー部のメッキグリルと共に好きな部類、価格も1万円台前半だしタイマー・スリープ機能もついてる。いいじゃんこれとなった訳であります。

この音でこの価格ならということで即買うと決めたのですが、結構常連さんに人気があったようで欲しかった赤色が品切れ状態(T_T)。ということで注文しておいてやっと入荷となった次第です。このCDラジオの音決め・デザインはアメリカのTEACがやったそうでなんとなく納得してしまいました。

お手軽BGM用としてはクラシックやジャズまでバランスよく鳴らしてくれると思いますのでお勧めですよ。ちょっと気になるところはFMアンテナが単なる電線タイプで感度があまりよくない感じということですかねぇ。

ベースバスター導入
(11月17日)

 

在庫処分の大特価につられて、まぁ効果がなかったら売ってしまおうくらいの気持ちで購入してしまいました^^;。部屋の馴染みで多少は減ってきてたものの前から少し低域が膨らみぎみかなぁ〜と思っていて試してみたいなと思っていたのです。


さて部屋に入れてみて・・・試聴開始・・・・まずはかなり低域がブーミーなJ−POP系のCDでチェック。
うーん量感はほとんど変わりません・・・あれ?効果ないのか?とよーく聴いてみるとフレーズとか細かい所が聞取りやすくなってるようです。それにさらに今まで感じなかった極低域の方が出ているように感じました。ということで気をとり直して鬼太鼓座のCDを聴いてみて唖然・・・低域のボトムエンドが伸びてるんですねぇ。大太鼓の風圧がすごい迫力です(^.^)!
ということは自分なりに解釈してみると今まで部屋のエアボリュームが足りず、低域が飽和してスピーカー本来の低音が再生できてなかったということになるのでしょうか。

なんか今更ながらM6Xの低域再生能力に感激してしまいました(^^ゞ。いやぁ〜部屋の重要性は認識していたつもりですが、まだこんなに改善できるとはいやはやまいりましたね。機器の買い換えよりもまずはルームチューンやセッティングなどで機器本来の能力を出しきってやることが先決だなぁ〜と思う今日この頃・・・。またこれだけ効果のあるものが非常にお得に導入できてラッキーでした。

でも開放されたM6Xの重低音で床鳴りという新たな課題が( ̄ー ̄;;;。

サブウーファー更新
(10月28日)

 

メインスピーカーと同じメーカーのサブウーファーを試聴して一週間・・・試聴機を返却にいって色々と話をしていて店長の提示してくれた決算お持ち帰り特価^^;の誘惑に負けて買っちゃいました(爆)。

F3 Audiovector MSub signatureです。いやぁ〜お値打ちにしてくれてありがとぉ〜店長さん!

持ち帰りっていってもロードスターだから積めるかなぁ〜と思っていたのですがなんとか助手席に収まって帰宅の戸についたのであります。ついでに特価のレコードも少々購入。

さて事前に試聴して音の質感はいいと感じてたので量感のアップが課題だなぁ〜と思いつつ、さっそく試聴時と同じ位置関係に仮セッテイングしてツイスターを視聴・・・・・あれ?量感が試聴機よりも断然あるんです。全然量感不足を感じないんですよぉ!むしろ出過ぎてる感じがしてレベルを若干下げました(^^ゞ。その後U−571の爆雷シーンでもDTSデモディスクでも試聴してたときより格段によくなってました・・・・うーんなんで?と思いつつ夜も遅くなってきたので今日は終了って時にサブウーファーの電源を切ろうとして・・・・あれ?位相スイッチが反転モードになってるのに気付きました( ̄ー ̄;;;;;。

そういえば試聴ではカットオフ周波数とレベルの調整は色々やっていたのですが位相については正相でしかやってなかったんですよねぇ(汗)。YST−SW70では位相による差がほとんど感じられなかったので思い込みがあったんでしょう。

MSubのシグネチャーモデルはキャビネットの前面と後面にユニットがあるアイソバリック方式だから置く場所によって位相の影響が大きくでるのかなぁ〜などとと自己分析してみたりして^^;。

なにはともあれ量感の課題もクリアになり非常にコストパフォーマンスの高い買い物に満足です。


やはり質のいい低音というのは大事ですね。今まで爆発音などでマスキングされていた他の細かい音がしっかり聴き取れるようになりました。また音としてはほとんど聞こえない状態での恐怖感などの伝わりかたがまるで違います。リアスピーカーの低域分がサブウーファーに振分けられているのですが、それがクリアになったせいか後方の音像定位もよくなりました。


まだ慣らしも済んでないし置き場所も仮なのでさらにセッティングを追いこんで音に磨きをかけていきたいと思います。

センターSPケーブル交換
(9月15日)

センタースピーカーのケーブルをメインスピーカーで使っているのと同じアインシュタインのラルゴ&トレモロのペアに交換しました。前からグレードアップすることは計画していたのですがトレモロが生産終了になってしまうという情報をお店で聞いたので急遽最終入荷ロットでオーダーした次第であります。おかげでまたサブウーファーの資金が目減りしましたぁ(T_T)。

それまでは同じアインシュタインのビヴァーチェのバイワイヤー接続でしたから音の傾向はあまり大きく変わるわけではないんですけどね。でもやっぱりさすがにラルゴ&トレモロは同社のトップグレードだけあって期待にこたえてくれました。
まずは低域がボケないですね、低めの声やベースなどの音の輪郭がしっかりしました。銃撃音も厚みが増して迫力満点です。さらに高域の特性がよくなったのか銃撃戦での薬莢の落下音などの金属系の音の線が太くなりました。またメインとセンタースピーカー間の虚像音の定位がさらによくなりましたね。これはやっぱり同じケーブルで統一された効果なのかなぁと思ってます。

まだセンタースピーカー共々慣らし状態ですがこれからじっくり聴きこんでいきたいと思います。

それにしてもなんでトレモロだけ生産終了なのかなぁ〜?ラルゴだけよりいい方向にいくからこのペアでのバイワイヤーはお奨めなんですけどねぇ。

SPU Royal N購入

(8月25日)

針寿命となったエリートの後継として結局オルトフォンのSPUロイヤルNを購入しました。もうちょっと音のグレードアップを図りたかったのとSPUというカートリッジを1度味わってみたかったというのが理由ですかね。定番ではジュビリーというものあったのですがあまり優等生的なのはおもしろくないなぁというのもあったですね。

さて久々のカートリッジ交換作業となりましたので、ついでに1年以上経ったハイパースペースのスピンドルオイルの交換も行いました。久々にターンテーブルの重さを実感したりして^^;。結構オイルの汚れもありましたので初期磨耗粉の除去ということでやるといいようです(車と一緒かな)。しかしひとついやなのはこのスピンドルオイルのにおいがくさいんですよねぇ(>_<)!これだけは勘弁してほしいなぁ。

さてスピンドルオイルの交換が済んだところでカートリッジの交換となったのですが・・・問題発生!なんとアームのリード線のメスピンがスカスカなんですよぉ(>_<)! よくみるとエリートに比べてロイヤルNの出力ピンが細いんです。今までエリートで拡大されてしまったメスピンでは全然ガタガタなんですねぇ。急遽、圧着ペンチを持ってきてメスピンの修正作業となりました。ノッテインガムのアームはリード線直結なので切らないように慎重な作業をしなければならないので大変でしたぁ(+_+)。それ以降は順調に作業進みまして交換終了となりました。でも針圧調整でアームのウエイトを動かしていてウエイトがほとんど調整範囲の後ろギリギリまでいってしまいカートリッジの重さを思い知らされましたね。それにうちのシュアーの針圧計では3gまでしか調整できないからロイヤルNの標準を超える針圧は計れないのであった(^^ゞ。軽針圧に慣れ親しんだ世代としてはSPUの重針圧はレコードが早く磨耗するんじゃないかなぁとちょっとドキドキ。

さて新しい機器の一番の楽しみ!最初の音出しです。なにを聴こうかと思ったのですが、ここはやっぱり最近一番のお宝レコードのコージーパウエルのUK盤オーバーザトップに決まりとなりました。
第1印象は重心が低くなったなぁ〜ということと全体に音の厚みというか密度が上がった感じです。音の芯がしっかりしてきて、シンバルなどのチップインの音がはっきりしましたね。シンバルの余韻も繊細ながら軽くならないという感じです。シンセ系の音もPAアンプを石から球に換えたような感じといったらいいのでしょうか。低域も輪郭がしっかりしつつ、より下の領域まで伸びているようです。うーむこれはエリートでは味わえない濃い目の味の世界といったらいいんですかね。とりあえず好みの音だったのでほっと一息という感じです。

さて次はボーカル物をということでこれまた最近よく聴いていた石川優子のアクセラランドゥを聴いてみました(なんか古いのばっかで歳がばれますねぇ^^;)
全体の印象はコージーのアルバムと一緒ですが、ボーカルは存在感がぐっと上がったようで不覚にも曲の途中でのめりこんでほろりとなりそうに・・・・(^^ゞ。いいですねぇ〜好みな感じでグットです!

でも一番の難点はランニングコストとしては高いということですかねぇ。針は磨耗するものだからエリートほどは気楽に聴けないなぁ〜と思ってしまいました。だから資金ぐりがついたらエリートも針交換(新品買うより若干安くすむ)してサブアームの方に復活させたいと思っています。エリートも癖なくオールラウンダーなので普段聴くにはコストパフォーマンスはいいカートリッジなんですよ。さて当面のちょい聴きはV15Vにがんばってもらおうかな。カートリッジの最終目標はピータースッチィのシグネチャーSなんだけど道程は遠いなぁ〜(+_+)。

RR−7導入(8月19日)

色々と噂は聞いていたアコースティックリバイブのRR−7購入しちゃいました。
最初はほんとに効果あるのか?なんて思っていたので、なじみのお店で試聴器ないの?ときいたら新品を貸してくれたので試してみたのです・・・でお試し一週間・・・結局そのまま購入となりました(^^ゞ(このパターン多いな)だって効果がしっかりあるんだもんなぁ。

原理的には極低周波による電磁波の中和?とかいわれていますが、地球の波動といわれるシューマン共振による人間のほうのリラクセーション効果といったほうがいいのかもしれません。寝室などで使っても落着くなどの効果が感じられました。AVルームで一番顕著に変化があったのは低域の解像度がよくなったことですね。かなりブーミーな低域のCDでぼやけていたベースのフレーズがしっかりわかるようになりました。また奥行き感がでやすくなったと思います。ホール録音のピアノソロのCDでホールで聴いているような感じになったのにはまいりました。また集中力が持続しやすくなるのか映像についても細かい部分がよく見えるようになる感じがします。
置き場所によっても効果の度合いが変わるようです。今の所、うちでは試聴ポイント後ろの壁上部に斜めに設置してるのがまんべんなく効果がでるような気がしてますね。

不思議な気もしますが価格対効果と言う意味ではお買い得なものかも知れませんね。
コンピュータ関係の仕事の人も電磁波対策で購入されるとか・・・頭痛がおきにくくなるそうです。
自分も寝室用にもう一個買おうか悩み中だったりして(^^ゞ。

レンズクリーニング

(8月18日)

そろそろ3管プロジェクターのレンズクリーニングしないとなぁ〜と思いつつほったらかしにしてたのですが、ショップのイベントでお奨めのクリーナーを購入できたのでさっそく実践してみました。

いやぁ〜半年以上はほったらかしだったから汚れていたのは確かですが、色抜けの向上にはびっくりしましたね。BLOODの冒頭の地下鉄は薄汚れた赤だと思ってたのが、かなりきれいな赤になっちゃったし、白側のピークがさらに伸びたようで色々なソフトで靄や煙などの細かいところがよくみえるんです。さらにLDのもののけ姫では雨のシーンで雨がしっかりみえるようになりました(こんなに雨降ってたんだといまさらながらに再認識^^;)。なんか細かい情報が自然に眼に入ってくるようになってびっくりですねぇ。

やっぱりレンズは定期的に掃除してやることが重要ですね。これからはちゃんとやろっと。
でも一番表面のレンズがきれいになりすぎたもんだから中側のレンズの表面のほこりなどが気になるようになっちゃったりして(^^ゞ。

センタースピーカー更新
(8月5日)

結局、試聴させてもらったオーディオベクターAV3CSが我家に居座ることになりました。中古品とうことと現在のスピーカーを下取りしてもらうこともあり非常にお値打ちだったし中古といっても非常に新しい程度のいいものだったのでラッキー。

やっぱF3のスピーカーはキャビネット剛性があるせいか低域までしっかりボケずにでますね。高域はまだ慣らしが充分でないせいもあるようで若干荒く聞こえることもありますがセッティングでチューニングできそうな感じです。それに見た目はバーティカルツインのウーファーにみえますがネットワークでカバーする帯域をかえているようで2.5way構成ということだそうでそのあたりが見た目以上の低域が出る秘密かもしれないなぁ。

スピーカーをかえてみて定説である同じメーカーということのメリットがやはり大きいことを実感しました。センターとL/Rチャンネル間のファントム音像の定位や移動の違和感のなさに感動し、さらに情報量のアップ(特に弱音)に観慣れた映画から新たな音を発見したりして感動の連続ですのぉ(>_<)!

ただ情報量のアップについては同時に導入したTAOCのセンタースピーカー用ベース300DLCも一役かっていると思います。これを使って前のアルビオンでも聴いてみたのですが低域の輪郭とか音のフォーカスがあってくるような印象を受けました。

それにしてもここまでくるとリアもF3のスピーカーにしたい野望がさらに大きくなってきて困ったのう^^;。

そういえば最近ピュアオーディオの方の音の追込みでメインチャンネルのスピーカーの視聴位置への振り角度と距離の微調整をしたのですが、それをおこなった後で5.1chソフトを聴いたらなにもいじっていないリアスピーカーの音像の定位とか前後の音の移動感がよりはっきりしたんですよねぇ。思わぬ効果にびっくりしてる今日この頃・・・・うーむまだまだ道のりは長いのう・・・( ̄ー ̄)。

VN35MR入手(6月25日)

V15Vの交換針がやっと入手できました。20年以上前のカートリッジの交換針が今も入手できるというのはすごいもんですね。でもオリジナルの針はたしか楕円針だったと思いますが、現在入手できるのはマイクロリッジ(ラインコンタクト系?)という形状の針ですね。なんかこの形状の方が性能がいいということらしいです。

さて交換してみて、さぁ聞くぞと針をレコードに置いたら問題が発生しました(-_-;)。盤面からカートリッジの取付けネジの部分までの余裕が少なくなって、最初の再生部分ではレコードのふちの高くなってるとこがネジとこするんです(T_T)。 どうやら最初のオリジナルの針は長年の放置によりダンパーが固くなってカートリッジが高めの位置になっていたようです。しょうがないのでカートリッジを止めてるネジの上下関係を入換えてナットがシェル側にくるようにしてクリアランスを確保しました。

さて改めて試聴開始です。まず高域・低域共に伸びがよくなりましたね。全体にレンジが広がったようです。さらに音の余韻とか響きがしっかりでるようになりました。又、音の立上りがシャープになってロック系での切れもよくなってます。 やはりオリジナルの針はダンパー劣化で相当音が鈍っていたことを痛感しました。

MC型のエリートに比べるとレンジは狭いのですが、音の切れ(ある意味では荒っぽさ)があるので往年のハードロックを聴くにはいい感じです。エリートでは上品になりすぎていたのでばっちりですね。
さぁこれでまた往年のレコードが楽しく味わえるぞぉ!

LVP−2001バージョンアップ

(6月4日)

久々の映像系のチューンアップです。前々から情報はきいていたのですが、やっとショップから連絡があり早々にバージョンアップしてもらいました。

内容的にはブルー管のドライブアンプの常数変更(抵抗値変更)とそれに伴うホワイトバランスの調整です。作業は三菱のサービスマンが行うのですが、側で見ていて自分でもできそうな作業内容だなと思ってしまった(一応、自分は電気系卒だしアンプとかも昔、自作してたから)

さて作業も終わって、一番変わるのは字幕の白だと言われて観ていたのですが、あんまりピンとこなかったんですね。こんなものなのかと思って、BLOODのデジタルマスター盤を観てみると、白側の階調が増えてるんですね。後、白の抜けがよくなったようで、しろっぽい画面でのまぶしさがあがったようです。これならバージョンアップした甲斐があったってもんだと思いました。

3管プロジェクター導入後、1年以上たったのですがやはり綺麗ですね。D−2001導入でさらに階調の豊かさが増えたことに加えて、今回のバージョンアップで白側の階調も改善されたので、自分としては当面、映像系に関しては特にいじる必要のない感じになってきました。

D−2001導入(3月26日)

久々に新しい機器が我が家にやってきました。予約は視聴会で即してたのに発売がかなり延期されましたからねぇ。 

 

え?なに買ったって?それは三菱のRGBデコーダーD−2001です。

 

最初に視聴会で見たときの奥行きの表現やら、服などの質感表現の良さに惚れてしまったんですねぇ(^^ゞ。おかげでサブウーファー貯金リセットになっちゃいましたけど(T_T)。正直いって自分は映画の奥行き感の表現というのが今までピンとこなかったんですが、D−2001を通して見る映画は観慣れたシーンですごい奥行き感を実感させてくれたんですね。いやぁすごいなぁ。

後、白無垢な着物などの微妙な布や光沢の違いもきっちり描写してくれるんですからまいりましたねぇ。デジタルアニメ系でもボケによる遠近描写や海の微妙なグラデーションが鮮明になってびっくりしましたよぉ。でも粗もきっちりわかっちゃうこともありますけどね(^^ゞ。

なんにせよDVDでプログレッシブ出力のソフトを主役と考えるなら、D−2001はすごくお得なRGBデコーダーだと思いますね。

後、アナログ調整のカラー・ティント調整があるのもソフトによってちょっといじりたいなって時に便利ですよ。グライコ感覚で扱えますからね。だから、自分はオーディオ用のグライコの上にD−2001を置いて、手元で調整できるようにしてます。

ハイパースペースデッキの

ツインアーム化(3月4日)

アナログ投資がまたまた進んでいる今日この頃・・・・・(^^ゞ。 やってしまいましたハイパースペースデッキのツインアーム化です。

増設トーンアームはSME300シリーズの310です。 N.A.Sの純正アームの実力がいいのはわかっているのですがシェルが固定なので、カートリッジを手軽に替えるというアナログならではの楽しみがやりにくいことも事実なんです。 だからといって、あまりシビアな調整のアームには手を出したくない(手抜きですけど(^^ゞ)のでSMEでも3010Rとかはパスなので、300シリーズは調整の手軽さとシェル交換ができて性能もそこそこということで選択肢が他になかったのですね。 前から欲しいなぁ〜とは思っていたのですが、アームとベース揃えると結構なお値段になってしまうので、中々手が出せないでいたのです。

しかーし、なぜか今回は超お得なお値段でゲットできると店長の甘いささやきにもうだめでしたねぇ。 ほんとにお徳でした(ここには書けないくらいです^^;)。 SMEのアームも軒並み値上げになりますから、めちゃラッキーでしたねぇ。

そして、ほぼ20年?ぶりくらいに復活したのがシュアのV15Vです!これはたしか当時少し値下げしてて、なんとか貧乏学生にも買える値段になっていたので、思い切って買ったという宝物のカートリッジでしたねぇ。ここぞというときにしか使わなかったもんなぁ(だって交換針がおいそれとは買えないからね(^^ゞ)。
アナログを聴かなくなってからもカートリッジだけはちゃんと処分せずにとってあったんですよね。

さて20年ぶりに聴いたその音はたしかに現代的なワイドレンジ志向ではないですが、中域の張りの良さなど独特の魅力をもってるなぁと思いました。 でもさすがに20年前の針ですので、ダンパーとかへたっているようで高域の元気さが、昔の印象より弱いかなぁと思っています(まぁシステムが違いすぎますが(^^ゞ)。

でもこれでカートリッジ交換による楽しみも増えましたので、益々アナログにはまりそうな感じですねぇ。 UKオリジナル盤集めにもはまりそうだしなぁ( ̄ー ̄;;;;;。 まずはV15Vの交換針を買ってどう変わるか試してみようっと!

左側のが追加したSME310アーム+シュアV15V

ニューハイパースペース導入日記(6月19日) この後に及んでまたアナログプレーヤーを買い換えてしまった。 スペースデッキという非常に音のいいプレーヤーと出会い、アナログ再生を再開させて以来、アナログにこれ以上の投資はしないだろうと思っていたのに。
ニューハイパースペースの音はスペースデッキの音の弱点を露にしてしまい、戻れない扉を開けてしまうのであった。 この音を聴かなければスペースデッキの音で幸せな日々を送っていただろう。 事実、ニューハイパースペースより高価なメントールを聴いたときには、そんな衝撃を受けなかったのである。 スペースデッキで充分幸せであると思っていたのだ。

しかし、ある時、特別仕様のスペースデッキを聴いてしまって愕然とするのである。 この音はなんなんだ!これがアナログの音なのか!もうとにかく昔の歌謡曲のレコードが復刻CDと同等、いやそれ以上のクオリティで聴けるのである。 昔、慣れ親しんだレコードがすごく鮮明に緻密に再生されるそのさまは夢でもみてるような気分だった。 しまった!聴くんじゃなかったという気持ちがわいてくる。 このときはまだこのとんでもないプレーヤーは特別モデルであり、市販される予定がなかったのである。 ただその分、自分に言いきかせることもできた。 売られてないならしょうがないじゃんと・・・・・。

しかし、その言い訳も通用しなくなる時がくる。 その特別仕様のスペースデッキが、NASの40th記念モデルとしてニューハイパースペースという名で販売されるというのである。 もう言い訳はできない・・・・。 改めて自宅試聴もさせてもらったのだが、音のすごさは過去の夢から正夢へと変化した。 NASのアナログプレーヤーはトム・フレッチャーの職人芸の集大成であると思う。だから一代限りとなってしまうのではないだろうか。この同じ時を生きてる中で、このような製品に出会えるのはこの先たぶんないだろう。 もう後戻りはできない・・・金の工面を考えている自分がそこにいた。

ニューハイパースペースでアナログレコードを聴くようになってからよく思うことがある。 フォーマットの可能性ってどこまであるんだろうと。 アナログレコードでさえ、これだけの情報が記録・再生できるのである。 ましてやCDも最近導入したDACでその情報量の多さに驚いている。 これだけ現行フォーマットでさえ、音の向上ができるのに、その努力をせずに、現行フォーマットに見切りをつけて新しいフォーマットに走るメーカーがいる。 果たしてそんなメーカーに、その新しいフォーマットを活かすことができるのだろうか。 

アナログの可能性をとことん追求し、このニューハイパースペースを生み出してくれたトム・フレッチャーとNASの人達に感謝しつつ、 昔の歌謡曲を堪能し、レコード集めが再燃しそうなストロングベリーであった。
高域専用スピーカーケーブル導入
(バイワイヤリング化)
(5月30日)
アインシュタインの高域専用スピーカーケーブルのトレモロ導入しました。
これは以前導入したラルゴとペアでバイワイヤリングをする為のケーブルで、一応、ラルゴだけでも使えるのですが、メーカーはトレモロとのバイワイヤーを推奨しています。 ラルゴ導入時にゆくゆくはトレモロも考えてみようかなと思っていたのですが、お金の問題もあるしぼちぼちいければいいかなと思ってたんですけどねぇ。

最近はDACの慣らしも終わり、細かい改善項目はあるにしてもほぼ満足しながら音楽を楽しんでたんですよ〜。 まあ、たまたま馴染みのショップで試聴用のトレモロが貸してもらえるということで、そのうちグレードアップも考えていることだから、聴かせてもらおうということで借りてきたのが、運の尽きだったんですねぇ(なんせ長さも家で使ってるラルゴと同じ1.5mペアだし^^;)

さて、とりあえず、繋いで鳴らしてみると音の雰囲気が変わってるんですよね。 オーケストラでは弦楽器の艶や音の張りがよくなってるんですよ。後、余韻などがさらにしっかり出るようになるし、トライアングルなどの音に芯がしっかり出るようになるし、ボーカルも一歩引込んでる感じが前に出てきて、いいバランスになってるんです。 さらにホール録音のソフトなどでは奥行きの再現性がよくなってるんですよ。 それからピアノのペダル音などや暗騒音などのぼやけぎみにしか聞こえなかった音が、妙に生っぽく聞こえるし。 ちょっとどうにかしないとな思ってた項目がほとんど改善されてるんですから、唖然としてしまいました。
こうなるともうだめですね。 お気に入りのCDなどをとっかえひっかえ聴きまくり状態です・・・・・。

はぁ〜またハマったのですねぇ。2、3日トレモロ付の状態で聴き続けた後、一度、トレモロを外してラルゴのみにしてみたのですが、一曲聴くのが精一杯でした。 どうも音が曇ってしまって我慢できないんで、すぐにトレモロ付に戻してしまいました(もう外せないぞー^^;) 結局、ショップに電話して、そのまま試聴ケーブルを買い取ることになったのです。
あぁ・・・またお金がぁ〜でも充分過ぎるほどの効果があるので、良かったんですけどね。
さらにアインシュタイン信仰が強くなってくストロングベリーであった。

サウンドクリエイトボード&

スピーカーベースインプレッション

(4月6日)

サウンドクリエイトボードSCBCSシリーズについて
色々なソフトを聴いてみてまず思うことは、低域の締りがよくなったということです。最初にこの部屋で鳴らし始めたときはかなり低域がブースト気味でこまったのですが、スピーカーケーブルの交換と今回のボード設置で問題ないレベルにまで押さえられました。
たぶん床が鳴っていることによる低域のブースト分がボード(約30kg)を置くことによってかなり押さえられたからだと思います。締りがよくなった分、細かいベースのフレーズがよく聞こえるようになり、又、バスドラとベースなどの音の分離がよくなりました。後、管楽器の張り出しがしっかりでるようになりました。ただ、弦楽器については少ししなやかさが後退するというか、ちょっと音量が相対的に他の楽器より小さめに聞こえるようになったように感じます。全体に音が前に出るよりはスピーカーの後方に広がる音場タイプになった感じですが、響きの広がり(サラウンド感)がちょっと少なくなったのが物足りなくも感じてます。高域ではトライアングルなどの音が繊細になるというかちょっと音量が下がる感じがします。 
総合的な印象はバランスよく音像を引き締め、中・低域を力強く鳴らす方向にいくのかなと感じています。まぁ、響きが減ってる感じはパワーアンプの足のインシュレータを工夫することでコントロールできるのではないかなと思えるので、今度、音に馴染んできたらトライしてみるつもりです。
管楽器と弦楽器の両立は中々自分のイメージ通りには鳴らないですね。まぁ、気長にチャレンジしてみるつもりです。

センタースピーカーのベース追加について
まずは、センターの音の分離がよくなったというか、細かいニュアンスが聞こえるようになりました。もう役者のため息やちょっとした息使いがつたわってきて、見慣れた作品から新たな感動を味わえました。音のこもり感もなくなり、すっきり音が抜けてきます。やはり、スピーカーの土台はしっかりしてないといけないということを再認識させられました。ただスピーカーから音が明瞭に出る分、音がスクリーン下から出てる感覚が強く感じられるようになってしまいました。よって、スピーカーの仰角を前よりもかなりきつめに設定することにより、なんとか違和感の少ない領域までもってくことができました(サウンドスクリーンだったら苦労しないのになぁ)

サウンドクリエイトボード導入

(3月30日)

メインチャンネルパワーアンプ用ボードとセンタースピーカー用ベース導入!

やっと、スクリーン下のアンプとスピーカーのレイアウトがほぼ狙い通りになりました。基本はパワーアンプとセンタースピーカーをきれいにレイアウトすること。かつ、将来的にセンターチャンネル用のパワーアンプ設置場所を確保しておくことでした。

最初はクワドラスパイアなどの組み合わせられるラックがおしゃれで見た目もいいので使えないか検討していたのですが、サイズが合わないことと、うちの重量級パワーアンプでは棚板が反ってしまうといわれて断念。 ラック系ではうまく組み合わせられそうもないのでボード+スピーカーベースを使うことを画策。そこでカスタムオーダーもできるTAOCのボードに目をつけたのです。TAOCのSCB(サウンドクリエイトボード)はスピーカーにも使っており、コストと性能のバランスがいいことで気に入っておりました。

名古屋のオーディオフェスタでTAOCブースで色々相談の上、ボートはSCBのCSシリーズのカスタムに決定。パワーアンプEAR534を3台並べて、スピーカーベースも置けるサイズということで、CS50を3枚並べた幅1500mmの特注品をオーダーしました。ついでにセンタースピーカーは現在、パワーアンプの下に使っているTAOCのスピーカーベースを流用し高さをさらに稼ぐため、追加で300DHをオーダーしました。

セッテイングした状況は下記、写真を参照してください。さすがにCS3枚分は重かった。真中のスピーカー下のスペースにセンター用のEAR534が納まる予定(今年中に導入できたらいいなぁ)。音に関するレポートはしばらく聴きこんでから書きます。

スピーカーケーブル交換

(3月11日)

導入までのあらすじ

アインシュタインケーブル愛好家を自負しているのですが、最近やっとスピーカーケーブルをビヴァーチェからラルゴに変更しました。 アインシュタインのスピーカーケーブルは今のところ2種類しかなく、入門レベルのビヴァーチェの性能がいいこともあって、ラルゴに関しては見送りが続いていたのですが、たまたま、新しく導入予定のDACを自宅試聴する機会ができたので、お店に頼んでラルゴも試聴させて戴きました。 まずはDACを換えて試聴し、色々と聴いてはいいなぁと話をしておりました。(新しいDACについては近日中に導入できると思うので、詳細は後日)新しいDACの音にも馴染んできたので、そろそろスピーカーケーブルを換えて聴いてみようということになり、ラルゴに交換して、最初のCDの音が出
た瞬間から、なにこれという状態になりました。もう後には引き返せない音の違いに今回の導入へとつながります。

ラルゴになって感じたこと(試聴時の印象)

まず、低域がすごく締りが良くなったことと、床鳴りが少なくなったことです。でも、量感が減ったわけではなく、ぼやけていた音がすべてスピーカーから音になって出てきているという感じでした。全体には音の重心が下がり、各楽器の輪郭が明瞭になってきているのがわかりました。ボーカルもとりわけ艶っぽくなってきてますし、ピアノの音も芯がしっかりしてきて重量感がでてきています。ラルゴを聴いてしまうとビヴァーチェの音が薄くボケていたんどと思えてしまうのです。後、和太鼓の音を聴くとアタックもよくなっており、もうほんとに太鼓の皮のふるえが伝わってくるような感覚を受けました。音量はビヴァーチェのときと聴感上で変えないで聴いているのですが、身体で感じる音の迫力がラルゴの方がずっと大きいんです。いいことずくめのように書いていますが、少なくともうちのシステムでは欠点といえるような音の聞こえ方はまったくしなかったです。このあたりはラインケーブルから一貫してアインシュタインを使用していることもあるかもしれません。

ラルゴを導入してみて

試聴時は長めの3mでしたが、導入したのは1.5mペアです。 音の印象は試聴時と変わらないですが、エージングしてないこともあってか、若干音に硬さがあるような気もします(DACが違うので、このへんの影響も大きいと思います)。改めて、色々CDを聴いてみて新鮮な感動に浸れました。 ビヴァーチェではオーケストラの弦楽器のしなやかさと管楽器の音の張り出し感が自分のイメージ通りにうまく両立しなかったことがあったのですが、ラルゴではこれが両立してるんですね。 ボーカルもなんかすごく色気やなんか(言葉の端々の微妙な息遣いがわかる感じ)が伝わってきて、思わずドキッとしてしまうこともありました。 もうお猿さん状態でCD聴きまくりでちょっと聴き疲れしてしまうほどの状況です。ビヴァーチェが1800円/mに対してラルゴ24000円/mですから安いケーブルではないですがコストパフォーマンスは抜群だと納得させられてしまうのでした。

 

エコーバスター導入

(2月27日)

新しい部屋になってから、基本的な音はいいのですが、ステレオを聞く位置でどうも低域が過剰気味になってることが気になってしかたありませんでした。特に耳に圧迫感を伴うような音が出るのをなんとかしなければと考えていたのです。

最初は低域の出すぎなのでルームチューニング材のバスバスターを導入しようかと思ったのですが、デモにきてもらった店長曰く、壁の一次反射の影響だろう。

ということでエコーバスターを両側の壁の部分に設置して聴いてみると、たしかに圧迫感はほとんど感じなくなりました。若干、低域はまだ多いかなとも思えましたが、ソフトによるバラツキもおおきいのでしばらく聞き込んでみようと思い、エコーバスターのみ導入しました。

後日、エコーバスターの位置を調整していて判ったのですが、音の定位もよくなっています。各楽器の位置関係がより明瞭にわかるようになりました。

色差ケーブル比較レポート

(〜3月3日)

背景
増設予定の色差ケーブルを物色するにあたり、お店の厚意によりケーブルを貸して戴いて視聴し、購入の参考とする。

比較ケーブル
オルトフォン:DVD−5000SILVER/3(我が家のリファレンス)
オーディオクエスト:YIQ−2?
サエク:DC−3P

視聴機器
DVDプレーヤー:DVD−H1000(プログレッシブ出力で視聴)
ビジュアルセンター:VC−2001
3管プロジェクター:LVP−2001
スクリーン:キクチ マリブ80インチ
ビジュアルセンターと3管プロジェクター間は三菱純正ケーブルで接続

注記
3管プロジェクターが初期エージング中なので、同期乱れなどは条件的に厳しいかもしれません。 青のズレなども起こり始めている状態で視聴してます。

視聴ソフト
青の6号Vol.3
ソルビアンカVol.2
ツイスター

1.オルトフォン:DVD−5000SILVER/3
今回比較して初めてわかったのであるが、他のケーブルに比較して色彩が豊かである。色がしっかりでる(見た目は濃い印象)し、階調も細かい感じである。但し、他のケーブルに比較して白にちょっと色がついてる?ような印象を受ける。上質紙と中質紙の違いのような感じを受けた。黒は沈みこみがよく黒側の階調もしっかりでてる。後、他のケーブルが同期乱れや青滲みを起こす場面にて一切問題が起きなかったのはケーブルのロスが少ないせいなのであろうか。

2.オーディオクエスト:YIQ−2
今回のケーブルなかでは中間的な色合いの印象だった。でも、やはりオルトフォンより薄い印象。青の6号では白が飛んでる印象があるが、黒は沈みこんでいる。ちょっと黒側は階調不足な印象を受ける。ソルビアンカのオープニングではスタッフ表示の所で盛大に同期乱れが起こる。

3.サエク:DC−3P
まず第1に白が真っ白^^;な印象を受ける。色合いはオルトフォンに比べると薄く感じてしまう。青の6号では幽霊船の艦内のもやの動きがすごく鮮明である。でも、ちょっとバックに対して浮きすぎてる印象。黒側も浮き気味な印象。全体に画面の明るさがアップしたような感じである。ソルビアンカではオープニングでの同期乱れがやはり発生する。後、ツイスターでは青の色ずれが他のケーブルより目立つ。

総評
やはりオルトフォンが値段的にも高いだけあって良いと思った。それにしても、ケーブルで同期乱れの有無があるとは思わなかった。サエクは白が印象的であるが全体に調整しないと黒が浮いたままになりそう。オーディオクエストは値段的にはバランスがとれたケーブルだと思う。
なにぶんオルトフォンの銀線からスタート^^;してしまったので、下の価格帯のケーブルでは中々勝負になりそうなものを見つけるのが厳しい状況というのが今回の結論です。もう一本、購入予定の色差ケーブルはまたオルトフォンの銀線にすることになりそうですね。(お金どうすんじゃ〜^^;)

追伸
ソルビアンカのオープニングで起こった同期乱れはインターレース出力では起きないことが確認できました。さらにビジュアルセンターを入換えるとどのケーブルでもおこらないということが確認されました。 お店の人曰く、これはビジュアルセンターの問題だそうで、後日、入換えということになりました。でも問題あるビジュアルセンターでも問題なく再生できるオルトフォンの伝送能力ってすごいと思う。

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