AVヒストリー2002(2002年1月1日〜12月31日)

スチュワート スノーマット導入

12月28日

2002年の締め括りはスクリーンの入替となりました。前々からイベントなどでスチュワートのスノーマットはいいよぉ〜と著名な方々に言われ続けていたのですが中々踏切れなかったのです。まぁうちの場合3管プロジェクターには余裕ありまくりの80インチというサイズもあって、不満点が出てこなかったということもありました。しかし、あるイベントで「いくらLVP−2001でもスノーマットじゃなきゃこの画はでないよぉ〜」とある方に言われ、理性のタガがはずれました(^^ゞ。
と言っても今年はSRDVDという大物を購入してしまったので資金ないよぉ〜といつものお店で嘆いていたら・・・悪魔のささやき・・・来年夏のボーナス一括でやれるよ・・・・さらに理性のタガがはずれました(爆)。

で具体的な話となって、やるならスクリーンは平面性に優れるスナップパネルということ。さらにオーディオ再生時のスクリーン面での音の反射による定位のみだれを防止することと見ためのゴージャスさ^^;を求めて電動カーテン(布地は赤の別珍ぽい奴^^;)をつけようということになりました。

当初はすべて年内インストール予定だったのですが電動カーテンレールとかが間に合わないということで、まずはスノーマットの画を堪能することを優先してスクリーンのみ導入しました。

さてインストール前日にスクリーン前のアンプやらセンタースピーカーを移動してお掃除、当日は予定時刻通りにインストール開始、テキパキと作業が進んでいきます。やっぱ専門のインストーラーのお仕事は見ていて安心できますね。スクリーンの位置決めとかきっちりしててすごいです。午前中にスクリーン設置を終え、調整に備えて全白画面を出して昼食となりました。近くにちゃんこ料理店のランチを食べたのですが中々おいしかったです。さて昼食から帰ってSさんの調整開始です。まずはフォーカスからになるのですが中々時間のかかる作業でした。最終的に調整が終わるまでに2時間以上かかってましたね。うちの場合、NTSC525PとPAL625Pの4:3と16:9の4波なんでまだ少ない方だということです。これにハイビジョンとか入れると・・・調整だけで大変なことになりますね^^;。

さぁ最終的にDVDで細かい色調整となるのですが、スクリーンの入替の為にフロントのパワーアンプが外された状態なので音はリアのみということで、うちに来る時に音を楽しみにしているSさんはくやしがってました。
さて恋に落ちたシェイクスピアで最終色合調整をしたのですが、なんか衣装のディテールのすごいのなんのって・・・すごく細かい所までしっかりフォーカス合ってるしですごい感じでした(Sさんの調整の腕前もありますよね)。これでインストール終了ということでSさんは次の現場があるということで早々に帰られました。

Sさん撤収後、まずはフロントのアンプやらセンタースピーカーを掃除しながら元の位置に戻して、さぁ本格的に視聴開始・・・なんか全然画の情報量が違う^^;。S/N、階調、黒の沈み、白の均一性どれをとっても次元が変わりました。また隅々までフォーカスがいい感じに観えるのはやはりスナップパネルならではないのかな。後、デラックスタイプのフレームは黒の別珍仕上げなのでほんとにスクリーンの幕面のみが浮立って、まるで窓から景色を眺めているかのような錯覚を覚えたりして(^^ゞ。
MISIAのライヴではレーザー光線やライトの反射のグラデーションが綺麗にみえるし、白の衣装の微妙な色合とかすごく自然にみえます。ファイナルファンタジーではさらにCGの精密な色表現浮立ち、立体感がますますよくみえるようになりました。もうとにかく観るソフトの片っ端から新しい発見があったりして感動物でした。
しかしスノーマットはスチュワートの推奨使用条件が暗黒^^;となってるように迷光に敏感なので、やはりメイン・センタースピーカー側面の光の反射が結構影響することがより明確にわかるようになってしまいましたね。このあたりは予想してたので後日対策するつもりです。

とにもかくにも評判通りにスノーマットはすごいということを実感した次第であります。

スーパークライオ処理電源ブレーカー

(音声篇その1)12月22日

映像系のブレーカー交換に続き、音声系のブレーカーもクライオ処理品に交換してみました。
しかしうちの場合、音声系のブレーカーがアナログ機器系が2系統、デジタル機器系が1系統の計3系統もあるのでいきなり全部を換える資金(T_T)も度胸^^;もないので、フロント3チャンネルのパワーアンプに給電しているアナログ機器系統の2番のみを交換してます。

でもってどうせ交換するならってことで気になっていたスーパークライオ処理品にしてみました。ちょっと7500円というのは高いって気もするけど、なんか中途半端にクライオ品(4800円)買って効果が少なくて、またスーパークライオ品を買うという泥沼にならぬように一気にスーパークライオにしちゃえという屁理屈です(^^ゞ。

さて交換して早々に試聴してみるとS/Nがよくなってるようで情報量が増えてるように感じました。特に微弱な音の再現性が良くなってるようでピアノの消え入るような音の余韻とかが自然に聞えてくるようになりましたね。でも音のバランス的には躍動感とかボーカルの存在感が弱くなってしまっていて割りとマイナス面が多いように感じました。まぁクライオはエージングに時間がかかるので100時間くらいはあまり気にせず聞き流すことにしてみました。

さてエージング時間中の印象など・・・
それにしても最初の30時間くらいまではころころと音の印象が変わりましたね。聴くCDごとに音の印象が変わったりしてもう何がなんだかって感じでした。
50時間を越えてくるとかなり音の変化は落着いてきたのですが、どうも躍動感とかドラムのアタックなどが前ほど気持ちよく抜けてこないことがひっかかってました。もしかして失敗だったかなぁ〜という気持ちがよぎったりして(-_-;)。
さて100時間を越えた後でもあいかわらず躍動感が出てこないのがネックだったのですが、ここまでは主にCDとかDVDばかりで聴いてたのです。ところが久しぶりに買い込んだ新譜のアナログレコードを数枚聴いてから何気なくかけたお気に入りのCDがなんかすごくいい感じで鳴ってるんですよね。気のせいかとも思ったのですが、翌日改めてCDのみ聴いても印象は変わらなかったのでどうやらまた音が変わったようです^^;。なんでだ?・・・思うに高域再生限界がアナログの方が高いんで高域側のエージングが進んだのかと推測しとります(半信半疑ですが)。でもいい方向への変化だからOKですけど。

さて現在での印象としては基の音のバランスとかは変えずにS/N向上による弱音・余韻の情報量がアップしたって感じです。空気感とかも出てくる感じがしますね。若干音の厚みが薄れたかなって感じですが、まぁ自分には好みの範囲なんで問題なしでしょう。
さぁそうなるとこの効果とスーパークライオ処理のお値段との天秤になると思いますが・・・普通なら高いってことになるでしょうね(^^ゞ。でもまぁそこがこういう道楽にハマッタ人間の性といいますか・・・いいんじゃないと思えてしまう自分が怖い(爆)。

さらに残る2系統もスーパークライオ処理品に変更することになるでしょう( ̄ー ̄) 。

クライオ処理電源ブレーカー

(映像篇)11月23日

まぁ巷で結構噂に聞くクライオ処理の電源ブレーカーを試してみました。

うちの場合、部屋改装の際に容量アップと系統増設をしたのでブレーカーなども2年くらいしかたってないので純粋にクライオ処理の差が出やすいのではないかなぁと思っています。


さてまずは弊害の少なそうな映像専用ブレーカーを取替えてみました。外したブレーカーを見る限り端子部などもまだ銅の光沢があり劣化してないように見られたので当初の目的通りの評価ができそうな予感。
クライオはエージングがかなりいるときいていたので、とりあえず最初から良くなってるとは期待せずに視聴開始。最近お気に入りの2002MISIAライヴを観てみた。えーとあんまり変わった印象がない・・・なんとなくスモークとかレーザー光線の微妙な階調が綺麗に見えるようになってる感じ。さらにちょっと困ったことに黒が浮きぎみになってることがわかる(T_T)。全体の輝度が上がったように感じるのでそのせいかも知れない。まぁ最初だからしばらく設定はいじらずにほっておくことにしました。


さてエージングを勢力的に進めて、かれこれ100時間くらい経ってきた印象では当初気になっていた黒浮きも落着き一安心。なんとなく輪郭の強調感が薄れて非常に観やすくなってるような気がすることと色合が少し濃厚になったかなという印象。すごく変わったという印象はないが少しはよくなったようなのでこれで良しとしようと思った次第です。


ところが最近スーパークライオ処理なるものが出てきてるじゃありませんか^^;。
うーん値段の差もあるが果たしてどれほど効果の違いがあるものなのか・・・・気になる(-_-;)。
ということで今度は音声系のブレーカーでトライを開始予定なり・・・。

パワーアンプAPD20ASS導入(11月9日)

リアチャンネルのパワーアンプを変更しました。目標は全チャンネル同一アンプなのですが、当分は実現無理そうですし、リファレンスケーブルのニュートロンが入手不可能になってしまったのでアンプが購入できてもケーブルが揃えられなくなってしまうのです(T_T)。

なんでアルケミストAPD20ASSなのかというと、バランス入力がついてて、メインチャンネルと同じパワー(100w/ch)があってパラビッチーニサウンドが聴けるものということで決定したのです。このモデルはもう生産終了になっていて中古でしか入手できないので、お値打ち品があるうちにということで購入しました。バランス入力が欲しかったのは将来的なAVプリの変更をにらんでのことです。今まで使っていたAPD15A2SSはアンバランス入力しかないんです。

さてこれは試聴無しで購入したのですが、まぁお店で2chで鳴らしているのは何回も聴いているので素性がいいのはわかってましたがリアチャンネルでAPD15A2SSとの差がそんなにあるのかなぁ〜と思っていたのです。

さてラックの中になんとかセッテイングして鳴らしてみて・・・ありゃ・・・全然違うでないの^^;。
リア側の情報量が格段に増えてるし定位もいい、また音の拡がりがすごくクリアになった感じです。
見聞き慣れしたソフトからまた新たな発見がたくさんあってびっくりもんでした。
いやはやセパレート設計のパワーアンプはプリメインのパワー部とはクオリティが違いますな。当たり前といえばそれまでなんですがリアチャンネルという使い方でこれほどの差を実感するとは思いもよりませんでした。やっぱパラビッチーニ設計のアンプはアウトプットトランスが肝のような気がしてきましたね。APD20ASSも石のアンプなんですがアウトプットトランスを使っているんですね。

ちなみに電源ケーブルは最初からアインシュタインにしてます。ちょっと前からAPD15A2SSに試していて良好だったので今回は最初から使ってしまいました。

センターチャンネル強化対策

その3(11月9日)

〜シグネチャーへバージョンアップ〜

さてセンターチャンネル向上計画^^;も最終段階となりました。上級グレードへのバージョンアップです。
F3のスピーカーシステムは上級グレードへのバージョンアップが可能なんですよね。現在うちのセンタースピーカーはラインナップでいうとスーパーというグレードです。それを今回はシグネチャーというひとつ上のグレードにバージョンアップしました。グレードアップを図る際に投資が少なくてユーザーにとっては非常に経済的かつエコロジーなシステムだと思いますね。他メーカーも見習ってほしいもんです。
さてスーパーからシグネチャーへのバージョンアップ内容といいますとトゥイーターの交換と内部へのダンピングマテリアルの追加となります。ただトゥイーターの大きさが異なるのでバッフル板とサランネットも交換となります。
バージョンアップ作業はなじみのショップに行ってもらいました。でも最初はユニットのひとつの接続が逆になっていて低域が減ってしまうトラブルがあったりして(-_-;)。

前にも書きましたがみてくれはバーチカルツインのウーファーなんですが、実は3way構成なんですね。右のユニットは内部で独立キャビネットになっていて密閉構造でミッドレンジとして使われてます。左のユニットが低域専用でリアのバスレフポートを使う構造となってます。
さて今回トラブル時にリアターミナルの2系統でユニットがどうなるか試してみたらトゥイーターとミッドがなる端子と低域ウーファーのみの端子となっていることがわかりました。まぁシングルワイヤリングの2way+サブウーファーみたいな構成ということですね。
さてここで難問・・・うちではバイワイヤー接続でラルゴとトレモロ(高域専用)の異径のケーブルを使っているのです。さてどうつないだものか・・・・とりあえずトレモロでミッドまで受け持つ方にして、低域専用にラルゴにしてみました。
え・・・今まではどうだったかって(^^ゞ・・・実は低域用にトレモロがつながってました(+_+)。
まぁそんなに問題じゃないとは思うけどね・・・(-_-;)。

さて肝心の試聴開始ですが、細かい情報が自然に聞えてくるようになりました。また音の立上りが向上しているようで打撃音とかよりシャープに聞えるようになりましたね。また音の抜けがいいようです。なんせユニットとしては新品ですからエージングでどのように変化するかこれから楽しみです。

MIMESIS SR CD/DVD TRANSPORT Evolution Progressive導入

(9月28日)

ついにDVDプレーヤーも舶来物^^;になってしまいました。
思えば八月のイベントでEIDOS38との画の差のわからないことにショックを受けて9月にSTDとEvo仕様の自宅比較視聴(結局Evoは間に合わずSTD仕様のみ)をしてもらい、Evo仕様の方がさらにいいはずだからと購入を決意して首を長ぁ〜くしてまってました。

納期が中々決まらず禁断症状^^;が出てるなかで、やっと納期がほぼ確定して導入時はSRDVDに合わせて3管側の色調整をしてもらうということでお店のSさんが我家に納品にくることになりました。
しかし別件でお店によった時にもう店にある(^.^)!ということで自分が先に持帰り、セッテイングと色合わせの為のウォームアップをしておこうということになったのです。
そして妙に小さい梱包^^;を車の助手席に乗せそそくさと家路についたのであります。

さて家に帰って、さっそくセッテイングを開始と梱包をあけて本体を包んでるビニール袋についてる紙に目が行きました。
本機の出力仕様・・・コンポーネントにチェックマーク・・・(-_-;)。えーとたしかRGB出力を頼んでるはずなのに(T_T)。
さっそくお店のSさんに連絡、輸入元に問い合わせてRGB出力への変更方法を入手し色調整にやってきたSさんが実行するという羽目になったのです。Sさんありがとぉ〜。

さて気をとり直してRGB接続になった状態で自宅視聴時にSさんと観たソフトを再生してみる。おぉ〜STD仕様より格段に音がいい!前回の視聴時には堀切さん御推薦のインフラノイズのDR−3000をSTD仕様につないで視聴していたのですが自分の印象ではそれを上回るように感じられました。Evoにしてよかったぁ)^o^(。
さてその後、細かい色調整をSさんがやってるのを端から見てたのですが、うーん自分にはよくわからない状況でした(^^ゞ。でも恋に落ちたシェイクスピアで色調整してる時は、なんかすんごい細かい衣装のディテールが見えるのにびっくりしてしまいました。さて色調整も終わりSさんが帰還されてから猿の如く色々なソフトを観まくりです^^;。

さて我家のリファレンスH1000と比較しての第一印象など・・・まず画の方は色の階調がものすごく増えたということでしょうか。観慣れたソフトから色が溢れ出す印象です。また質感表現もよくなりました、金属物のてかり方とか衣装の質感もいい感じです。それに黒側の階調表現も豊かですね。漆黒から薄墨っぽい黒まで黒にも色々あるんだと再認識しました。

でもそれ以上に音の変化にはびっくりしましたね。非常に微弱な環境音(風音とか建物内のこもり音だとか)が自然に聞えるんですよね。こんな音入っていたの!という驚きが次々におこり感動物でした。後、音の立上りがいいからだと思いますが金属音とか爆発音の痛さ^^;が向上してます。でも気になることもあって低域の力感が少ないなぁということと声の厚みがちょっと薄めってことでしょうか。このあたりは視聴時からわかっていたことでGOLDMUNDサウンドの特徴かなと思ってます。音像がシャープになるんで音の移動感はよくなるんですが、ちょっと音場密度が薄くなるかなという印象もあります。
うちのシアターが元々かなり濃い目の音作りですからそういう印象になることは予想範囲でしたけどね(^^ゞ。まだ慣らし中ということもあるし長い目でみてこうと思ってます。まぁ電源ケーブルとかインシュレータ等でチューニングの余地もあるし先の楽しみもあるってことにしておきましょう。

後、うれしいことはPALのプログレもリージョンコードも切替なしに再生可能ってことですね。とても使い勝手がいいです。これでクロマアップサンプリングエラー対策が済めば当分DVD再生環境は安泰でしょう。後、外部クロックジェネレータの動向も気になるけどね。
 
改善して欲しいなぁと思えることもありまして、

・表示部のディマー調整がないのでシアタールームでは眩し過ぎるということ。
自分は濃い色の透明アクリル板をさっそく衝立にしてます。これならリモコンも使えるしね。

・本体の発熱がすごいこと。
スタンバイでも側板がかなり暖かいのですが、作動中は電源部よりの側板は熱くてさわっていられません。この発熱量は何?って感じです。全体にかなり熱くなっていて観終ったソフトを手のひらにのせるとかなり暖かくなっていることがわかります。だってトレイもかなり暖かくなってるし・・・中に熱がこもってるんでしょうね。ディスクへの影響がないかちょっと不安だったりする。パワーアンプじゃないんだからねぇ・・・なんか回路素子とかの寿命が短くなりそうな( ̄ー ̄;。

画像はとりあえず仮設置状態です。後、右の画像にあるのがアクリル衝立なり。

 

センターチャンネル強化対策

その2(9月22日)

〜パワーアンプ電源ケーブル変更〜

オーディオのメインチャンネル用パワーアンプにてすっかりハマってしまった試作品アインシュタイン製銀線電源ケーブルがやっと少量ながら製品化され予てからセンターチャンネルにも同じ電源ケーブルをと思って予約してあったのがようやく入手できました。
さっそく繋ぎ替えてみて慣らしも無しに聴いてみたのですがやっぱりいいです。ラインケーブルのニュートロン化を先にやってあったこともあってメインチャンネルとの相性もさらに磨きがかかりました。やっぱり2chで感じてた特質はセンター一本でも十分感じとれましたね。まず音離れがさらに良くなるし、響きも明瞭に感じとれます。後、音の立上りがよくなり衣擦れとか物が動く音、剣同士の当る金属音とかのリアリティかなりよくなってると感じとれました。

試聴ソフト別でいうとMISYAライブではMISYAの声の拡がりがよくなってるし、ベースの輪郭もより明確になりましたね。コントラステスではギターの弦の響きが格段によくなってるしメインチャンネルのオーケストラにひけをとらない感じになりました。グリーンディスティニーでは剣同士の音がすごく切れ味よく響き迫力満点でした。それに微妙な音の変化も聞えてきて感動もんでしたね。

どうやらうちの機器構成はアインシュタインのケーブルと相性がいいみたいですね。
さて2chの経験からエージングでバランスがよくなってくると思われるので、これからの変化が楽しみです。
さぁ残る課題はAV3Cのシグネチャーへのバージョンアップだな。

Clearaudio Victory H 購入

(7月27日)

少し前から噂に聞いていたクリアオーディオの新カートリッジを購入してしまいました。ちょうどG−FLEXの支払いに行った日に入荷していて、これから試聴用をセッティングするから付合ってと店長にいわれてお付き合いしたのが運の尽きでしたね。

形としてはクリアオーディオのシグネチャーとはデザインが違ってちょっとゴツイ印象ですね。なんとなく自分はアバロンのスピーカーを連想してしまいました。クリアオーディオのカートリッジはエージングがしっかりいるから最初からまとまった音が出る保証はないのですが、お店のハイパースペースにセッテイングされたVictoryから出た音は・・・良かったです^^;。スピード感と情報量がすごいんです。店長が気をきかせて自分の好きなコージーパウエルのオーバーザトップをかけてくれたのですが国内盤にもかかわらず音の鮮度というか抜けがすごくいいんですね。なんで国内盤でこんな音するんやぁ〜という感じであっけにとられてしまいました。
これってロック系向けかなぁ〜なんて思っていると次から次へと店長がいろんなジャンルをかけていきましたがジャズ・クラシック・ポップスどれもいいんですねぇ。これはちょっと信じられないパフォーマンスだと店長と2人で盛上がってしまいました。
ジュビリーよりちょっと高い価格でこれだけの音が出るなんてちょっと信じられなかったですね。シグネチャーの半値ちょっとでそれに近いパフォーマンスだと感じてしまいました。そこに店長の悪魔のささやきがあったものだから・・・( ̄ー ̄;。それでも踏み止まっていたのですが最後に宇多田の1stのレコードをかけてもらってとどめでしたね。お持ちかえりになってしまいました(^^ゞ。

さて早々にうちのサブアームのSME310にセッテイングして色々聴いてみて改めて音の良さにびっくりでした。情報量、音の骨格、スピード感どれもいいんですね。それこそ聴き慣れたレコードから新たな音の発見があったりしてびっくり状態でした。
それからしばらくは狂喜しながらレコード聴きまくりの日々だったのですが、中にはちょっと歪みっぽさが抜けきらない盤があることに気がついたのです。メインのアンナアームのロイヤルNでは歪まないので納得いかないなぁ〜と、ふと思いついたのがもしかしてカートリッジの性能をアームが支えきれないのではないだろうかということでした。しばらくは本妻であるロイヤルNをアンナアームからはずすつもりはなかったのですが、どうにも気になり始めると確認しないことには収まらなくなってしまいまして、一週間せずVictoryは本妻を愛人へと格下げしてしまったのです^^;。

さて取付け・調整もきっちりやって出てきた音がまたいいんですねぇ〜。歪みっぽかった盤も全然問題無くなったし、音の重心が下がってグッと落着きも出てきました。聞き比べてみるとSME310の方がハイ上がりで音が若干ながらやかましかったということがわかりましたね。やっぱNASはアームも一級品ですねぇ。

さてこうやって色々聴いてみるとVictoryは車でいうなら最新鋭スポーツカーでロイヤルNはラグジュアリーカーという感じですかね。なんか聴く気分で使い分けられる感じで楽しみの幅が増えたと思ってます。こういう楽しみがしやすいのもアナログならではですね。

さてエージングもまだかかりそうですが、これからはあせらずじっくり付合って変化を含めてレコードを楽しんでいきたいと思ってます。
といいつつ今日は何を聴こうかなぁ〜と^^;おかげでビジュアルはほとんど手付かずだな( ̄ー ̄;

G−FLEX購入(7月27日)

一週間のお試し期間の後、結局購入することになりました。まぁかなりの割引特価だったしね。それにしてもインシュレータというのは難しいですね。家ではDACで試してみたのですが、置く場所やバネの枚数(G−FLEX特有の調整ですけど)でかなり効果の度合いがかわりました。

やっぱポイントになる場所があるようで、そこにした時は低域の締まりや全体に分解能の向上が感じられました。場所によっては低域が出すぎてどうしようもないこともありましたね。まぁZIAの筐体がちょっと貧弱なんでうまくケースの振動を消すことができていい結果になってるように感じますね。

センターチャンネル強化対策

その1(6月22日)

〜オールチャンネルニュートロン化〜

やっぱりニュートロンはいいですね。アレグロシルバーでも充分な情報量が伝わっていなかったことをニュートロンにして初めて実感しました。とにかくスピーカーからの音離れがいいです。LRチャンネルとの音色のなじみもよくなったので自然に音が広がる感じですね。さらに音量を上げなくても細かい音が聞き取れるようになりました。
我家の場合LRチャンネルをピュアオーディオと兼用しているのでセンター、リアチャンネルを同一仕様にすることが難しい(特に金銭面で(^^ゞ)ですが、やはりオールチャンネルできるだけ同じ条件にした方が素直な音場が得られるなと思いましたね。
それにAPD50とカサノバをつなぐラインケーブルをアレグロからニュートロンに替えてみて途中にグレードの劣るものを入れてしまうとそれがネックになってしまうことも実感しました。
さてさてこれから更なるセンターのグレードアップ計画を考えねば。

NAS強化電源導入

(6月22日)

試聴して以来かなり経ちますがやっと我家にやってきました。プレーヤー自身がベルトドライブで弱トルクのモーターということで電源の影響を受けにくいはずにもかかわらず電源のクリーン化がここまで効果があるのはやっぱり電源事情が相当悪いってことでしょうかねぇ。
とにかくうちでの効果は店での試聴時と同じく音のフォーカスがビシッと合うことですかね。音のにじみがなくなって余韻が綺麗にでるようになります。

電源ケーブル顛末記

(5月17日)

 

色々試した色々戯言など少々・・・

S/A LAB HH3.5AC
音系では低域が締まりすぎ、艶とかも後退してそっけない感じに聞える。分解能が高いのは認められるが潤いとか艶に欠けちょっと自分が求めるものと違った。うちでは映像系しか使えないとの判断となる。ビジュアルセンターにも使ってみたがやっぱ色乗りがよくなるみたい。

AET GAIA
まぁHH3.5よりは低域は出るし響きもちゃんと出てるのだが、なんか高域の線が細い感じがする。弦の音がひ弱に感じてしまうことと妙なカラーが乗ってるようでなじめなかった。というか効果対価格で納得いかないってとこですね。

Fim Fim880(壁コンセント)
色々とネットで評判は聞いていたので試しに使ってみた。ケーブルは付属ノーマルで試す。高域の透明感というか抜けがすごくよくなった。なんかケーブルであれこれしてたのが馬鹿らしく感じてしまうほどうまい具合のバランスとなりました。

でしばらくはFim880+付属ケーブルでいいやぁとなってしまいました。
なかなかバランスよく要求を満たしてくれるケーブルってないものだなぁとなった次第です。

それからしばらくして・・・あるメーカーの試作電源ケーブルを借りられる機会がありました。
線材は銀だということでプラグ類はホスピタルクラスの一般品です。なぜか皮製の手提げバックに入ってるのね。
そしてそのケーブルをつないで何気なく音出ししてぶっ飛んだ。
いやぁ〜やっぱ世の中にはすごいケーブルがあるんだと思わされてしまいましたね。

エージング初期はなんか各楽器間のバランスがよくなかったけど鳴らしこむにつれてどんどんよくなっていきました。
中高域の透明感がよくなって音の余韻がすごくきれいにでてくるんですよねぇ。分解能が高いわりに音の線が細くならずしっかりと鳴るし、立上りがいいのかドラムとかのアタックがすごく気持ちよく抜けてくるんです。また低域も輪郭がしっかりしてボケないし量感も損なわれる感じもない。音が全体に前に出てくる感じで今までと同じボリューム位置でも音量が大きく感じられるくらいです。なんか今まで聴きなれたソフトがこれだけ違うバランスで聞えてくるのは新鮮でした。
鬼太鼓座を試聴した時は体感する太鼓の音の違いに思わず顔がにやけてしまいました^^;。

まぁ試作品だけにこれから売られるかは未定だけど・・・でもこれはずしたくないなぁ〜(^^ゞ。

P.S. 結局、お試し品として試作品は購入できました(ラッキ〜)。さらに若干数だけは生産されるようです・・・

LVP−2001

バージョンアップU&レンズクリーニング

(3月22日)

3管プロジェクターLVP−2001のバージョンアップキットP−2001導入及びレンズクリーニングを実施してもらいました。作業は部屋改装からお世話になってるBASISのSさんです。普通バージョンアップ作業は三菱のサービスマンがやるんですがSさんは三菱の3管開発チームからお墨付きをもらってるんですね(というか三菱の工数削減作戦だったりして^^;)。

さてかなり大掛かりな作業になるということで朝10時スタートの予定だったのですがSさん到着は11時過ぎでした。どうも家にきてもらうときは色々な横やりが入ってゆっくりできないのがジンクスになりつつあるなぁ(^^ゞ。
まずはバージョンアップ作業からスタート。前回お店での視聴会の時に基板交換の練習をしていたSさんですが結構忘れてるようでちょっと手間取ってました。まぁ横でうるさいのがじっと見てるから気抜けないよなぁ〜( ̄ー ̄)。 さて最終的に基板の入力端子部のタッピングスクリューが締まりきらないというトラブルもあったりしましたが基板のガタもないのでとりあえずそのままで試写にうつりました。とりあえずジャンヌダルクの冒頭とちらっと観てうーん中々すごいねぇと思いましたね。
(翌日タッピングスクリューは自分で増締めしたらちゃんと締まりました^^;。単純にネジを壊すのを恐れて締込みが甘かっただけでした。Sさんもうちょっとトルクかけても大丈夫だよ)

次にレンズクリーニングを開始したのですがこれが結構大変な作業ですね。レンズを外す為にあちこちばらさないといけないしレンズを止めるネジのダストカバー(接着剤でついてる)は再利用するので慎重にはすさないといけないのです。

レンズ取外し中 レンズがはずされた状態

 

さらにダストカバーについてる接着剤とレンズ筒についてる接着剤のカスは削り落しておかないと次の接着時に隙間になるのです。そこでこの接着剤のカス落しを自分がお手伝いしてました。いゃぁ〜こういう作業やり始めるとつい熱中しちゃうんですよねぇ。どうもモデラーの血がそうさせるのかなぁ^^;。作業ナイフと秘密兵器セラカンナを駆使して徹底的にカスを除去。そのこだわりにSさんもちょっとあきれ気味だったりして(^^ゞ。

レンズクリーニング中 接着剤カスの削除中
さて外したレンズは前に紹介してるディスクリソリューションでお掃除するのです。でもこの液って最後の拭き上げにコツがいるのですね。そこで前にうちで試してやりやすかったレイカのバランスウオッシャーCLとビスコCLを使って仕上げました。ビスコは拭き上げ後に繊維くずが残らないのがいいし、バランスウオッシャーの仕上げ剤は揮発性が結構いいので拭き上げがしやすいのです。ビスコはちょっと一枚当りの値段が高いのが難点かな。でもめったにやれる作業ではないのでケチらず使いまくりました。
さてレンズのクリーニングが済んだら組上げです。こちらはそんなに手間取ることなく終了しました。
レンズ組み込み ダストカバーの接着剤塗布

さてこれから調整になるのですが3管のウォーミングアップがいるので、おおまかにフォーカスを調整しシグナルジェネレータを接続して全白を出して遅い昼食となりました。ここまででもう五時間ちょっとの時間が経過してましたね。

昼食後の3管ウォームアップ時間を利用してレコードに興味のあるSさんにアナログ洗脳をやってました。これ以上聴いてると調整に身が入らなくなるというSさんのお言葉で3管の調整タイムに突入。自分は照明係で調整を毎回観てるのですが、あいかわらずやってることがわからない(^^ゞ。でも黙々と作業は進んでいきます。今回はPALの調整もしてもらったので結構時間かかりました。2時間くらいはかかってましたね。

さて調整も終わりまずはH1000でジャンヌダルクを観ながら色温度微調整などをしていきます(といってもおまかせなんですけどね(^^ゞ)なんかすごい画がでてると思うのですがなんかピンとこない感じ。次にP500でビデオ素材の4:3ソフトを再生してみるとあれ画面がずれてる(-_-;)。どうも2機種間で画像のズレが起こっているようです(前はなかったんですけどね)。これじゃまずいということでブランキングを急遽調整し直しです。そして今回の作業は終了となりました。
Sさんはこの後も別の所で仕事があるということで早々に撤退することになりました。といっても時計はもう夜8時をまわってるんだけどね^^;。ほんとにSさんお疲れさまでした。やっぱりうちにくる時ってあんまりゆっくりできないのね。

さてその後ジャンヌやらグラディエイターなど観ていたのですが、今一ピンとこないんですよね。きれいな画なのですが何がどうすごいのか説明できないんだな(^^ゞ。それにH1000は高域情報がないんであんまりバージョンアップの効果が少ないのかなぁ〜などと思いつつ色々ソフトを観て数時間・・・・H1000ではいい感じなのがP500では暗部の浮きが結構目立つ感じがしたりしてなんかブライト調整やら色々いじりまくってました。前はどちらも同じ設定で問題なかったんでなんでかなぁと思いつつさすがに眼が疲れてきたのでその日は打ち止めにしました。まぁ基板のブラックゲートのエージングもいるんで早々には効果が出にくい部分もあるのかなぁとも考えてました。

さて翌日色々観なれたソフト(決して高画質なソフトではない)を観ていて思ったことは画面が非常にクリーンになったことでしょうか。電源ケーブルを替えてから解像度と引換えに目立つようになったアニメ作品などでのベタ塗り部分で目立っていたノイズがほとんど目立たなくなりましたね。それに所々の細部のディテールが自然に観えてくるようになってきてます。そしてあるソフトの再生を開始して冒頭のメタリック描写の立体感にびっくりしてたらその後の町並みの奥行き感やら細部の再現性がすごくいいんですよねぇ。さらに今まで気づかなかった細かい色使いの差も出てますね。なんかやっとバージョンアップの効能を実感し始めました。かれこれバージョンアップ後15時間くらいになるころでしょうか。やっぱ高画質ソフトでもあまり観ないソフトよりは観慣れた普通のソフトの方が以外と差がわかるもんですね。それに最初の頃に感じていたH1000とP500の黒の再現性も差がなくなってきて結局ブライト調整は元に戻してしまいました。初期エージングが終わらないうちに焦って色々やってもしょうがないということでしょうか。さてまだまだエージング中だからこれからどう変わっていくか楽しみです。

M5Xsignature導入(3月2日)

 

前々から中古でいいものが出るということで押さえてもらっていたF3のAudiovectorM5Xsignatureをリアスピーカーとしてやっと導入しました。メインスピーカーのM6Xsignatureの一つ下のグレードになるのですがこのシリーズはもう生産終了してるし輸入数が少なく中古でも滅多にお目にかかれないのでこの機会を逃すと野望が果たせなくなりそうなので思いきって導入した次第です(しかし車の買換え貯金がリセット^^;)
これで念願の5.1chのAudiovectorシリーズ化が一応完了し、リアチャンネルのフル帯域再生が可能になりました。

フロアスタンドタイプなのでTAOCのSS−2をスピーカースタンドとして利用してリア音場の高さを稼ぐようにしてます。なぜにラックを使用したかというと将来の専用モノラルアンプ設置も考えているからですね^^;(目標はオールチャンネルEAR534モノドライブ!)

さて事前に設置しておいたSS−2の上にM5Xをセッテイング。試聴ポイントちょっと後方辺りにスピーカーの中心軸がくるようにしてカサノバのリアスピーカーの設定をフルにしてノイズでレベル合わせをしてそそくさと鳴らしてみました。実は最近では珍しく自宅試聴なしで導入に踏切ったのでどの程度の効果があるのかちょっとドキドキなのでした。

最初のソフトはデジタルマスター盤のBLOODでしたが冒頭から音場の緻密さと前後のつながりの良さに唖然となりました。地下鉄の前後への移動音や地下鉄内の音の包囲感といい桁違いによくなってます。ちょっと濃密な音場になりすぎって感じもしなくないですが^^;。とりあえず思った以上の効果があって一安心となりました。

その後も色々なソフトで新たな音場の発見があったりして顔がゆるみっぱなしでしたが・・・・・しばらくしてくるとどうも全体を包み込むような音が出てる時に耳に圧迫感を感じるようなんです(T_T)。
まだセッテイングが甘いせいなのか部屋のキャパシティのせいなのか・・・うーむこれからこの問題をどう解決していくかが当面の悩みになりそうです。早々にいいことばっかりじゃないわなぁ(+_+)。

DJ−P500導入(2月23日)

 

前からH1000でのビデオ素材ソフト再生はどうにかならないかなぁと思っていた折、あるイベントでPAL盤の映像の綺麗さにはまりました。そしてPALの625Pがちゃんと出力でき、かつビデオ素材向きのファロージャのI−P変換も搭載しているということで三菱のDJ−P500を購入してしまいました。


だってイベントでPAL盤ソフトをエアーD−1と見比べたのですが若干フォーカスの甘い点など見劣りするところはあるんですが価格差を考えれば当然でその場に映っている画だけで観ればとても4万弱のDVDプレーヤーとは思えないものがあったんですよね。さらにビデオ素材の発色も素直で良かったのでサブプレーヤーとして購入してしまったのです。


今は3管プロジェクター側がPAL用の調整ができていないしソフトもないことからビデオ素材での再生をメインに使っています(3管のバージョンアップUの折にPALの調整もしてもらう予定)。

さて色々と観て思ったのはジャギーが少ない!ということ。H1000内部処理、VC処理のどちらでもかなり目立つジャギ−が出ていたのがP500ではほとんどないんですよねぇ(^.^)。それに発色も豊かで暗部の階調もちゃんと出てました。いやはや技術の進歩は恐ろしいものがありますねぇ。でもこれも3管+D−2001で観てるからちゃんとわかるということのようです。「テレビでは綺麗に見えないよ」と某氏は言ってました^^;。


ただ少しソフトによっては画の安定感に欠けることがあるようです。所々でちらつきなどがおこるソフトがありました(H1000では発生せず)。またカサノバとの相性でしょうか音声デジタル出力の同期が合わずに音が出なかったりノイズだらけになったりすることがあります(T_T)。とりあえず一度再生をストップして再スタートするとちゃんと音が出るようになるんで今は様子見でそのまま使ってます。

さてこれからレゾナンスチップやらアルミテープなどでチューニングしてさらに画質向上をさせるぞぉ(病気やのぉ^^;)

ダブルバスター導入(2月9日)

AVルームの視聴位置後のカーテンをそろそろちゃんと設置しようかと思って部屋の改装でお世話になったお店で色々と画策していたのですが、お店のS氏の意見で遮光は雨戸でしているんでどうせならカーテンなくしてしまうのはどうかということになりました。
でもそのままではガラス面での音の反射が気になるのでなにか音響調整のパネルがいるけど、吸音だけのパネルは部屋がデッドになりすぎてやだからバブルバスターみたいなのがいいのかなぁと話していたら試聴用を借してくれることになり部屋に設置して色々試してみた次第です。

後方の窓のガラス面の中央にくるようにフロアからの高さ調整にあまってたTAOCのスピーカーベースを置いてその上に窓ガラスに立掛けるように設置しました。


さていつものCDを試聴してみた第一印象はバックの演奏に埋もれがちだったボーカルがいい感じで少し前に出てくるようになりましたね。さらに低域の締りも少しよくなったことと細かい音のニュアンスが聞えるようになってきました。さらに音の左右への広がりが大きくなり、ソフトに入ってる残響音がしっかり聞えるようになってます。不思議に置く前より響きが豊かに感じられますね。ちょっと高域のエネルギー感というかシンバルなどの音が綺麗になりすぎたかなという印象もありますけど、全体的にはメリットの方が多いです。
自分なりの推察では後方からの反射音が整理されて、前からの音を汚さなくなったということでしょうかね。

続いて5.1ch系の音を聴いてみるとやっぱりセンターからの音の明瞭度があがっています。ため息などの非常に微弱な音も聞えるようになってちょっと驚きでしたね。またリアの音場も聞取りやすくなりました。

結局、返却にいって価格交渉にて特価で売ってもらえることになり、また持ちかえってきました^^;。

さてこれでエコーバスターシリーズはメーカーの推奨するような構成に落着いてしまいました。まぁうちの部屋の場合は推奨条件に近かったのかそれぞれに効果を発揮してくれていますね。


左右のエコーバスターによる一次反射音の防止、メインスピーカー後のベースバスターによる低域の明瞭度向上・重低音の拡張、ダブルバスターによるリスニングポイント後ろの反射音の整理となりました。

電源ケーブル比較

−3管プロジェクター編−

(2月2日)

またまたお店の御厚意により電源ケーブルを借りられたので画質比較してみました。
借りたのはノードスト エルドラド(10万円/2m)とS/A LAB ハイエンドホース3.5AC(3万円/1.5m)です。さらにうちで眠っていたCSEの切売り電源ケーブルAC−350SX(6000円/1m)+ロジウムメッキオーディオグレードプラグRAP−1(5500円)+フルテックインレットFI−15(2500円)の組み合わせの自作電源ケーブル(約3mなので総額25000円くらい)も比較してみました。

視聴作品:BLOOD(デジタルマスター盤)、パトレイバー劇場版、もののけ姫
アニメ作品ばかりですが背景などの水彩系の細かい色使いだとか元々が平面のものだけに立体感がでるかどうかのチェックがやりやすいので選びました(単純に一番観慣れている作品を選んだってことです^^;)なお比較の為に3管などの諸設定はまったくいじらずに電源ケーブルのみ交換して観てます。

ノードスト エルドラド
全体にかなり明るくなるので白側の階調がちょっとつぶれぎみ。輪郭はシャープになり色の情報量は増えるが、ちょっとメリハリ付き過ぎで立体感に乏しくなる感じ。明暗のある場面では明るい部分に引きずられて暗部が少しわかりにくくなるかな。暗い画面ではかなり色々見えるのだが、少し黒が浮いてるようにも感じる。
明るさを再調整すればもう少し白側の階調もでるかもしれませんね。

S/A LAB ハイエンドホース3.5AC
パッと画面が出てきた時の第1印象は「うわ!すげ〜色彩豊かで立体感がある!」でした。輪郭はほどよく描いて柔らかい感じかな。でもピントが甘いという印象はないですね。なんにせよ階調が豊かですねぇ。明暗のある場面でもバランスよく暗部まで見えるし暗い部分の階調もよくでてます。今まで観なれた作品から新鮮な感動がえられました。ただ解像度が上がるせいかアニメの古い作品ではベタ塗りの部分にノイズっぽい感じを受けることもありました。

CSE自作ケーブル
前に試した二本に比べると解像度は劣りますが付属ケーブルに比べれば結構白側の階調はでてる印象です。ただS/A LABを観てしまった後では色合い的に淡い感じを受けてしまいました。どちらかというと水彩画的なタッチになる感じでしょうか。まぁ付属ケーブルよりはいいとは思いますが色合いの感じが好みでなければパスという感じですね。

とにかくS/A LABがいい感じでした。思わずお店に視聴品返却にいって注文してしまいました(^^ゞ。またタイミングよく在庫品をお店が持ってたりするもんだから近くの銀行にお金引き出しにいって即お買い上げとなってしまった^^;。

デジタルケーブル聴き比べ

(1月26日)

 

たまたまノードストのデジタルケーブルでシルバーシャドー(76000円/1m)というのが試聴で借りられたのでお試ししてみました。
オーディオシステムのP2sとファルクラム間でテスト。今うちのリファレンスはサエクのバランスタイプデジタルケーブルのXR−HDI/6N(21000円/1.2m)なので、ファルクラムの2chにシルバーシャドーをつないで切り替えて試聴してみました。バランス対アンバランスなのでその差もあると思います。
まずは聴きなれた愛聴盤の鮎川麻弥を試聴。

シルバーシャドー@鮎川麻弥
あれ?ボーカルは音像が引き締まり前に出てくるのですがまわりの音が小さくなって楽器の音配置が隙間だらけに感じるなぁ。響きも少なくなったし低域も軽くなっちゃった。

XR−HDI/6N@鮎川麻弥
全体にバランス良く鳴ってる。まぁ聴きなれたいつもの音。不満点はちょっとボーカルの音像が引込みぎみってとこですかね。でもこっちのほうが音の躍動感とか元気があっていい感じに聞える。

その後色々とアコ−スティック系やらデジタル系やら聴いてみたのですが総合してみると

シルバーシャドー
全体に付帯音とかがないクリーンな音になる。音像はシャープに小さくなるのでフォーカスはいいんでしょうね。低域は下の方が伸びない印象。自分の感想としてはあまりに音をクリーンにし過ぎてそっけない音になってる印象です。オーケストラでは各楽器の音がはっきりしてくるので分解能は高いと思うのですが、楽器本来の倍音まで消してしまってるような感じで音の艶とか躍動感がでてこない感じで自分としては好きになれない音ですね。その証拠になるのか結構音が荒めに感じていたCDを聴くとマイルドになってる。空間表現としては結構SP前に広がる音場になるみたい。

XR−HDI/6N
比べるまではおとなしい音と思っていたが今回比較してみた限りでは音の艶とか躍動感はしっかりだすほうだと思った。響きも殺しすぎないので聴いていてこちらの方が楽しめる。分解能はノードストに比べると劣るけど音楽としてのまとまりはあるほうだと思えるなぁ。空間表現はSP奥に広がる感じ。

このクラスになってくるとどうやら絶対的性能よりも機器との相性とか音の好みのほうが大きなファクターになってくるような気がしますね。まぁノードストのは高いケーブルなんでハマらなくてよかったかなぁなんて思ってたりして。


これからも色々試して、より自分の好みの音に仕上げていきたいなぁなんて思った今日この頃。


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