在原神社(在原寺)

                           所在地    奈良県天理市 
                           祭 神     阿保親王 と 在原業平


 名阪国道天理インターのすぐ近くの名阪国道沿いのところに在原神社はあった。自家用車で行ったため駐車するところがなくて困った。

 在原寺は平安時代の初め、平城天皇の子、阿保親王が承和2年(835)に創建されたという説と寛文寺社記の元慶4年(880)創建との2説があるが、いずれにしても平安時代のころからここに在原寺があったことを物語っている。
 明治初年までは、本堂、庫裏、楼門などがあったが、本堂は大和郡山も西融寺に移され廃寺となった。阿保親王と在原業平親子を祀る在原神社として現在は残っている。
 




入り口の石碑には、在原寺と彫られている。しかしその裏側を見ると左端の写真のように在原神社と彫られている。
 境内は、ちょっとした広場になっていて、私が訪れたときには、近くのお年寄りたちがゲートボールの練習をしていた。
 あまり手入れされているようには、思われない境内であった。だが、そこには、筒井筒の「井戸跡」「業平竹」「ひともとすすき」もあった。

 筒井筒の井戸
業平竹

 ひともとすすき