ffmpegXでMOVファイルをMPEG2に変換

ffmpegXでMOVファイルをMPEG2に変換
 
ffmpegXでシネマスコープ(シネスコ)サイズのH.264_AAC.movファイルをMPEG2に変換利用する
(2005.05.22作成)
Apple社が運営するHD(High Definition) Galleryの映画予告編は、圧縮H.264_AAC.mov形式のビデオ
で、ビットレート約 6,400kbpsと(超)高速ブロードバンド用に配信されている。
その映像は 1280X544ピクセルで、アスペクト比は横長のシネスコサイズ(1:2.35)となっている。
Macユーザーは、MOVファイルからRealVideo, WindowsMediaに変換する手段はあるが、無料で使用
出来るWindowsのツールと比較して力量不足で不満が多い。
しかしWindowsユーザーは、このMOVファイルを再利用する条件が整っておらず、共通素材としては
MPEG2ファイルで提供することが望ましい(Windows環境におけるMOVファイルの利用を参照)。
そこで今回 Mac用のffmpegXを用いて、この高画質のMOVファイルをMPEG2に変換して再利用する
方法を検討してみた。
I. ffmpegXでトランスコード
HD Galleryからダウン
ロードしたMOVファイル
の情報
 フォーマット:
  H.264_AAC.mov
 ビットレート:
  6,732kbps
 ビデオサイズ:
  1280x544ピクセル
 <Videoタブ>
  コーデック:mpeg2enc
    MPEG2を選択。
   注意:ffmpegを使用すると、
   素材がMOVの場合には
    .mpvと.mp2に分離して出
   力され合成してくれない。

  ビデオサイズ:元素材の1/2
    のシネスコ比で入力。
  フレームレート:元素材と同
    じNTSC FILM(24fps)。
  ビットレート:8,000kbps
     
 <Audioタブ>
  コーデック:MP2を選択。
  ビットレートなどは、例え
    ば右図のように高音質
    に設定 。
 <Filtersタブ>
  初期設定のまま。
 <Optionsタブ>
  Letterboxのチェックを取る。
  Profile:Generic MPEG-2
   を選択。
  その他は初期設定のまま。
 <Toolsタブ>
  初期設定のままと言うか
  シェア登録していないので、
  多くは設定変更不可。
 
II. 変換後MPEG2ファイルの再生
初期設定のLetterboxチェック状態では、映像の上下に黒帯が入ってしまうので、オンデマンドムービー
作成用の素材としては不都合なので、Letterbox未チェックで変換したMPEG2ファイルを用いた。
なお、Letterbox記録の用語については、「アスペクト比と映像解像度」をご参照下さい。
 II-1. MPEG2ファイルの解析
Letterbox未チェックMPEG2ファイルの情報
1)MacのQuickTime上では、
 アスペクト比は640x272と
 はならず、360x272と表示
 され再生されてしまう。
 ビットレートは8,000kbps
 とならず、2,812kbpsと大
 幅に減少して表示されて
 しまう。
*初期設定のLetterboxチェック
 状態では、映像の上下に黒帯
 が入ってしまう!
2)MMname2と真空波
 動研(Windows)では、
 640x272となってい
 る。しかも、ビットレ
 ートは8,000kbpsと
 なっている!
  *システムヘッダが2個。
  *MediaStudioProでは
  可変ビットレートだ?
 QuickTimeで、ffmpegX出力のシネスコサイズのMPEG2ファイルの正しい情報が得られない事は
 困った問題だ!

 
なお、ビスタサイズ(16:9)のMPEG2ファイル(480x272)は、ほぼ正規のアスペクト比で表示され再
 生出来る。

 II-2. MPEG2ファイルの再生
MPlayerOSX2(2b6,2b8)やVLCMedia Player(0.70,0.81)でも、ffmpegX出力のシネスコサイズの
MPEG2は約4:3のスタンダードサイズで再生されてしまう。
なお、TMPGEnc Plus(Win)及びMPEG Streamclip(Mac)出力のシネスコサイズのMPEG2ファ
ルは、QuickTime(6.52,7.01)、MPlayerOSX2(2b8)やVLCMedia Player(0.70,0.81)いずれも正規
で再生可能だが、MPlayerOSX2(2b6)は約4:3のスタンダードサイズで再生されてしまう
「シネスコサイズのMPEG2の再生」に関しては、ここを参照
*シネスコサイズのサンプルムービーファイル入手は、ここから (平日の 9:00 〜 19:00に運用)。

  
なお、MPEG2ファイルを無料で編集するならMPEG Streamclipがあるが、カット編集程度しか
    出来ない(ここを参照)。
 
 
III. オンデマンドムービーの作成
1) ffmpegXでトランスコードしたMPEG2ファイルを素材として、四大ストリーミングエンコーダを利用して
  Web配信用ムービーに変換する。 
 →「オンデマンドストリーミングムービーの作成と配信」を参照。
 <注意点>
   Letterbox未チェック素材を用いて、QuickTime及びWindowsMedia形式に変換する際には、必ず
   リサイズ
し、アスペクト比を例えば640x272のシネスコ比に指定し、WindowsMediaではpixelratio
   を正方形ピクセル(1 1) に指定 してエンコードする必要がある!
2) Flash Professional 8でFlash Videoを作成する素材として利用可能だが、以下の問題がある。
  ffmpegXでトランスコードしたMPEG2ファイルを素材として作成されたFlash Videoは、再生バーコント
  ローラのトータル時間が短縮
されたものとなってしまう!

追記(06.05.xx)
 MPEG Exporter TNG 2.5+iSquit 1.4.2の ffmpegの有用性は?
 H.264_AAC.movからMPEG2への変換が可能かを検証してみた。
  MPEG Exporter TNGは、様々な形式の動画を ffmpegエンジンまたはQuickTimeのPro機能を
  利用してMPEG-1/-2/-4に変換するソフト。
  変換出来るMPEG-2形式はDVDとSVCDしか選択出来ず、自動的に720x480、9,112?KbpsのMPEG2
  _AC3.vobと480x480, 2,628?KbpsのMPEG2_MP2.mpgに変換され、設定を調整する余地はない。



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