特徴
Hamachi は、開発元であるApplied Networking のサーバからHamachi専用の
IPアドレス
を取得して、それを元にP2PでVPNを構築する仕組みとなっており、難しい設定をを必要と
せずに、ファイアウォールを越えてネットワーク経由でWindowsの共有フォルダ機能を利用
する事が可能となるソフト。
ネットワークに参加すれば誰でも、サーバ兼クライアントとなる事が出来る。 |
前準備
1)ブロードバンドのネットワーク環境:
今回は三台のPCで各々別回線(FTTH, ADSL, CATV)を使用し、又各々別機種のブロー
ドバンドルータを使用。
2)OS:Windows Vista 又は、WindowsXPを使用。
3)Personal Firewall(&AntiVirus):Vista とADSL利用XPはNorton360を、CATV利用XPは
ウイルスバスター2007をインストール。 |
| 入手先は ここから日本語版(今回は、HamachiSetup-1.0.2.2-jp.exe)をダウンロードする。 |
インストール
インストーラの指示に従って進める。
途中、「デスクトップにショートカットを作成する」、「危険性のあるWindowsサービスをHamachi
上で無効にする」 にチェックしておく。最後に「Hamachiベーシックを使用する....」にチェック。 |
Hamachiネットワークドライバのインス
トールとネットワークアダプタの設定
等が行なわれる。
→コントロールパネルのネットワーク
接続に、新たに「Hamachi Network
Interface」としてHamachi ネットワ
ークアダプタが追加される(下図)。
⇒Vistaの「ネットワークと共有センタ
ー」表示では、Hamchiが追加され
2種類のネットワークが共存する
(右図)。 |
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| HamachiネットワークIDの取得 |
Hamachiを起動して、左下の 「パワー」ボ
タンを押す。
初めてネットに接続すると、
「アカウントの作成」画面が表示される。
アカウントニックネームを入力して「作成」を
クリックすると、
「Hamachi 専用のIPアドレス」が自動的に
取得される。
その後は対話形式の画面が表示されるの
で、指示に従って簡単な試し設定を行う。 |
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メイン画面右下の三角形の 「ネットワークの作成または参
加」ボタンを押し、「新しいネットワークの作成」を選択すると、
「新しいネットワークの作成」ダイアログが表示される。 |
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ステータスと設定
メイン画面右下の 「Hamachiの設定」ボタンを押し、「設定」を選択する。
1)「ステータス」タブ |
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「詳細設定」
認証:システムのユーザ
名とパスワードを入力
する。
ルータがUPnPに対応して
いれば、通常は
NAT(UDPポート 12975)
を通して接続する必要は
ない。
「■■...XP」の接続が低
帯域幅リレーとなってし
まったので、結果1-1)に
記した如く、このポートを
開放してみたが今回は
効果なかった。 |
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2)「ウィンドウ」
タブ
デフォルトの
ままとする。 |
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3)「システム」タブ
「Do not use Universal Plug and Play」にチェックを入れておく。
予期せずマシンの再起動が起った場合に備えて、「WindowsにログインしたらHamachi を
開始する」にチェック。 |
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「マスタパスワードの設定」
Hamachiアカウントのマスタ
パスワードを入力する。 |
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4)「セキュリティ」タブ
Windowsの共有フォルダ機能を利用する為には、「危険性のあるWindowsのサービスを
ブロックする」のチェックを外ずしておかないと利用出来ない。
交信相手が特定したら、「新しいネットワークメンバをデフォルトでブロックする」にチェック。 |
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5)「メッセージ」
タブ
デフォルトの
ままとする。 |
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6)「状態」タブ
デフォルトの
ままとする。 |
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既存のネットワークグループに参加
メイン画面右下の三角形の 「ネットワークの作成または参加」ボタンを押し、「既存のネット
ワークに参加」を選択すると、「ネットワークへの参加」ダイアログが表示される。 |
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先に作成したネットワーク名とパスワードを指定して、
「参加」ボタンをクリックする。 |
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別の回線のパソコンでも上記と同様にHamachiをインストー
ルして、アカウントを取得する。
そして、同じネットワークグループに参加する。 |
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Windowsの共有フォルダ機能の利用
複数のPCが接続するとメイン画面に一覧が表示されるの
で、ファイル交換をしたいPC名を右クリックして「ファイル共
有を開く」を選択すれば、そのマシンのWindows標準の共
有フォルダがエクスプローラで表示される。 |
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1)Hamachi は、ソフトをインストールするだけで遠隔地にあるPCとの間でファイアウォール越え
のファイル交換が可能となる。
とされているのだが・・・筆者の環境では、すんなりと実行出来なかった。 |
右図は、三台のPCが各々別回線(FTTH, CATCH,
MICS)からネットワークグループ「●●●..._Test」に
参加している状況を、コンピュータ「●●●...Vista」
で表示したもの。
<問題点>
1-1)「■■...XP」との接続は低帯域幅リレーだ!
これは、CATV用に利用しているルータが、悲運に
も(5%の確立で )Hamachi に対応していない為
に直接の通信チャネルを確立出来ず、低帯域幅リ |
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レーが適応され極端に低速となってしまったものと思われる。
NAT(UDPポート12975)を通して接続しても効果は無く、プレミアム版として試用したら
高帯域幅リレーが適応されて改善した。
⇒ルータを通さずにCATV接続すれば問題なく、直接の通信チャネルは確立した。 |
1-2)「▲▲...XP」及び「●●●...Vista」へのファイル共有接続が出来ない!
これらのPCで使用しているNorton 360は、初期設定のままではクライアントからの
「ファイル共有を開く」を遮断してしまう為に起こった。
→WindowsXPでは(1)を、Vistaでは(1)+(2)を、「ファイアウォール保護の設定」の「ファイ
アウォール一般ルール」に追加する。 |
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(1)「Windowsファイル共有の限定許可(手動)」を、「Windowsファイル共有のデフォルト
遮断」の上方に作成。
許可するコンピュータ*: IP 5.0.0.0
マスク 255.0.0.0
許可する通信:TCP/UDP、 ポート:ローカルnetbios-ssn(ポート 139)
(2)「インバウンドNetBIOS名の限定許可(手動)」を、「インバウンドNetBIOS名のデフ
ォルト遮断」の上方に作成。
許可するコンピュータ*: IP 5.0.0.0
マスク 255.0.0.0
許可する通信:UDP、 ポート:ローカルnetbios-ns(ポート 137)
*許可するコンピュータは、クライアントが固定しておれば、個別(例えば、5.67.121.
29)に限定した方がよい。
なお、ウイルスバスター2007使用の「■■...XP」へのファイル共有接続は、特に設定
を変更することなくファイル共有が可能だった。 |
2)ファイルの転送実験:37.0MBの動画ファイルの転送に要する時間
サーバはFTTH回線のWindows Vista(実測上り速度 11〜29Mbps)、クライアントはCATV
回線のWindows XP(実測下り速度4Mbps前後)で検討した。
<結果>
Hamachi の「Windowsのファイル共有」は 1分36秒で、TinyVPN による「Windows標準
ワークグループ接続」 1分21秒と大差なかった。 |
3)P2P方式のHamachi
が、仮想ハブネットワーク方式のTinyVPNと比べて実用的な面で劣
る点は、サーバ側LANに接続された機器の共有利用が出来ない事だ! |
なお、本ソフトの開発/製作者がサポートを中止すれば動作 しなくなってしまう代物なので、こ
れがフリーの宿命と諦めるしかない。 |
<備考1>筆者はVMware
Player2を使用して、Vista環境でPCエミュレーションしてWindows
XPを動作させているが(ここを参照)、Hamachiのネットワークアダプタを無効にしておかない
と、ゲストOSでネット接続が出来なくなってしまう。 |
<備考2>筆者はDiCEを使用して、無料のDynamicDNSサービスから取得しているホスト名
(ドメイン名)の更新をしているが、DiCEはローカルエリア接続よりもHamachiのネットワ
ークアダプタが取得しているIPアドレスの方を表示してしまう。
従って、Hamachi実行時はDiCEの自動アップデートを諦めて、Hamachiのネットワークア
ダプタを無効にしてから、DiCEを手動でアップデートする必要がある。 |
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