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 図面の重要性 家づくりのポイント1
 家を造る時の設計図面  【発注図面、契約書添付図面です】
 まず造る時の図面、すなわち設計図面です。建築主の意向を踏まえて設計事務所が作成し、これを施工業者に伝え、施工してもらうための唯一の伝達のものです。
 設計図は契約書にも添付します。これは設計図通りに作りますと云う、建築主に対して設計事務所及び施工者が誓うものです。この設計図が十分に満足したものでなければ、伝達が出来ません。
 設計図は多い方が良いと思います。よくある例ですが、契約書に図面はついているが、見積書の方がたくさんある例があります。見積書によって契約するのはおかしいと思います。なぜなら、見積書は図面を見て積算を行ない、見積書を作成します。図面がなければ仮に想定して(慣例的に)見積っていることになります。
 このことが建築主、設計事務所、施工者のトラブルの元になるのです。
 造ってからの竣工図面  【設計図面を追加変更等修正した図面です】
 長年住んでいると、家族構成とか家族の成長によって、ライフスタイルが随分変化していきます。設備機器が古くなったので新しくしたい、間仕切りを変更したい、インターネットとかセキュリティー設備をしたい、コンセントを増やしたい等々色々のことが出てきます。このような時に重要なのは、建物の竣工図です。
 どこに点検口があるのか分からない。配線配管はどのようになっているのか分からない。これではせっかく高いお金を出して家を作った意味がありません。竣工図があれば、すぐに対応が出来ますが、無ければ家を調査してからでなければ、対応が出来ないばかりか調査に費用がかかってしまいます。
 常に最新の竣工図を家に置いておくことが重要です。