福山すすむの画歴（軌跡）

1915年（大正4年）　新潟県五泉市（ごせんし）に生まれる。
1918年（大正7年）　台湾へ渡る。父親の勤務（台湾、阿里山鉄道）に伴い少年期を
　　　　　　　　　タイヤル族と共に山地に暮らす。
1921-24(大正10年-13年）　6歳のとき、父が阿里山において急病で永眠する。
　　　　　　　　　台北県瑞芳鎮猴桐小学校に学ぶ。
　　　　　　　　　台北県基隆市双葉小学校に転校する。
　　　　　　　　　台北県樺山小学校に転校する。
1925年（大正14年）新竹県竹東小学校に転校する。（５年生）
1927年（昭和２年）竹東小学校卒業。台北師範学校及び新竹中学校の入試に合格
　　　　　　　　　するが、両校の入学を拒否する。
〃年（　〃年）　　新竹市新竹公学校高等科（小学校）に入学する。
1929年（昭和4年）台北第二師範学校に入学する。
1930-33(昭和5年-8年）　師石川欽一郎に水彩画を学ぶ。
1932年（昭和７年）　台北第二師範学校卒業。
　〃（　〃年）　　　新竹県新埔公学校、教員に就任する。
1934年（昭和９年）　新竹市新竹第一公学校に転任する。
1935-40(昭和10-15年）　夏休み期間中、東京の緑陰（蔭）社絵画研究所において、
　　　　師佐竹徳次郎（佐竹徳）に、デッサン及び油絵を学ぶ。（文検西洋画、用器画を学ぶ。）
1940年（昭和15年）　文検西洋画、用器画に合格する。
　〃年（　〃年）　　新竹師範学校、附属小学校教諭に任命される。
1941-45年（昭和16-20年）　新竹家政女学校、新竹商業学校、新竹工業学校等を兼任。
1943年頃　　　　　　新竹工業学校に転任する。
1945-51年（昭和20-26年）　日展出品、光風会会員。
1946年（昭和21年）　永年住み慣れた台湾から日本へ帰国。愛知県安城市在住となる。
　〃年（　　〃　年）　第１回安城美術展に出品(安城町農会)
1948年（昭和23年）　光風会会員。
1950年（昭和25年）　第１回講習会開催。(於:安城女史専門学校)
1950年（　〃　）　　教育素描協会創立。（のちに日本デッサン協会）
1950年頃（〃　）　　児童の美術指導を開始する。
1951年（昭和26年）　愛知県立安城高校講師。
1953年（昭和28年）　形象派美術協会を創立する。
1954年（昭和29年）　第2回形象派展を開催。（於:安城市農民館））
　　　　　　　　　　安城市で初の有料全国展。ミロ、ブラック、ミノー等西欧の巨匠作品及び国内
　　　　　　　　　　各会派の代表作家作品を特別陳列し紹介する。
(1956年３月（昭和31年）東京、銀座、村松画廊において会員展。
1958年（昭和33年）　東京個展、銀座櫟（くぬぎ）画廊。
1959年（昭和34年）　広島個展、福屋デパート画廊。シェリーゴッドレー女史
　　　　　　　　　　(フォッグアートミュージアム）により、作品10点購入される。
1961年（昭和36年）　名古屋個展、桜画廊。「田園」120号が、名古屋大学豊田講堂に収蔵される。
1962年（昭和37年）　台北市中山堂画廊において個展。戦後日本人として、初の公開で好評を受ける。
1963年（昭和38年）　安城文化賞受賞。
1965年（昭和40年）　大名古屋ギャラリー個展
1966年（昭和41年）　安城市一般功労表彰
1970年（昭和45年）　渡欧、中世の絵画を中心に正統派の技法を研究。
　　　　　　　　　　特にテムペラと油絵のミックスについて学ぶ。
　〃　　　　　　　　愛知女子大学教授。
　〃　　　　　　　　愛知県社会教育講師。
　〃　　　　　　　　わかいめ会２－３歳児教室開設。
1971年（昭和46年）　渡米、ボストンハロルド画廊展に参加、シアトル市民展に参加。
　〃　（昭和46年）　T.A.T.才能測定法研究発表。
1972年（昭和47年）　渡台。台北市でT.A.T.才能測定法の研究発表。
1973年（昭和48年）　名古屋個展、いづ藤画廊。
1973年（　〃　　）　美術ジャーナル賞招待展に出品。
1976年（昭和51年）　愛知県教育表彰文化賞受賞。
〃　（　　〃　）　　愛知県民大学講師(安城市) 。
1977年（昭和52年6月27日-7月9日）　東京個展、日本橋画廊。(東京都中央区)
　〃　　　　　　　　県民大学講師師。（蒲郡市）
1978-79(昭和53-54年）朝日新聞招待展に出品。
1978年（昭和53年）　日本デッサン協会海外派遣に同行。（台湾）
　〃　（　〃　　）　県民大学講師。(豊川市)
1979年（昭和54年）　中日展に招待出品。渡米、アメリカスケッチの旅。
1980年（昭和55年 4月24日-29日）　鹿児島個展、山形屋画廊。(別館3階)
1981年（昭和56年）　愛知県芸術選奨文化賞受賞。（団体部門）
〃　（　〃　　）　　台湾スケッチ旅行、五峰郷に戦後日本人として、初入境。
1984年（昭和59年）　形象派海外派遣団長として渡台。再度五峰山地に入山。
1984-86(昭和59-61)　中日新聞歳末助け合い郷土の美術家100人展出品。
1985年（昭和60年）　第１回形象派国際選抜カルトン画展(台北市立美術館)を開催。
1987年５月（昭和62年）72歳永眠。


○研究と開発
1946年(昭和21年)
　コンテの開発
　全国学童デッサンコンクール第20回(1969年)まで継続。
1951年(昭和26年)
　審査用電気投票器(テストランプ)の考案(特許)
1958年(昭和33年)
　線香によるポーカードローイング(焼絵)技法考案。
　第10回世界美術教育会議(スイス・バーゼル)にて発表。
　コンテによる児童画と合わせ、各国から深い感心を寄せられる。
1962年（昭和37年)
　油彩用画材研究も進む(ファンダボディ・ボディロール)
1970年（昭和45年)
　ミックス技法の研究が進む。
　メディウムの開発/セロニース(ワックスメディウム)
1976年(昭和51年)
　ポリメリックエマルジョンの開発。
　テムペラ画材の研究が進む。
　(テムペラベース、ゲッソホワイト等)
1981年(昭和56年)
　テムペラ画材完成期
　ペンティングエマルジョン(PE)、ペンティングメディウム(PM)などの4種に統合。

○主な著書
・1958年　凡くら教育(黎明書房)
・1972年　見るデッサン(形象派)
・1982年　韮簪(学陽書房)
・1989年　造形形態学(学陽書房)
<CENTER> <BR> <TABLE BORDER = 10> <TR><TD><TABLE BORDER = 3><TR><TD> <A HREF = "../keisyohome.htm"> メニューに戻る</A> </TD></TABLE></TD> </TABLE> </CENTER>