1.自宅サーバー稼働開始

 PC98DA(486,40MHz)にFreeBSD98をインストール記


 いやぁ、長い道のりでした。PC-UNIXをやってみようと思い立ったのは、JNETCEXというアマチュア無線用のtcp/ipソフトをpc98用で使い始めてからです。1992年頃でしょうか。sunの中古とかでunixを動かしている方がいました。そのunixはそんなにすごいcpuでもないのにマルチタスクで、ネットワークにたけているのに魅力を感じていましたが、MSDOSから始まってMacOSに乗り換えた僕にとっては、敷居が高かったのです。それでもLinuxとかFreeBSDというPCにインストールが出てきて、何とかインストールしたいと思っていました。linuxのインストール本をいくつか買いました。UNIX USERの購読を1995年から定期購読していました。そのころ内容があまりわかりませんでした。CMでは、マックを使ったwww,mailサーバーを1995年3月に立ち上げました。ジャンクと成りつつあるPC98に、FreeBSDをインストールしようと「FreeBSD入門キット」という本を買いました。2.0.5をインストールしましたが、サーバーを構築するところまで行きませんでした。Win95が発売となり、Macで仕事をしていたためPC-UNIXはそれきりとなっていました。PC UNIXの流行、Linux、FreeBSD 、最近ではMacでもMk-unixが走ります。

 アマチュア無線のパケット通信を1988年から始めていましたが、その後ローカルネットワークは進んだものの、通信速度は9600ボー止まりでした。電話は、9600以上に進歩し、14400,28800,そしてINSとなりました。アマチュア無線によるインターネットは、遠いものとなりました。1998年になりPRUGよりPRUG96というアマチュア無線を利用した高速無線LANの実験プロジェクトの参加募集があり、大枚はたいて購入することとなりました。やっぱり無線でインターネットしたい。それには無線ルーターとなるサーバーが必要でした。それがFreeBSDをどうしても立ち上げないといけない理由でした。PRUG96実験に参加して初めてunixが実用化しました。

 2.2.2R(98)をロートルの98DAにインストール。WWW,DNSサーバーが動き始めました。1998年10月31日には、なんとか微弱電波ですが無線LAN にこぎつけました。11月10日にはCATVインターネットの工事をしてもらうことになり、ぐっと自宅インターネット家が近づいて来ました。1996年よりINS64 で近くのプロバイダ経由で電話代とアクセス料金を気にしていたインターネットがついに常時接続となりました。

 現在の家庭LAN 接続図

 無線LAN接続図