1アマ合格記 佐藤公治JR2TDE


 平成17年12月、3アマ以上を持っている人には1アマの電気通信術が免除になりました。アップグレードのチャンスです。2アマで十分とは思っていましたが、思い立ちチャレンジすることにしました。国試は過去問です。改訂版第1級ハム国家試験問題集-アマチュア無線技士国家試験用 野口幸雄 (著)¥2,520(税込出版社: CQ出版 ; ISBN: 4789814556 ; 改訂版 版 (2005/06)と第1級・第2級アマチュア無線技士国家試験用 2005/2006年版 解説・無線工学 野口幸雄 著 A5判 480 ページ 定価2,940円(税込)ISBN4-7898-1457-2 2005年8月15日発行を9月に買い込みました。第1級アマチュア無線技士 国家試験申請書類 日本アマチュア無線連盟 (編さん)210円を買い10月に申し込みました。8980円の受験料は高い。なんとしても受からねば。
 まずは解説書を一読、中の例題を解く。10月中に終わるつもりが仕事が忙しく11月はじめまで。そしてそこから問題集を。はじめからやるのではなく取っつきやすいところから。時代の進歩でデジタルなど新しい問題も出ていて勉強になりました。ハムを30年やってきて大体のことは知っていましたが、数学は忘れました。log2、複素数などは苦しい。11月終わりまでに問題集を1回通り。12月に最後の10日間でもう一回。財団法人日本無線協会のホームページに試験案内とつい最近の過去問と回答があります。これを最後の問題練習に。実は試験前日にやるはずが忘れて試験当日早朝に起きてやりました。意外と最近の問題が再出されることは多いのです。
 いよいよ12月10日当日、今回はアップグレード受験が多いのか、名古屋での受験者はCW免除の人が112人、1アマチャレンジは全172名でした。男性40歳以降の方が多い様に思いました。試験開始後1時間がたつと、結構みんな自信満々に退場していきます。工学は最後まで何回も見直しました。問題は、過去問から多く出ました。デジタルやロジック回路。問題集の後ろに付いてる公式集は理解と記憶が必要です。見たことのある自信のある問題から解きます。法規は大丈夫です。合格点は7割なので、完璧を求める必要はありません。苦手な分野より簡単な問題を確実に。いつもは合格率3割弱ですが、今回は如何に。12月26日付合格。28日にはがきが届きました。シートをめくって、合格の文字! 落ちたつもりだったのでうれしかったです。

 あくまでもアマチュア無線は個人の趣味の範囲。免許を取って1Kw出すわけでもありません。何も変わりません。自己満足。でもせっかくやるなら1級を。長い道乗り、30年掛かりました。でもあと30年ハムを楽しむつもりです。