パールレース2009感想

チェスナットクルー 佐藤敬太 16歳 高校2年生

今年は、第50回という大きな節目ということでたくさんの船が出ていた。一番多いときは100隻以上出てたという。今回は、約50隻だった。

1日目は回航で西浦から五ヶ所のVOCに向かった、その日は皆既日食ですごい波が悪かった。しかも、いつもは2,3匹しかみない神島の沖の鮫がうようよといた。

結局、陸上でいた人たちは皆既日食を見ることができたらしが・・・海上でいた僕達は雨と曇りで全然見ることができなかった。

そして、その日は一緒にKAGETORAのみなさんと一緒に料亭やまぐちへごはんを食べに行った。結構おいしかったけど・・・昼間の揺れが体の中で続いてらしく、ご飯食べて民宿に帰ったら全部戻してしまった。

そしてすぐに寝て、次の日に備えた。

次の日、まだ朝から頭がクラクラしてめまいがしていた。ご飯もちょっとだけ食べた。

痛みに我慢できず、お父さんに薬をもらって部屋で寝ていた。昼ぐらいに治ってきた。

その間、僕以外の人は船で整備をしていた。

今から思えば、あのとき頭痛くならなくて船を洗っていたらもっといい順位だったかもしれない。

そうして、前夜祭を迎えた。チェスのクルーの人は全員集まり、すごい楽しかった。

第一回、参加者の丹羽さんが前でお話をされるとき、大人数のカメラマンが集まっていた。そのとき、すごい人物なんだなと改めて実感した。

そうして、最後の方にじゃんけん大会があった。そのときにおじさんが、勝ってみかんをもらってきた。多分、そのときに勝ち運を使ってしまったのだと思う・・・・。

パールレース当日、どの船もそわそわしていた。

もちろん、僕もちょっとだけど緊張をしていた。実は、今年がクルーとしての初めてのパールだ。今までは、おもりとして中で寝ていただけだった。

そうして12時10分スタート、最初はいろいろな船が見えて楽しかったけど段々夜になっていくにつれて、早い船はどんどん行ってしまい。回りに数えるほどだけになってしまった。1時間オフと1時間ワッチ、1時間トリムでこれを1セットで6人でまわしていた。スキッパーは2人で1時間交代だった。ものすごい疲れ たと思う。

夜になったらなんだかすごいオウが待ち遠しかった。

なんだかんだ、夜を越えて二日目に入った。

海の色は綺麗だった。

そうして、関東に近ずくにつれて波が高くなってきて、トルーウィンド31のMAX12ノットで走っていた。

この風で、デスマストした船や、スピンポールを折った船、セールが破れた船がたくさんあったようだ。うちも、メインが破れていた。

そうして、その日の5時半に江ノ島到着した。自衛隊がゴールをやっていた。白い船で全然、自衛艦に見えなかった。

結構このときは、順位がいいと思いワクワクしながら、江ノ島のご飯を食べに行った。生シラス丼が有名らしい。食べてみたら、味はわかります。

そうして疲れたので就寝。結構風が強かったみたいだが、爆睡でわからなかった。

この日に帰るための回航に出た。

帰りはエンジンだったが真上りで結構波がつらかった。しかも逆潮で大変だった。

そんなに走ってないのにガソリンが半分になってしまった。急遽、伊東マリーナに軽油をいれにいった。

それからは4ノット走行で帰った。一日目の夜、すごい濃霧で全然前が見えなかった。

視界10メートルぐらいだった、それから2時間後ぐらいには満天の星空で天の川が見えた。すごい綺麗だった。

そうして朝になった、やっと浜松沖に着いた。そのときに約2メートルの鮫を見た。お父さんがいうには、目が合ったという。

それから1時間後には、いるかの群れを見た。

そうして、2日目の夜を迎えた。すごい眠かった。

着いたら、またまた宴会を行った。もっていった焼きそばは全部なくなった、

なんかおいしかった。

そうして、僕の長い旅は終わった。

片付けがすごい大変だった。