まったりのルーツ

 

 「まったり」という言葉は、1998年の広辞苑第5版に新登場、「味わいがまろやかでこくのあるありさま」とあります。大辞林には「まろやかでコクのある味わいが、口中にゆったりと広がって行くさま」とあります。どちらも食感についての意味が載っていますが、実際には、おじゃる丸が使っているように、気分や状態を表す意味でも使われています。広辞苑の第5版から新登場したことから、近年盛んに使われだした言葉なんでしょうけれども、あいまいで使う人によって意味合いが違うような、なんともつかみどころのない言葉であります。そこで、ネット検索で「まったり」について調べてみました。

1.語源

 まったりとは京都弁ではないかという情報を得たので、「京都弁」で検索してみたら、出てきました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~minchi/minchi/index/kyotoben/kyotobenMA.htm

 ということで、まったりの語源は京都弁で「とろんと穏やかな口当たり」という、食感を表す言葉であったということになります。
 京都の雅な雰囲気、京都弁のゆったりした語り口は、なんともまったりにふさわしいと思いませんか。

2.「美味しんぼ」で流行語に

 10年以上前にヒットしたグルメまんが「美味しんぼ」で、「まったり」が使われ、まったりは流行語になります。「美味しんぼ」の中では、主にフランス料理に対して使われていたようです。

http://homepage2.nifty.com/ikkyu/ture/mattari.htm

 フランスのエレガントなイメージ、2時間かけてゆっくり食べるフランス料理のイメージとも、まったりはしっくりきます。

3.気分や状態を表す言葉として使われ出す

 「おじゃる〜む」の掲示板に情報提供を呼びかけたところ、コギャルが「まったり」の普及に努め、「今日もまったり、だるい」というような使い方をしていたという情報が寄せられました。
 近年は、コギャルが流行の発信源になることが多いので、コギャルがまったりに新たな意味を加えたのかもしれません。こうして、元々食感を表す言葉であった「まったり」が、気分や状態を表す言葉として使わるようになりました。

4.まとめ

 「まったり」とは、とっても豊かで味わい深い言葉ですね。あえて要約すれば、「ゆったり」プラス「まとわり感」でしょうか。たとえ京都で高野豆腐を食べていたとしても、「あと15分でバスが出発します」などと言われては、あのほどよいねっとり感を味わうことはできない。「ゆったり」していないと。「まとわり感」については、自然と溶け合っていて、でも存在感があるというような感じかな。

 今回のリサーチで、インターネットの偉大さを実感できました。図書館に行ったとしても、はたしてこれだけのことを調べられたかどうか。しかも、ネット上の情報は、ボランタリーに行き交っている。みんちさん、一休さん、そしておじゃるーむのみなさん、ご協力ありがとうございました。

 

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