最近、見直されつつある日本人の食生活の中でも関心の高い玄米食は
食べ物本来の素朴な形、日本人特有の体質に合った食生活が健康を保つ秘訣なのです
玄米(生き米)の栄養価
玄米は水を入れた小皿に入れておくと、芽がでてきます生命力を持つ「生き米」と云われています
玄米の胚芽部は、生命の宿っている最も重要な部分で、粗タンパク、類脂肪、ビタミンA・B1・B2・B6・B12・E、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、各種ミネラルを含む天然の栄養の宝庫です
果皮と種皮には、脂肪、タンパク質、セルローズ(繊維素)などが含まれています。セルローズは、それ自体は
消化されにくいものですが、食物の消化吸収を助け、腸の働きを促進させ便秘を解消します
糊粉層には脂肪、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどが含有されていて、完全栄養食品と言えます
ビタミンB1不足になると、手足の先がしびれる等、いわゆる“かっけ”の症状が起きます
B2は、生長促進のビタミンで人間の発育に欠かせないもの
B6は、抗皮膚炎ビタミンで、皮膚をいつまでも若く美しく保ちます
ナイアシンには、ガンを抑制する作用があるとも言われています
ビタミンEは、老化予防のビタミン。男女両性の生殖機能を維持します
ビタミンFは、優れた不飽和脂肪酸で、脂肪の代謝をスムーズにします
玄米の効用
基礎体力がつく
玄米は、胚芽にあるタンパク質、外皮のセルローズの刺激で腸内の有益な微生物を繁殖させミネラルの作用により弱アルカリ性の
きれいな血液を造って全身に供給する為の体力がつきます
高血圧・動脈硬化を防止する
玄米食にすると血糖値が正常に保たれるので、血管が弾力性を増して、高血圧・動脈硬化の予防になります
便秘を解消し慢性病を予防
玄米の繊維が腸壁を刺激するために便秘が解消し、栄養のバランスがとれて、糖尿病・痔・肥満症などあらゆる
慢性病も予防されます
発ガン防止
玄米の胚芽には抗ガン物質のフィチン酸が有るうえ、血液浄化や新陳代謝作用に効果がありす
玄米菜食
各種の栄養成分を持つ玄米を常食にすると、生理機能(体の働き)は確実に改善されます
玄米は今日食べたから明日は体力モリモリというたぐいの即効性は有りません。根気良く続けることが必要ですまた、玄米食というのは玄米を中心にした正しい食生活という意味で「玄米菜食」というのも、そのためです