Lesson4  演質
    
 〜国語・数学・英語の得点から合計点と平均点を求めて表示してみよう〜
算術演算子 演算の種類 一般形
単項の+ そのままの値 +オペランド
単項の− 負の値 −オペランド
   + たし算 オペランド1+オペランド2
   − ひき算 オペランド1−オペランド2
    かけ算 オペランド1*オペランド2
    わり算 オペランド1/オペランド2
    割り算の余り オペランド1%オペランド2
オペランドの意味
 オペランドとは、演算子の左または左にあってその演算が施されるデータのことです。
例えば、x+yではオペランドです。

単項とは・・・・
 単項とは、オペランドが一つしかない演算子のことです。
Step1 算術演算
C言語では、数値データに対して、以下の演算子が用意されています。
注) %オペランドは整数でなければいけません。
 整数どうしで割り算を行うと結果は、小数点以下が切り捨てられた整数となります。これをdouble型の変数に代入しても切り捨てられた小数部は切り捨てたらたまま、小数点以下の少数になります。
Step2 キャスト
 intがたの合計点と科目数とで割り算をして、double型の平均点を求めたいとき、
合計点/科目数
 では、小数点以下が切り捨てられてしまいます。この演算を行うときだけ、合計点の型double型に変更したいものです。
 このように、一時的に型を変更する、演算子をキャストといいます。
例:x=(double)i /2;
Sample
/*******************************************
   合計と平均を求める。
*******************************************/
#include <stdio.h>
#define KAMOKU 3 /*科目数(3科目)*/
main()
{
int kokugo =73; /*国語*/
int suugaku =59; /*数学*/
int eigo =92; /*英語*/
int goukei; /*合計点*/
double heikin; /*平均点*/

/*合計点と平均点の算出*/
goukei = kokugo + suugaku + eigo;
heikin =(double)goukei / KAMOKU;

/*画面に表示*/
printf("国語:%3d点\n数学:%3d点\n英語:%3d点\n",kokugo,suugaku,eigo);
printf("\n");
printf("合計:%3d点\n平均:%5.1f点\n",goukei,heikin);
}