【第88番・結願寺・医王山・大窪寺(真言宗大覚寺派)】香川県大川郡長尾町多和

 第88番大窪寺は結願の寺である。長かった遍路の旅も終わりとなった。
最初に目に付くのが、二層の巨大な仁王門である。医王山の扁額を掲げている。

この門からは入らず、この先にある二天門から入る。どちらの門も「八十八番結願所」の石柱が建っている。
二天門前には記念の土産物を売る店が並んでいる。


結願 大窪寺・二天門前の結願所の石柱
(第5回遍路(夫婦同伴・平成12年5月19日)の写真である)
 二天門を入って参道正面が本堂、左に納経所、右は阿弥陀堂である。本堂の背後に多宝塔が見える。

左に歩いて、もう一段高いところに大師堂が建っている。
その地下にはミニチュアの八十八ヵ所がある。
入り口は、下の地下内拝口から入るようになっている。

大師堂の左には弘法大師の立像があり、隣に大きな錫丈が立てられている。



 
 寺の歴史は古く、養老年間(717-24)、行基が開基し、弘仁年間(810-24)、弘法大師が奥の院の岩窟で求聞持法を修め、自刻の薬師如来を安置して一宇を造立した。
唐の恵果阿闍梨から授かった、三国(インド・中国・日本)伝来の錫丈を納めた。
この時、谷間の大きな壷地に堂を建てたことから、大窪寺と称したといわれる。

当寺ははじめ、”女人高野”とも呼ばれた。その後、長宗我部氏の兵火で焼失したが、江戸時代に、高松藩主松平頼重によって再興した。

本尊と錫丈は、寺を焼かれたときも不思議に難を免れたという。


本 堂・本尊・薬師如来
参道正面にある 右 大師堂

大師堂から見た、境内と正面・本堂

大師堂・
本堂を左に進んで、もう1段高いところ
にある
     
  
  大師堂隣りにある、錫丈碑
 
   
   参道正面、本堂前にて


本堂前にて。第5回遍路(平成12年5月19日左右共)の写真

寺を去るときは、この門の脇道から出る。二層の仁王門・結願所の石柱門。