ヒューマン・名作映画

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(2013年1月現在 4作品)

 

 ジャイアンツ   1956年   監督 ジョージ・スティーブンス   出演  エリザベス・テイラー、 ロック・ハドソン

                昔、観た記憶だと石油を掘り当てた成金者の映画だと思っていましたが、最近観なおしたら、

                これって家族をテーマにした映画なんだと思い直しました。夫婦が時には衝突し、時には協力しあい、

                家庭を築きあげていきます。エリザベス・テイラーが、母親は強しを見事に演じています。

                子供たちも自立し、もう親の言うことを聞かなくなり、孫のお守りをしながらする会話が印象的でした。

                ジェームズ・ディーンが出演していますが、思ったより出番が少ないです。

                あと、印象に残ったのは人種差別の問題もしっかり描いています。今もどれくらいの差別意識があるか

                分かりませんが、少なくなっていることを祈ります。

 
ミシシッピー・バーニング   1988年   監督 アラン パーカー  出演 ジーン・ハックマン、 ウィレム・デフォー 


                ジャイアンツで人種差別の話がでたので、内容はぜんぜん違いますが、ジャンル的にはミステリー

                に入ると思いますが、ぜひこちらに入れたいと思う作品を紹介します


                   60年代の公民権運動の盛り上がったころのお話です。KKK団による事件の捜査のために派遣された

                二人のFBI捜査官
捜査方針をめぐって対立しながら事件を解決していくという話です。

                一人は現場のたたき上げ、一人はエリート大学卒の若者という対比を時には面白く描きながら

                アメリカの暗部にスポットをあて、事件解決のためなら何でもやるという行動が怖さすら感じる

                重厚な映画に仕上がっています。

 ブラザー・サン シスター・ムーン   1972年  監督 フランコ・ゼフィレッリ    出演 グレアム・フォークナー

                                       音楽 ドノバン

                宗教映画なので、好き嫌いがはっきりわかれると思いますが、ある若者がある日突然、

                宗教(自然と共に生きること)に目覚め、私利私欲を捨て人々のために生きる姿を描いています。

                背景になる自然描写とドノバンの音楽もこの映画にとてもマッチしています。

                見かたをを変えれば、一人の若者の青春映画かもしれません。 
 

 俺たちには明日はない     1967年  監督 アーサー・ペン   出演  ウォーレン・ベイティ、  フェイ・ダナウェイ


                       ニューシネマと呼ばれる作品のなかの傑作です

                   映画ファンなら誰でも知っているラストシーンですが、

                   1930年代の世界恐慌の中で暮らす人々もしっかり描かれているし、街並みや当時の車など

                   忠実に描かれていて30年代の世界にどっぷりとつかれます

                   この時代に実際にあった、アベックの銀行ギャングの壮絶な青春物語です。