オタマジャクシを飼ってみよう!!
               TOP   <目次


  
 池や小川、用水などで、よく見かけると思います。オタマジャクシはカエルの子供で、 カエルは両生類の仲間です。両生類の祖先は、今から3おく5千まんねんも昔に魚の仲間から えだ分かれして進化したと言われています。
 カエルは魚とちがう生き物、でも、オタマジャクシは魚とよく似た所があります。 たとえば呼吸の方法ですが、オタマジャクシは魚と同じようにえら呼吸です。 (カエルになるとはい呼吸になる)泳ぎ方もしっぽを左右に振って魚のように進んでいきます。 でも魚とちがいオタマジャクシには背びれや腹びれはありません。
 カエルは、冬眠から目ざめた春に産卵する種類が多いです。 だから、オタマジャクシが沢山みられるのは、あたたかくなってきた3月から6月頃でしょう。 あさい池や田んぼ、用水などに見に行ってみよう。
 田んぼや池などの水中に産み付けられた卵は、やがてオタマジャクシらしくなり、 10日ぐらいで外に出てきます。卵からかえったばかりのオタマジャクシは、 まだ泳ぐことが出来ません。水草などにぶらさがって、体の中の栄養分で育ちます。 このころは、顔の両側に外さいというひらひらしたエラがあり、これで呼吸をしています。 少し成長すると、外さいが小さくなって、しっぽもしっかりとしたオタマジャクシになります。 ちゃんと泳げるようになり、水草や、小さな生き物を食べるようになります。

   卵を手に入れよう。
 カエルが卵を産むのは、自分が生まれた水辺といわれています。 カエルになって水からあがって陸でくらすようになっても、産卵の時にはまた帰ってくるんです。
 卵があるのは、田んぼや、流れがゆるやかな小川などです。 水草が茂っている所を探してみよう。
 卵から飼えば、はじめからカエルになるまで観察出来ます。 卵は、あさい水の中に入れます。入れ物は、水槽でもプラスチックケースでもかまいません。 卵より少し上まで水を入れて、エアーポンプとエアーストーンを使って、 エアーレーションをしてあげればカンペキです。オタマジャクシが生まれたら、 水を増やして水草を入れてあげて下さい。
 手足が出たら、陸を作ってあげます。ないとおぼれてしまう種類もあるそうなので、 必ず作ってあげて下さい。さて、エサですが、どうやら私たちが食べるものは、 何でもよく食べるようです。ゆでた野菜や、にぼしをあげてみて下さい。よく食べると思います。 浮き草があれば一番良いのですが・・・。




もどる