(1)実験水田計画

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 不耕起冬季湛水水田は、『魚道無し』でめだかと共存できないか?

 今回はこれがテーマです。
 ふつう田んぼは中干しや刈り入れ時に水を抜きます。
   
 中干し中の田んぼの写真です。(2006/6/18撮影)
 これでは魚道が無ければめだか達は死んでしまいます。 そこで私は思いました。 中干しをせずに、刈り入れのときも水を入れたまま出来るといいなあ〜! そうすれば、一年中水があるのでめだかも増やせるよね!
 これは私の願望です。

 本当は今年からやって見たかったのですが、 私が言い出したのが遅かったので、 貸してもいいよと言ってくれた場所は 今年はもう耕作をはじめている ので、来年からならいいよ!と言う事になりました。

 幅2.5メートル、奥行き7メートルです。 私の遊びとしてはチョット大きいですが、 この大きさは二条刈りのコンバインが入って作業が出来る最小の広さだそうです。
 最新型の二条刈りのコンバインは湿田用クローラーがあるので、 水を張ったまま作業が出来るか どうか確認するためです。 実際問題として、水を抜かなければコンバインが使えない場合の事も考える必要があります。
 どうしてもっと広い田んぼでしないのか?って言われるでしょうね。 理由は簡単です。 そんな広い田んぼを借りるほどお金はありません。 しかも 専用の田植え機も持っていないからです。 なので、田植えは手作業になります。
 なんと言っても無料で5年間貸してもらえる予定なので、ものすごく感謝しています。
   
 この絵のようになる予定です。
 GLとは地面の高さの事を言います。水を一年中入れるので、 となりの田んぼに水が洩れていかないように、地面を20センチ掘り下げます。 そして10〜15センチの深さになるように水を入れる予定です。
 あれ?この絵、6メートルしか無いじゃん!と思うでしょ? 実は一番奥に、500リットルの水を入れるタンクを置く予定です。 そのスペースも入れて7メートルです。
   
 このタンクは、節水時、用水が止められて使えなくなるので緊急用です。 どうです?結構考えてるでしょ?

                                 2006/6/02