平成28年6月分はこちら。そろそろ本当にやる気がない。


6月5日 「哀を込めて花束を」

 母曰く、「男よりも女の方がメンタル強いのよ」。納得せざるを得ない。

 何だかなあ。これが男子バレーの試合を通して観ての偽らざる感想。初戦で見せた試合運びは何だったのか。兎にも角にもミスが多い。サーブは攻めるか守るかすら徹底出来ないちぐはぐっぷり、お見合いやフォローの譲り合い奪い合いをする場面が目立つ、ここ一番の踏ん張りどころで取れない等々、ばっさりと斬り捨てるなら

女子バレーのそれと真逆。

あちらは全員一丸となって窮地に追い込まれてからの逆転に勝機を見出す状況が多かったのに比べ、男子はリードしていて追いつかれる→そのまま追い抜かれて離されるという情けない展開が珍しくもなく。攻めきれない、凌ぎきれないじゃそりゃ勝てんわ。肝心なところで凡ミスを犯す、かといって平素からミスが少ないかといえばそうでもない。一言でいうなら勝てる道理がないというか、

お前ら勝つことだけに固執しすぎ。

……何かねえ、言葉とは裏腹に「どれだけ辛い状況でも全力を出し切る」って姿勢が見えないのよ。物凄い辛辣な表現になるけど、勝てさえすれば毎試合女子バレータイ戦のような棚ボタ勝利ですら最高だと満面の笑みで喜ぶんじゃないかとすら。謹んで前言撤回させて頂きます。「試合に勝って勝負に負けるなんて言葉が似合わない世界」なんて言ってすみませんでした。日本男子バレーに関しては当て嵌まりませんね、これ。とりあえず前回と今回序盤の盛り上がりは過去の栄光と割り切って、

またゼロからやり直した方が良いと思うよ?

結果ではなく、試合内容でがっかりした観客も多いんじゃないかな。失うものが何もない状態から這い上がって、掴んだものをまた手放すのってどんな気持ちなんだろう。

 

手の平返しな余談:リオ五輪出場を決めているフランスからストレート勝ちをもぎ取った以上評価せざるを得ない。というより、今回の試合は文句のつけようもないものでした。粘って、喰らいついて、泥臭く点を取る。日本が理想としたバレーをちゃんと体現出来ていた気がします。何故それが全試合を通して出来なかったのかと思う前に、

何で柳田試合出てんの。

「応援してくれた皆さんのために恩返しの気持ちで」じゃねーですよ。怪我を悪化させて選手生命に影響を出したら元も子もないでしょうに。……まあでも、先の暴言は取り消します。頑張れ、日本男子。


6月11日 「獣渋笑恥」

 10は補填のてん。転々とした挙句にそんな顛末にならぬように。

 電気ではなく税金で動く壊れたスピーカー。そしてその人の形をしたガラクタの雇った第三者(笑)が言い放った最早ギャグとしか思えない今年の流行語大賞候補こと「違法ではないが一部不適切」。お前らの存在自体が全部不適切だよと言いたいのは山々ながら、これ自体は中々の金言だったのではないかと思いますです、はい。

ギャラに見合わないギャグ的な意味で。

金のかかる言葉と書いて金言、ああ笑えない。芸人として食っていくつもりならもっと身を切らないと。この問題自体は当事者が不正受給とこの先受け取るつもりだった額の三倍を返還した上で物理的に首を切られるのが一番望ましい結末ながら、色々な思惑と都合が絡まりあってやや不本意な台本の筋書き通りに進むような気がしなくもがな。まあ、近日中に多くの人が願うグッドエンドを迎えたとしても、

実際に切られるのは首じゃなくて尻尾に過ぎないわけですが。

トップブリーダーが推奨する、トップリーダーを夢見たケダモノの間引き。「残念ながら尻尾は再生できませんでした……」「構わん、また生えてくる」という会話が見えるようだ。閑話休題、しばらく流行ると見せかけて一瞬の煌めきになりそうな先の流行語大賞ですが、禿の三文芝居よりも遥かにマッチしていそうな某企業主催のゴリ押し劇場がこっそり開演されていたり。尤もあちらの場合は

「強制ではないが一部非合法」って感じですけど。

この台詞にピンときたらビルゲイツ(おい)。頭を悩ませているPCユーザーも多いと思われるWindows 10のアップグレード脅迫問題が正にそれ。国会の議論の場にすらその悪名が轟き渡る程度に被害を及ぼしている状況ながら、当のマイクロソフトはといえば壊れたスピーカー並みの態度を崩さざること山の如し。「強制しているわけではない。寧ろセキュリティ云々(以下略)ユーザーのためにやっている」の一点張り。

被害者側が全く納得しない辺りも瓜二つ。

仏の顔も三度。四面楚歌。五里霧中。六根清浄とは程遠い。七面倒臭い。口も八丁手も八丁で八方塞り。九死に一生を得ようにも九分九厘無理。十を聞いて一を知るようなのは脳内妄想の一点張りしか出来ませんよねえ。地位や権力を得て執着する輩はどいつもこいつも瓜二つ。仏の(もういい)。聞き及ぶ範囲では個人どころか企業レベルでも実害が出てしまっているようで。顕著な例でいくと中央アフリカ共和国で野生動物保護活動を行っているChinko Projectの一件とか。ちなみに

チではなくてシと発音するそうなので悪しからず。

子供か!(何が) ネット環境の劣悪さ加減が日本のド田舎村のそれとすら比較にならないお国の話ですから、件のChinko Projectでは1MB単位で課金される遅い衛星回線を複数のPCで共有していたとのこと。そこに約17.4GBにも及ぶファイルの送信が勝手に始まったものだからさあ大変。仮にWindows 10への書き換えが無事に終了していたとしたならば、通信料だけで総額8万7000ドルもの被害額が発生していた可能性があったそうで。

この話自体がただのネタだという意見もあるようですが。

根拠としては「一定速度以下の低速回線ではそもそもアップデート自体が行われない」という言い分があるとかないとか。あと別記事ですが「PCはGPSと組み合わせてレンジャーの位置情報把握や配置に使われており、間の悪いことにレンジャーが武装した密猟者から攻撃を受けている最中にアップグレードが始まってしまった」なんてものもあり、ぶっちゃけどの言い分が正しいのか判断付きません。なので実際は話半分に聞くぐらいが丁度良いんじゃないですかね。

違法ではないが一部不適切とされる主張程度に。

あ、でもこれだと半分どころか九分九厘信用出来なくなっちゃうか。十を聞いて一を(だからもういい)。


6月24日 「アナリストの話は信じるな」

 他人の意見等を鵜呑みにする人は投資には多分向かない。全てが自己責任の世界なので。

 いやぁ、とんでもない一日になってしまいましたねえ。これが偽らざる本音というか、それ以外に言葉がないというか。恐らく未来の教科書に載るであろう、文字通り歴史の一ページとなる出来事が今日起きる事になろうとは。長々と前口上を述べずにスパッと言うならブレグジット可決でイギリスがEUを離脱することとなりました。それに応じる形で残留を強く望んでいたスコットランドが独立を示唆しました。以上。というより異常

なんて冗談を言う気も起きないくらいにどうするんだこれ状態。

世界経済の混乱を先取りするかのように、為替も株価も上へ下への大騒ぎ。先物取引のサーキットブレーカーが発動した瞬間なんて初めて見たわ。世論調査では若干離脱派が優勢と報じられていたものの、世の中の空気は「せやかてイギリス、どうせ残留するのが規定路線なんやろ?」と高を括っていたところに、まさかの自由への脱出。残留を織り込んで株価上昇にかけて先物や現物のポジを積み上げていたファンドや投資家によるぶん投げ祭り開催で阿鼻叫喚。

誇張でもなんでもなく本当に死人が出てると思うの。

そもにして一連の流れからして酷かった。円安株高をキープしたままの状態から、開票が進んで残留優位の下馬評から離脱優勢に移った時に暴落。それからするすると戻していったものの、前場引け前にはまた下値を探る旅へ。リバから叩き落されるのが予想よりも早かったため、お昼休みに先物と為替の動きをウキウキウォッチングしながらタイミングを計るかーなどと悠長に構えていたら

昼休み中に下げ幅が前日比四桁行くとか何それ。

もうね、噴いたどころの話じゃないわ。残念ながら1ドル100円を切って99円にタッチした瞬間は見逃したものの、一瞬で一円二円上下にぶっ飛ぶ光景は拝むことが出来ました。そして先物もあっという間に下がる下がる。終わってみれば日経平均の値幅が1525円という有り得ない数字を叩き出す始末。あまりにおかしい状況を目の当たりにして

結局何もしないまま終了のお知らせ。

一応、残留だろうが離脱だろうが株価は下がると踏んで、その兆候が見えたら仕掛けようと構えていたとはいえ、色々と予想の範疇を超えたことが起きすぎました。あれはもう人の手には負えん。いつぞやかのように後場寄りで比較的早く寄りそうな銘柄に売りで入る→暴落から戻しそうなタイミングで買い戻して利確とやるだけでも、ものの数分で荒稼ぎ出来ていたんでしょうけどねえ。まあたらればを語っても仕方ないというか、

命あっての物種だと心の底から思うので。

勝てるかどうか分からない勝負に挑むのはリセットのあるものだけで充分です。もしくはリアルに対して労力や時間を除いてノーリスクで挑めるものか。


6月26日 「見させざる、言わさざる、サプライざる」

 今、一番困っているのはキャメロン首相じゃないかな。「離脱したら辞任するしかない! 即座に!」と事前に言ってはなかったけれども。

 後悔先に立たず。一日にして消え去った推定215兆円ものマネーに含まれる巻き込まれ貰い事故同然の投資家よりも、どうやらその格言は当事者であるブリティッシュにこそ相応しい様子。スコットランドに続いてなんと国ですらない首都ロンドンでも独立を叫ぶ声が響き、その喧騒は我も我もと周辺諸国に延焼しそうな気配を醸しだしている模様。あまつさえ再投票を求めるインターネット上の請願に審議に必要とされる10万人を20倍した分の署名が集まるとか、

夢から醒めるの早すぎませんかと。

何か民主党が与党になった時代の日本を思い出した。尤もあっちは熱しやすくてもそれなりに冷め難かった印象はあるけれど。消去法良くない。EUからも「そんな態度取るならもう知らんわ。ぶぶ漬け用意するから待ってろ」と言わんばかりの通告を突きつけられているようですし、仮に再投票で「やっぱり残留することにしましたてへぺろー」なんてことになっても前言撤回することは許されなさそうな雰囲気。まあ御免で済むわけもなかったことにしてが通用するわけもないですよね。

此処まで他所の国のファンドやトレーダーを巻き込んでいると。

冗談抜きにお金どころか人生返してと咽び泣きしている声が聞こえてきそうな、そうでもな……いや聞こえる、確かに聞こえる(おい)。アジテーターに導かれるまま、一過性の麻疹のような熱に浮かされフラフラと鍋に誘われ一緒にどぼん。熱々のフィッシュ&チップスになった後で急速に冷めていき、油の塊となった現実を前に正気に戻っても元のポテトに戻ることは出来ませんでしたとさ。めでたくなしめでたくなし。リアルにこんな心境なんじゃないですかね、

投票終わってからEU離脱の影響についてググっているイギリス在住の方々は。

先に立たずして後で悔やむとはこれ如何に。……投資もそうだけどこういうのって雰囲気と思惑による操縦だよね、ホント。


過去の足跡へ。ICON2119.GIF

充分冷やかした方はこちら。ICON2117.GIF