開発設計・製作


1.外燃機関(スターリングエンジン)

<航空宇宙技術研究所向けリニア―対向型スターリング発電機(2000年納入)>
<航空宇宙技術研究所向けフリーピストンスターリングエンジン(2003年納入)>
フリーピストンスターリングエンジン
@このスターリングエンジンは日本で初めて製作し、成功したフリーピストン型のエンジン発電機。

A熱源は太陽熱で発電出力は200W。

B航空宇宙技術研究所と共同出願され、宇宙ステーションの生命維持装置として期待されている。

C機械部分が少なく、静かで長寿命が特徴です。振動は大きいのですが、2台対向して使用すると振動は無くなる。

D小型発電機としての応用が広く、これからの展開が期待されてる。

※スターリングエンジンについて詳しく知りたい方はこちら

2.10軸ロボット

<三菱重工向け超音波探傷試験装置(2001年納入)>

@飛行機の翼など大型で3ディメンジョンに湾曲したものの傷を水柱透過超音波で計測する装置です。

A測定範囲1m(X)×0.5m(Y)×1m(Z)でΦ0.5mmの位置精度が出る。

B3重管ギアの新機構の2軸でX,Y,Z,旋回、首振りの動きを自在にするロボットで世界でもあまり類を見ない10軸ロボットで、精度の割りに格安で製作できる。
超音波探傷試験装置


3.各種試験装置

<人工心臓用耐久試験機(アイシンコスモス研究所2003年8台納入)>
人工心臓耐久試験機
@人工心臓の耐久試験機で体内を模擬した温度、血圧、脈拍、生理食塩中で2年間の連続試験を行うことができるものです。

A体内の条件出しをするのにMatlab.Simulinkで解析し、心臓はバランスで動いていることが判明した。

Bアメリカでは人工心臓を付けている人がいるが日本ではまだ動物実験の段階。でも、人工心臓は臓器の中で最も簡単なもの。近い将来に必ず実現し、苦しむ患者さんがなくなる時がくる。
<環境ホルモン自動計測装置(2003年度(財)中部科学技術センター納入)







@地域コンソーシアムに参画して、三重大学、東北大学と共同で開発した環境ホルモン測定装置。

A小動物から取り出した抗体と抗原である環境ホルモンが融合反応した微弱電流を酵素による増幅(レドックスサイクル)で読取る最新の電気化学技術を応用した測定装置です。

B半導体膜を使った9chの金膜電極を有するバイオチップやバイオチップ上に複数の微小サンプル液滴をすばやくディスペンスするのが特徴。

左写真のチップは一度に10点の検体を測定できるもので洗浄で何回も使用することができます。


<バイオイメージ装置(2003年度)三重大学納入>

@特に、ゼブラフィシュおよびその受精卵などの小さな動物にいろんな環境物質を投入して、成長過程の蛍光画像や骨などの成長のX画像を時系列に記録し、変化を画像処理するものです。
A弊社は検査ロボットおよび蛍光画像処理を担当した。
B中部メディカルがX線画像処理を担当した。
<食品安全検査装置(2004年度)アイシン精機納入>

@アゾポリマーを利用した[抗体チップ]の作製と食品機能評価装置ということで安価で簡便な専用チップの素材開発と光測定装置を製作した。
A6チップの洗浄→一次抗体の滴下→洗浄→二次抗体の滴下→洗浄
そして、発光基質のCCDカメラで記録するものである。


当時はこのようなバイオ装置製作の仕事が多くあり、バイオ技術の面白さを身をもって体験した。

4.ガスタービン燃焼器

<名古屋大学高効率エネルギー変換研究センターの2003年納入>

@ケミカルガスタービンというのは都市ガス燃料を高温で不完全燃焼(燃料リッチ)さすガスタービンと不完全燃焼した燃焼ガスを超希薄な状態で再燃焼さすガスタービンが複合されたもので、高効率を目指した名古屋大学高効率エネルギー変換研究センターの大型プロジェクトです。

A発電出力は燃料過濃ガスタービン発電機および超燃料希薄ガスタービン発電機ともに30kW。

5.圧縮クリープ試験機

<トヨタ自動車株式会社2004年納入>


薄膜引張試験機
(膜表面観測撮影可能)


@豊田通商鰍ニ共同開発した圧縮クリープ試験機および圧縮破壊試験機で、トヨタ自動車に納入したものです。

A温度は常温〜130℃±1℃、湿度は相対湿度0〜95%±3%、加重は10N〜6000Nそして資料のサイズは50□×50Hまで対応することができます。

B特殊な校正方法を採用しており、上記環境下で常に±1μmの精度で資料の変化を計測できます。変位計測の分解能は0.1μmです。

C6連式で同時に6個のサンプルの試験を行うことができます。そのうち、3連は1200Nまでの低加重で、残り3連は6000Nまでの高加重をかけることができます。
D同様な考え方で下の写真のような引張りクリープ試験と差圧繰返し試験機の製作もします。また、サンプルを提供くだされば、あらゆる湿度・温度・荷重・繰り返し条件下での薄膜試験も致します。
特に、湿度を高精度に制御する技術は、弊社の固有技術です。








(独)産業総合研究所2009年納入
    (高温・高湿度歪み測定装置

@60℃〜120℃の高温下での
 湿度3%〜90%RHという高湿を達成
 温度精度±0.5℃
 湿度精度±2%を達成
A左右上方に3箇所の観測窓を有し、高湿下でも曇りがなく使用ができる。
これに対応して庫内のサンプルテーブルが
±45度回転できる。
B外部から16芯の信号線或いは電源線を取り出せるハーメチックが付設されており、本機は歪みゲージ線の取出しが可能である。

 ご意見ご感想何でもお待ちしてます。


トップページに戻る