《麻布山・前黒法師山》  Motaのホームページ
 Orange life


麻布山・前黒法師山


麻布山マップ 麻布山(あざぶやま):1,685m
 前黒法師山
  (まえくろほうしやま):1,782m


◆所在地:浜松市天竜区
◆山行日:2016年11月12日(土)
◆メンバー:仁べえさん夫妻 & Mota

〔登山コース〕
野鳥の森登山口―(10分)→三ツ森―(25分)→第1東屋・ヒメシャラ―(55分)→ 第2東屋・ミズナラ(休憩5分)―(10分)→崩壊展望地(休憩5分)―(20分)→麻布神社奥宮跡(休憩5分) ―(10分)→麻布山(休憩10分)―(20分)→戸中山(休憩10分)―(40分) →前黒法師山(休憩35分)―(30分)→戸中山(休憩5分)―(20分)→麻布山―(5分)→麻布神社奥宮跡 ―(20分)→崩壊展望地(休憩10分)―(10分)→第2東屋・ミズナラ―(45分)→第1東屋・ヒメシャラ(休憩5分) ―(20分)→三ツ森山―(10分)→野鳥の森登山口

〔所要時間〕 総時間=7時間20分
          歩 行=5時間50分
          休 憩=1時間30分

〔距  離〕  12km(23,000歩)
 


 南ア深南部といわれる山域の浜松市天竜区と川根本町にかけて、黒法師と付く3つの山が並んでいます。 黒法師岳(2,067m)を中心に西に前黒法師山(1,782m)、東に前黒法師岳(1,943m)の3山です。
奥深いところにある山ですが1つくらい登ってみたいものだと以前から思っていました。 そこで3山の中で比較的簡単に登れる前黒法師山へ行くことにしたわけです。
前黒法師山は麻布山から稜線伝いに登りますが、紅葉がきれいだとガイドブックに書いてあったので山友の 仁べえさんに声を掛け、奥さんと3人で行くことにしました。 行く日は秋晴れのいい日を選びます。そして当日はこれ以上ないという風もない小春日和に恵まれました。
浜松浜北ICを降りて国道152号線を北上すること約20分、天竜スーパー林道に入ります。 秋葉山、竜頭山の橫を通り山住神社へ。さらにスーパー林道を北上しトイレ、休憩所のある野鳥の森まで 行きます。
野鳥の森登山口

好天の土曜日だからでしょう、野鳥の森に着くとすでに先客の車が1台あり、われわれに続いて2台 やってきました。
登山届けを書き、ポストに入れて出発です。
いきなり急登でした。

〔登山口 発=7:45〕
三森(1,304m)

登ること10分、小さな祠がありました。最初のピーク三森です。
実は、この写真は帰りに撮ったものです。 行きには祠は見ましたが 《三森》 の山標は気づかずに通り過ぎてしまったのです。

〔三森=7:55〕
雑木林の登山道

三森を下ったあとはしばらく平坦な雑木林の道を行きます。
そこここにモミジが紅葉していました。

第1東屋 『ヒメシャラ』

やがて左手に東屋が現れました。
出発してまだそれほど歩いていないので休憩せずに先を急ぎます。

〔第1東屋『ヒメシャラ』=8:20〕
自然の色合いの紅葉

基本的にこのコースは尾根筋を登って行きます。
やせ尾根や幅の広い尾根の部分もありますが、樹木に赤ペンキでマーキングされているので 道迷いの心配はありません。
自然の色合いの紅葉がずっと続いていました。

ミズナラの巨木

かなり歩いてきたなあと思うころ巨木が現われました。
ミズナラのようです。
帰りに3人で手をつないで測ってみたら、幹の太さは約5.2mありました。

〔ミズナラの巨木=9:05〕
第2東屋 『ミズナラ』

そして2つめの休憩舎・第2東屋 『ミズナラ』 がありました。
登山口を出発して1時間半歩いてきたので、ここで小休憩とします。

〔第2東屋『ミズナラ』=9:15~9:20〕
崩壊地

第2東屋 『ミズナラ』 までは緩やかな道でしたが、その後は急登に変わります。
そして右側が切れ落ちた崩壊地に出ました。危険なので道が付け替えられています。

〔崩壊地・展望地 着=9:30〕
前黒法師山、バラ谷ノ頭の眺望

崩壊したおかげで展望地になっています。
ここまでほとんど眺望がなかったのですが、東側にこれから行く前黒法師山、 遠くにバラ谷ノ頭(2,010m)が眺望できました。

ここまで登ってきた尾根

崩壊地の上まで登ってくると南から南西側の眺望が開けました。
この尾根をたどって登ってきたことになります。

竜頭山と常光寺山

南西側を眺めます。
左奥の山が竜頭山(1,352m)、中央少し右の山が常光寺山(1,438m)です。

鮮やかな紅葉

この展望地には真っ赤に色づいたモミジの木がありました。
柔らかな日を浴びてひときわ鮮やかな紅葉です。

〔崩壊地・展望地 発=9:35〕
麻布山への急登

崩壊地・展望地を過ぎると麻布山への急登が待っていました。
丸太の階段が続きます。

麻布神社奥宮跡

崩壊地から登ること20分、平坦になった左手に麻布神社奥宮跡がありました。
昔あった拝殿は昭和39年の台風で大破。その後諸般の事情で再建できず前社に遷座合祀することになった。 本所霊地には石碑を建て、時期をみて本宮の再建を願っているという。
また、紀伊国屋文左衛門が昔ここを訪れ、雨の降る神社前に土下座して無事のお礼を申し上げたとのことである。
〔麻布神社奥宮跡=9:55~10:00〕
麻布山山頂(1,685m)

麻布神社奥宮跡から10分足らず、途中で壊れた鉄骨の小屋を見て麻布山山頂に着きました。 出発して2時間25分でした。
山頂は林の中で眺望はありません。
2等三角点と山標が3つありました。 1つを手に持ったりして記念写真を撮ります。

〔麻布山山頂=10:10~10:20〕
前黒法師山へ向かう

麻布山山頂で休憩して前黒法師山へ向かいます。
山頂から少し行ったところに休憩舎・山頂東屋がありました。
そこから前黒法師山への登山道入口に、『これより標示おわり ご無事で』 とあります。
気をつけて参りましょう。

広い尾根道

麻布山から前黒法師山へも尾根道です。
ぬた場のある広い尾根もあります。確かに麻布山までのような標示はありません。
それでも所々には赤テープがありました。
基本的に尾根を外さずに行けばいいですが、GPSを持っていると安心です。

戸中山(1,610m)

麻布山から20分、戸中山(とちゅうやま)に着きました。
山頂標識のあるこの場所は眺望はありません。しかし、すぐ先50mほどのところが展望地になっていました。

〔戸中山 着=10:40〕
戸中山展望地からの眺望(1)

展望地からは北側の眺望が広がっていました。
この写真は北西から北を見たところで、奈良代山(1,624m)、シャウヅ山(栃生山 1,835m)、 その先に黒沢山(2,123m)が見えます。
また、この山並の左奥遠くに雪で白くなった御嶽山や中央アルプスも見えていました。

戸中山展望地からの眺望(2)

これは北から北東方向の山々です。南ア新南部の山、それに遠く小さくですが真っ白な聖岳や光岳も 見ることができました。
しばし3人で山座同定。多分あっていると思いますがもし間違っていたらごめんなさい。

Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error.


登山道

戸中山から先は針葉樹が多く、紅葉はほとんどありませんでした。
そしてなかなかの急登の道でした。踏み跡も薄く赤テープも少ないので進行方向を見定めながら 登ります。

前黒法師山山頂(1,782m)


眺望もないし、まだかまだかと思いながら登ってきました。そしていくつかのニセピークに がっかりしながらようやく、前黒法師山山頂まで登ってきました。
あとから男性1人が登ってきて、やはり道がわかりにくかったといっていました。
記念写真を撮り、ゆっくり昼食を味わった後下山にかかります。

〔前黒法師山=11:30~12:05〕
麻布神社奥宮跡からの下り

帰りは往路を戻ります。
戸中山、麻布山、麻布神社奥宮跡を経て下ります。
写真は麻布神社奥宮跡からの急降下です。

〔戸中山=12:35~12:40〕
〔麻布山=13:00〕
〔麻布神社奥宮跡=13:05〕
崩壊展望地

崩壊地上の展望地まで戻ってきました。
小春日和の展望地の日だまりで、景色を楽しみながら小休憩します。
こうして見下ろすと赤く色づいて見える尾根が一番紅葉しているようです。

〔崩壊展望地=13:25~13:35〕
尾根道の紅葉(1)

尾根道の紅葉を楽しみながら下ります。
写真のように真っ赤なモミジもありますが、どちらかというとオレンジ色に紅葉したモミジが多いようでした。

尾根道の紅葉(2)

趣のある広葉樹の原生林の中を下ります。
そのあちこちに紅葉したモミジがあり、ついつい写真をたくさん撮ってしまいました。 ただ、撮った紅葉をすべて紹介するというわけにはいかないのが残念です。

〔第2東屋『ミズナラ』=13:45〕
〔第1東屋『ヒメシャラ』=14:30~14:35〕
麻布山と前黒法師山を振り返る

第1東屋を過ぎてから振り返ってみました。
樹木の間からですが、左に麻布山、右に前黒法師山が見えていました。

〔三森=14:55〕
野鳥の森登山口・駐車場に戻る

前黒法師山山頂からちょうど3時間で登山口まで戻ってきました。
山渓の新・分県登山ガイド 『静岡県の山』 のコースタイムではとても無理ですが、 自分で立てた計画時間で行ってくることができました。

〔野鳥の森登山口 着=15:05〕

 麻布山・前黒法師山は歩行時間で見ると、山渓の新・分県登山ガイド『静岡県の山』 のコースタイム は4時間25分となっています。それに対して、われわれの実績歩行時間は5時間50分でした。
その差は1時間25分。われわれは年寄りなので普通の人より歩くのが遅いと思います。しかし、 ほかの方もいっておられますが、山渓の新・分県登山ガイド『静岡県の山』 のコースタイムで歩くのは 普通の人ではとても無理だと思います。これは麻布山・前黒法師山に限りません。 私は、ほかの人たちのレポを参考にして自分で計画を立てているのでいいですが、 この本のコースタイムを鵜呑みにして計画を立てると危険なこともあるのではないでしょうか。
 さてそうしたことは別にして麻布山・前黒法師山は思っていたよりずっといい山でした。
特に登山口から麻布山までの間は絶え間なく紅葉が続きますし、この間の林自体がすがすがしく、日本の山だなあ という感じを受けました。この日1日いい紅葉狩りハイキングを楽しませてもらいましたが、新緑の季節もきっと 素晴らしい山だと思います。


     

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