《夕立岩》  Motaのホームページ
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夕立岩


マップ
夕立岩 (ゆうだちいわ):550m

◆所在地:愛知県新城市
◆山行日:2023年 3月20日(月)
◆メンバー:仁べえさん、やっささん、pantherさん
      & Mota

〔登山コース〕
登山口近駐車地―(50分)→淳子の山―(10分)→休憩地(休憩5分)― (5分)→急岩壁―(35分)→夕立岩(休憩15分)―(10分)→699.8m三角点ピーク―(15分)→巨岩―(5分+ルートロス10分)→ 岩登リ口―(20分)→石仏(昼食休憩35分)―(10分)→明神山展望地(休憩5分) ―(20分)→尾根から右への変曲点―(15分)→林道出合・山への登リ口―(25分)→大杉―(5分)→林道出合 ―(35分)→登山口近駐車地

〔所要時間〕
 総時間=5時間30分
 歩 行=4時間30分
 休 憩=1時間00分

〔距離と山のしんどさレベル〕(後期高齢者基準)
★★★☆☆  距離=5km  歩数=7,000歩  累積標高差=450m
〔注〕しんどさレベルは3だが、急登急降下の岩場があり、ルーファイ必要なため難易度は高い
  もし 本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください

 以前、山友の仁べえさんから夕立岩へ行かないかと聞かれました。その時は返事を濁していたのですが 先日、同じく山友のやっささんと行くことになったとの話。それなら一緒に連れて行ってもらえないかと お願いしました。みんなで行けばより楽しそうだと思ったわけです。身勝手な私の申し出を仁べえさんは 快く了解してくれたのです。ということでその後やっささんの友人Pantherさんも加わり4人で行くことになりました。
仁べえさんの計画では皆さんがあまり行かないコースでルーファイが必要。さらに急登急降下の岩場があるとのこと。 直前にそのコースを歩いた人の記録でにわか勉強して出かけました。登山口近くの駐車地で待合せです。

 〔登山口近駐車地 NAVIマップコード:301 444 618*18〕
 
※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください

登山口近駐車地に集合

仁べえさんと私、やっささんとPanterさんが 登山口付近で集合してここに駐車。周辺にも数台駐車可能な場所があります。

登り口

ここから出発し正面の斜面に取付きます。
正式な登山口ではありません。もともと登山道はないので どこから登ってもいいですが、登りやすそうな所ということでここにします。

〔登山口付近駐車地 発=8:00〕
ヤブの急斜面を登る

しかし登山道がないということはこういうことでしょう。ヤブをかき分けながら 登りやすそうな所を選んで先頭の仁べえさんに続いて登ります。

急登の尾根

尾根に出たらとんでもない急登で。45度はあろうかという急斜面を必死に登ります。先が思いやられる気分でした。

きれいなツツジ

道なき道に咲くツツジ。華やかな春の花に慰められながら登っていくと・・・。

淳子の山

先人の参考記録で見て覚えていた『淳子の山』の標識がありました。
どういういわれがあるのでしょうかねえ。好きな人のなまえを書いて設置したのか・・・。

〔淳子の山=8:50〕
小休憩

淳子の山からさらに登り、出発してちょうど1時間。この先さらに急な岩場があるというので小休憩としました。

〔休憩地=9:00~9:05〕
急斜面に取付く

事前に聞いていた通りの岩場の急登が始まりました。

四つん這いになりながら登る

聞いていた以上にとんでもない岩の急斜面でした。
おそらく45度以上の勾配があるでしょう。手がかり足掛かりはあるけど とにかく急なので 四つん這いになってしか登れないところもありました。

夕立岩(650m)

ようやく登り切って夕立岩に到着。
やれやれということで、ここで景色を眺めて写真を撮り、休憩タイムとします。

〔夕立岩 着=9:45〕
夕立岩の石祠

夕立岩の下の方に石祠が祀られています。何の神様でしょうかねえ。

夕立岩展望(1)

夕立岩は張り出した大きな岩場で展望がいいところです。
まずは正面に見える景色は静岡県の山々。

夕立岩展望(2)

続いて前の写真の右側の展望。
奥の方に愛知県・静岡県の境界にある鳶ノ巣山。右手前にある山はこのあと行く三角点がある699.8mピークです。

夕立岩展望(3)

こちらは最初の展望写真のさらに左で、白い山が見えたのでズームアップしてみました。 南アルプスの山でしたね。
景色を楽しみ、休憩もとったので先へ行きましょう。

〔夕立岩 発=10:00〕
699.8mピーク三角点

夕立岩から699.8mピークまでは踏み跡もあり比較的歩きやすい道でした。三等三角点があります。
次の巨岩へは三角点の右側から下りて行きます。

〔699.8mピーク三角点=10:10〕
ここを左へ

踏み跡はあるようなないような道。ここからは左へ下りていきます。古い赤テープがありました。

右へ下りる

下った先少しのところ、ここからは右へ下ります。
この先少し行ったところで右への尾根が見えますが 行き止まりなので行ってはいけません。間違えて引き返した人もいるようです。やや左へ直進する尾根を行きます。
〔右へ下りる=10:20〕
これがうわさの巨岩

進んでいくと とてつもない巨岩に行く手をはばまれます。
目印のテープもありますがこの巨岩は左へ下って巻いて進みます。
巨岩は左へ下り気味に巻くという予備知識はありました。 ところがついそのまま下って行き過ぎちゃったのです。ヤマレコアプリのGPSを見て気づきました。10分くらいタイムロスかな。
〔巨岩出合=10:25〕
ここから登る

行き過ぎて下だったところから戻り、巨岩を巻いて登る場所を見つけました。
この岩を登って行くのが正解です。

〔巨岩を巻いて登る場所=10:40〕
よっこらしょっと登る

ロープなどはありません。岩にあるわずかな足掛かり手がかりを踏んでつかんで よっこらしょっと登ります。
登ったところの木に目印のテープがありました。

巨岩を巻いて進む

よっこらしょっと岩を登ったあと次の巨岩の左下を進みます。目印テープもありました。

大岩のある705mピーク

しばらく稜線を進むろ大きな岩がありました。ここが705mのピークでこの岩のところを右の尾根へ進みます。

石仏

705mピークの大岩から10~20m行ったところに石仏が祀られていました。
その東側が少しだけ開けていて夕立岩からの景色と同じような展望があります。広くはないところですが ここで昼食とすることにしました。

〔石仏 着=11:00〕
石仏からの展望

右奥に見える山は白倉山。そのほか見える範囲は少ないですが左に竜頭山も見えました。
さて、おなかも満たされたので先へ進みます。
このあと北へ向かう尾根を行くのですが、石仏のすぐ先の尾根は行き止まりのようなので右裾を下りていきます。

〔石仏 発=11:35〕
明神山展望地

10分くらい行ったところに西から北西側が少し開けたところがありました。木の間からですがすぐ近くに三瀬明神山が見えます。

〔明神山展望地 着=11:45〕
平山明神山など

三ツ瀬明神山の右側もなかなかいい眺め。
平山明神山、大鈴山、近くに御殿山などが見えます。

展望地から直降下

明神山などの展望を楽しんだのはいいけど あとが怖い。
5mくらいの岩場を直降下しなければなりません。後ろ向きで慎重に。幸い木の根っこがあったのでつかんで降下しました。

〔明神山展望地 発=11:50〕
尾根から右へ下りる変曲点

その後は尾根を外れないように歩きやすそうな所を選んで北へ。そしてこの写真のところから右へ折れて下ります。ここには 木の幹に目印の赤ペンキがありました。

〔尾根から右へ下りる変曲点=12:10〕
林道出合

道なき道を見当をつけて下り、林道に降り立ちました。
この林道を右へ。

〔林道出合=12:23〕
林道から再び山へ

林道へ下りて右へといいましたが20~30mだったでしょうか、ここから再び山へ取りつきます。

〔林道から山へ=12:25〕
大杉

再び山に取付いて次のターゲットは大杉。
踏み跡はほとんどないので基本的に尾根を外さず、取り込んできた先人の軌跡を追ってやや尾根芯の左(北)側を歩いて進みました。
そして先頭の仁べえさんが『大杉あったー!』。何とかたどり着けました。

〔大杉=12:50〕
2つ目の林道出合

大杉から先も踏み跡はゼロ。どっちへ行けばいいのか、どう下ればいいのかGPSとにらめっこ。
とにかく林道へ下りればいいということで、見当をつけて歩きようやく林道(2つ目)に降り立ちました。
あとは林道を歩いて駐車地まで戻ります。林道へ下りて左です。

〔林道出合=12:55〕
林道を歩いて

岩場の急登急降下や道のない山中歩きとは違って林道歩きは楽ですねえ。 ミツマタや梅、民家の庭先の花を眺めながら・・・

〔林道から山へ=12:25〕
駐車地へ戻る

登山口の駐車地まで戻ってきました。

〔駐車地 着=13:30〕
深谷集落から見上げる夕立岩

車での帰り道に深谷集落へ立ち寄り夕立岩を見てきました。 ドーム型の山が夕立岩でその左は699.8mの三角点ピークです。

 無事周回してきましたが夕立岩は思った以上に過酷なコースでした。終始先頭を歩いてくれたのは 若きリーダー仁べえさんです。GPSとにらめっこでルートを開拓しながら先導してくれたので助かりました。80代の爺さん3人は ついていくのがやっとという感じ。無事帰ってきましたが 45度を超すかと思われる岩の急斜面。岩場を登ったり 垂直降下したり。特に大変だったのは一般の山なら尾根や稜線は芯を外さずに歩けばいいのですが この山は 頻繁に大岩や崖に阻まれることです。こまめにルーファイが必要でしかもルートの選択に神経を使います。単独行で このコースを歩く気は起きませんね。そんな夕立岩でしたがみんなの感想は『おもしろかったねえ』でした。 山友さんたちと行くグループ山行は楽しい。

     

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