三熊山の柴右衛門狸


そもそもは古くから大阪中座に伝わる狸の話が発端のこの奉納。


 昔々、中座で芝居を興行中、木戸銭箱に木の葉が一枚入っていた。不思議に思って調べてみると、なんと狸がお客に混じって芝居見物、皆でつかまえて、殺生してしまった。

 ところがそれ以降中座から客が遠のき、これは狸のたたりにちがいないと、その狸の出身地だった三熊山へお祭りすることになったのだとか

 三熊山の祠は、藤山寛美さんら松竹新喜劇や片岡仁左衛門さんら役者さんの寄進で昭和37年9月に建てられた。
 さらに、53年6月には藤山寛美さんから幕と鈴が贈られた。

 現在の柴右衛門狸は63年藤山寛美さんが知人に呼びかけて社の改修に加えて、御影石製の柴右衛門狸像を新調した。



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