洲本八狸

洲本八狸とは、その昔、洲本を舞台に活躍していた八匹の狸たちの総称。芝居の神として知られる柴右衛門を筆頭に、愛敬のある 狸たちの石像が、それぞれのゆかりの地に佇んでいます。

 柴右衛門
 三熊山に住む芝居好きの狸・柴右衛門。毎日のように人間に化け、大阪・道頓堀まで大好きな芝居見物に出かけていました。お金ももちろん「木の葉」を化かして・・・。日本三大狸の一匹で、芝居の神様でもあります。

 柴助
 柴右衛門の長男。子供の頃はいたずら好きでしたが、全国に修行の旅に出て立派に柴右衛門の後を継ぎました。病気平癒の神様です。

 お増
 柴右衛門の女房で、夜な夜な木の葉のお金で城下へ買物に。でも、化かされたお店はかえって繁盛したそうです。商売繁盛の神様です。

 武左衛門
 毎日、夜ふけに見廻りに出て戸締りの悪い家を探しては、家の外から鍵をかけて懲らしめたと伝えられます。防犯の神様です。

 桝右衛門
 お酒が大好きな狸。夜の城下の安全を守り、酒に酔って絡む者や乱暴者 を、大入道に化けて懲らしめました。 水商売の神様です。

 川太郎
 昔の洲本の関所を守り、川を綺麗にすることを使命に思い、毎夜、川や土手の点検や清掃を行いました。交通安全の神様です。

 宅左衛門
 洲本の狸の長老として、狸達がその日暮しなのを嘆き、困った時にお互いお金を融通しあう頼母子講を始めました。金融の神様です。

 お松
 柴右衛門の娘で、非常な美人として有名で若い狸にとても人気がありました。美人の神様、女性の守り神として親しまれています。


戻る