庭 杉 〜癒しの空間を住まいへ〜 本文へジャンプ



    庭 杉

愛知県西尾市下町大道31−1
電話/FAX 0563-57-5428
niwasugi@katch.ne.jp

施工エリア
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施工例

西尾市 版築土塀の庭



 版築土塀の庭は庭杉の会社前にあります。版築土塀とは、土・石灰などを混ぜたものをひたすら突き固めて作る土塀のことです。一定の高さごとに土を突き固めていくため、層状になります。層状になる模様が様々で、この土塀の最大の特徴です。

 この土塀の面白いところは同じ材料・配合で作っても、土の状態や突固めの強さによって仕上がりの表情が変わってしまうため、同じ物が作れないところにあるのかもしれません。誰がやっても同じようにできる事が目的のブロック塀とは対極に位置していると言えます。

 現代の住宅事情に合うように版築の強度を増すため、中には鉄筋を配置し、土の中にセメントを少量使用しています。そのため、厳密には版築風土塀と言ったほうが良いのかもしれません。その分、壁の厚みを減らして狭いスペースで施工できるため、現代のお庭での利用に適していると思います。


作成途中です。
ひたすら土を突固めます。
土を入れては突き固めるの繰り返しです。
仲間の顔は一応ボカしました。
型枠の中の様子です。
出来上がりを想像しながら土をいれていきます。
思い通りに出来たかどうかは型枠を外すまでの
お楽しみです。


全景1 全景2
完成写真です。
左が版築一号、右が二号と呼んでいます。
2つともタイプが違うように作っていますが、ある程度の統一感を出すために黒の層を入れています。
こちらは道路側から見たところです。

版築一号 版築二号
こちらは版築一号です。
インパクトを出すために層を大きく波打たせるのと共に、砂利の層を作っています。
1ヶ所穴を開けているのがポイントです。
まだ植栽が未完成ですが、一号は現代住宅に合うようなイメージで作っています。
こちらは版築二号です。
層はあまり波打たせないで、版築自体をあまり強調し過ぎないようにしています。
和風のお庭に合うように作っています。
アオダモが展葉してくれるのが楽しみです。

全景3 2号崩れ部分
別の角度からです。 版築二号の片端は古びて崩れたように作っています。

スサの表情 ビシャン仕上げの表情
近くで見た感じです。
この面は表面を加工していません。
スサが所々に出ていて表情を豊かにしてくれています。
こちらはビシャン仕上げと言う方法を使っています。
表面を叩いてデコボコにすることによって、年月が経ったような風合いになります。

ライトアップ ライトアップ2
電灯を取り付け、ライトアップしました。
ビシャン仕上げの陰影が
より一層感じられます。



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