平成17年6月定例議会報告

 
平成17年6月定例議会は、6月10日から28日までの19日間の日程で開催された。 
 議案は、非常勤消防団の退職報奨金の見直し、指定管理者制度の為の施設条例の改正を始めとし、財団法人安城都市農業振興協会(デンパ−ク)・安城市福祉事業団の平成16年度決算及び平成17年度予算など47議案が上程され、全て原案通り可決した。
 議員提出として全国議長会から要請の国への「地方六団体改革案の早期実現」「地方議会制度の充実強化」の意見書提出は、一部議員の反対があったものの絶対多数で可決した。
 請願は、「食品安全行政の充実を求める国への意見書提出」は不採択となった。会派としては、請願内容において不明確な点があるものの、食の安全は生活する上で大切なことであり、消費者の立場から「趣旨採択」とした。


【今定例議会のポイント】
 1.職員通勤手当の改正に伴ない、他諸手当の見直しへの対応
 2.公の施設への指定管理者制度の導入に伴なう委託先の決定方法
 3.職員倫理規程検討委員会設置に伴なう倫理規程の策定方法

   が今議案での重点事項と考え対応した。
【主な議案と内容】
 1.安城市職員の給与に関する条例の改正(施行:H17.7.1〜)
   −徒歩通勤の職員及び通勤距離片道2q未満の職員の通勤手当の廃止に伴なうものー
   徒歩による通勤を常とする職員と通勤距離が片道2q未満の職員には通勤手当を支給しない。
   但し、交通用具を使わなければ通勤することが著しく困難である職員は除く。
  (実態)
   該当者 172名。 
   内訳は徒歩通勤者39名、車通勤者132名。1名は2q以上の徒歩通勤者。削減額は570万円
   議案に関して本会議で質問・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。

 2.安城市非常勤消防団に係る退職報奨金報奨金の支給に関する条例の一部改正
                                              (施行:H17.4.1〜)
   −消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の改正に伴なうものー
   階級の分団長、副分団長、班長の退職時報奨金支給額の引上げ。
   「勤続10年以上15年未満」「勤続15年以上20年未満」「勤続20年以上25年未満」毎に支給金
  額に差はあるが一律2千円の引上げ。該当者は28名。

 3.市が直接管理する施設に係る条例の改正(施行:H18.4.1〜)
   ー指定管理者制度の導入に伴なうものー
   公の施設において現在の管理委託制度が認められるのは平成18年9月2日まで。市の直接管理
  施設のうち、条例に管理を委託できる旨が規定されているものは、当該規定を削除する改正を実施。
   指定管理者制度の委託先との契約期間は3年で、契約満了すると再公募し、再契約をする制度

    「指定管理者制度」とは・・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。

   =指定管理者制度導入施設の内容=
   非公募型施設(11施設):現在委託している社会事業団(福祉センター、児童センターなど4施設)
                   社会福祉協議会(社会福祉会館の1施設)
                   都市農業振興会(デンパーク、道の駅デンパークの2施設)
                   シルバー人材センター(生きがいセンター)に指定
    公募型施設 (5施設):勤労福祉会館  丈山苑  安祥閣  レジャープール
                   有料駐車場(自転車:2箇所 自動車:12箇所)
                   ※公募施設はリクックすると見られます。
   =スケジュール=
    H17年7〜8月:公募周知  9月:公募受付  10月:審査  12月:指定管理者議会報告
    H18年:協定書締結      4月:実施
                  
    議案に関して本会議で質問・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。
    所属委員会で質問・・・・・・・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい


 4.財産の取得
  (1)小学校のパソコン配備
     ノートブック型パソコン  262台  4,189万円
  (2)小学校のコンピュータ教室用備品
     デスクトップパソコン164台及び周辺機器(4校分)  3,660万円

    議案に関して所属委員会で質問・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。

【補正予算内容】
 1.補正総額
  

区   分 当初予算額 補正前の額 補正額 合  計
一 般 会 計 515億0,000万円 515億0,000万円 4,622万円 515億4.622万円
特 別 会 計 339億3,500万円 339億3,500万円   665万円 339億4,165万円
水道事業会計  40億6,900万円  40億6,900万円  40億6,900万円
合   計 895億  400万円 895億  400万円 5,287万円 895億5,687万円

2.一般会計補正の主な事業内容

 (1)職員倫理規定策定委員会委員報酬費:26.7万円
    委員会委員数12名×7,400円×3回/年

    議案に関して本会議で質問・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。

 (2)デンパーク運営委託料・補助金:1,295万円
   潟fンソーから常務理事として招へい(7月から)し、経営改革を推進するための人件費など
  
 (3)民間木造住宅耐震診断委託料:3,300万円
   民間木造住宅の耐震診断計画は、当初予算500戸であったが、昭和56年以前の木造住宅保有者
   宅14,600世帯にダイレクトメールしたところ、3月末までに耐震診断希望宅が1,516戸(10%)
   あり、1,100戸分の補正
  ※耐震診断1棟あたり3万円の費用は、国1/2、県と市が1/4ずつ負担

【 報 告 】
 財団法人 安城都市農業振興協会(デンパーク)の
                           平成16年度決算及び平成17年度予算報告

   
   安城産業文化公園デンパークは、平成16年度入場者数の当初目標55万人を目標に事業展開を
  してきたが、浜名湖の花博、夏の猛暑、3月の寒波などで49.1万人余と前年比91.1%。
   安城市からの補助金・委託料は、当初予算4億2千万円余に対して、業務・経費削減に取り組み
  3億5千万円余で決算した。
   平成17年度は、7月から民間人を招へいして、様々な民間手法を取り入れた経営改革をする計画
  が打ち出されており成果を期待したい。
   皆さまもデンパークで花とふれあい豊かな心になりましょう!!


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