平成17年12月定例議会報告

 
 平成17年12月定例議会は、12月5日から20日までの16日間の日程で開催された。
 議案は、交通災害共済条例の廃止、指定管理者の指定についてをはじめ平成17年度12月補正など23議案が審議され、一部反対があったものの原案通り可決された。
 尚、議員提出議案「安城市議会の議員の定数を定める条例の一部改正する条例の制定について」は、

            「取り組み報告HP」を参照下さい。

 陳情・請願は、「介護保険制度に関する施策の拡充の請願」が提出されたが、不採択となった。
 会派の見解は、介護保険制度見直しから利用者負担増対策のために、市単独での減免制度の設置や援助の拡充の請願であり、請願者の主旨は理解するものの、介護保険制度の基本は自助・公助・互助の精神から成り立つものであり、不採択とする。

【今議会のポイント】
 昭和44年にスタートした「交通災害共済の廃止」と私の所属会派(親和クラブ)が提出した「議員定数の見直し(定数削減)」であったと思う。交通災害共済の廃止は、民間の障害保健等充実により、現在すでに単年度赤字で、今後更に赤字拡大を予測するととやむ得ない対応と判断する。
議員定数見直し(定数削減)は、議案質疑で1名(共産党)の質問、委員会では8名の委員(自民党市議団:5名、公明党:1名、所属会派:親和クラブ2名)が見解を述べたが、 所属会派議員以外は全ての議員が定数見直し(定数削減)に反対を主張し、議員定数は現状維持(30名)となった。

【主な議案と内容】
1.安城市交通災害共済条例の廃止(施行:H18.4.1〜)
 −民間の障害保険等の充実をはじめとする社会情勢の変化に伴いー
  交通災害共済制度を開始した昭和44年当時は、自動車の普及に伴って 激増する交通事故が社会問題となる一方で、その救済制度が不足をして おり、その損害を補てんするために交通災害共済事業が展開された。
  以後、民間の多種多様の保険等が普及、充実し、加入者数の減少と同時 に市が直接この制度を運営していく必要性が薄らいできた。

 ◆加入者の状況
   昭和55年度以降加入率が減少
     S55年度:72.77%⇒H1年度:66.75%
          ⇒H7年度:59.78%⇒H16年度:49.83%
 ◆事業運営状況
   平成13年度より単年度収支が赤字
          ⇒加入者減、交通事故増加により
 ◆加入率向上対策
   一般加入者に加入申込書配布、市広報誌で折込広告を全世帯配布、掛け金据え置き及び見舞金支
   給額の増額等を展開
 ◆積立基金の状況
   単年度赤字になり、基金を取り崩している。
   死亡事故が多く発生すると、基金取り崩しが多く必要となり基金がなくなる可能性があり、
   平成13年度:3,482万円⇒平成16年度:1,635万円

 ◆西三河八市の状況
  岡崎市:有(損保方式)、碧南市、刈谷市:有(直営方式)
  西尾市:無(H13年3月廃止)、豊田市、知立市、高浜市:無(H17年3月廃止)

 》議案に関して所属常任委員会で質問・・・・・・・・「議会での発言HP」を参照して下さい。


2.指定管理者の指定(H18.4.1〜)
 ー指定管理者の指定に際して、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を得るためー

区分 施設名 委託先 指定期間
公  募 安城市勤労福祉会館 昭和建物管理 3年
安城市有料駐車場 鞄本メカトロニクス 3年
安祥閣 コニックス 3年
安城市レジャープール 活、知スイミング三河安城支店 5年
丈山苑 潟sーアンドピー 3年
任  意 安城市福祉センター
安城市養護老人ホーム
安城市デイサービスセンター
安城市サルビア学園
安城市虹の家
社会福祉法人安城福祉事業団 3年
安城市社会福祉会館 社団法人安城市社会福祉協議会 3年
安城市高齢者生きがいセンター 社団法人安城市シルバー人材センター 3年
安城市産業文化公園
道の駅デンパーク安城
財団法人安城都市農業振興協会 3年

〜今後のスケジュール〜
 H18年1月:基本契約締結   3月:委託料決定

 》議案に関して本会議で質問(全体の質問)・・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。

 》議案に関して所属委員会で質問(個々の質問)・・・・・・「議会での発言HP」参照して下さい。



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