平成22年6月定例議会


 平成22年6月定例議会は、6月9日から24日までの16日間の日程で開催された。
 議案は、市職員の勤務時間、休暇などに関する条例改正、中部福祉センター・秋葉いこいの広場設置及び管理に関する条例改正、土地開発公社・三河安城駐車場株式会社・財団法人安城都市農業振興協会の経営状況など14議案が審議され、全て全会一致で原案通り可決された。

【今議会のポイント】
 6月定例議会は、3月定例議会で「今年度の予算審議」をした後の最初の議会でもあり、議案の少ない議会でありました。
 今議会には上程されませんでしたが、新しい条例として「ごみステーションから資源ごみ(特にアルミ缶など)を持っていったりした場合の罰金が科せられる改正条例」が検討されている。施行は平成23年4月からです。

【主な議案と内容】
1.安城市職員の勤務時間、休暇及び育児休業に関する条例の一部改正
                                    (施行:平成22年6月30日〜)
 −地方公務員の育児休業などに関する法律等の改正に伴うものー
(1)安城市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正
3歳に満たない子のある職員が当該子を養育するために時間外勤務をしないことの承認を要求した場合は、業務に著しく困難のある場合を除き、時間外勤務をさせてはならない。
(2)安城市職員育児休業等に関する条例の一部改正
 @育児休業等をすることができる要件の緩和
職員の配偶者の就業の有無、育児休業の取得の有無等の状況にかかわらず、育児休業、育児短時間勤務又は部分休業をすることができる。
※育児短時間勤務とは、小学校入学前まで。勤務形態は4通り選択できる。例えば保育園の送り迎え等
※育児部分休業とは、小学校入学前まで。1日就業時間の2時間。就業時間の前後30分単位で取得
 A産後パパ育児休業に係る育児休業取得期間の設定
一度育児休業した職員が、再び育児休業ができる。期間は57日間
※育児休業の活用状況は、平成21年に2名が活用。

2.安城市福祉センターの設置及ぶ管理に関する条例の一部改正(施行:平成22年10月1日〜)
 −中部福祉センターの利用施設の見直しに伴うものー
 中部福祉センター内にある中部包括支援センターは、相談などをはじめとする業務量が多くなり、事務室が手狭となったために、事務室の移動や部屋の有効活用のために見直しをする。
 ※平成21年相談件数は2,312件(月193件)・・・・内容は老人虐待、介護支援の相談など
 (内容)
(1)2階の会議室を廃止して、中部包括支援センターの事務室とする。
(2)1階機能回復訓練室を貸出しできるようにする。
(3)機能回復訓練室の名称を多目的室に改め、使用料を設定する。
  ※機能回復訓練室の利用は週1回程度で利用率は5%であり、多目的室の変更は支障ない。
  ※地域包括センターは、市内に20ヶ所あり、改善すべき問題点は協議会で検討していく。

3.秋葉いこいの広場の設置及び管理に関する条例の一部改正(施行:平成23年4月1日〜)
 −環境学習の拠点施設整備に伴うものー
 秋葉のいこいの広場の市民活動センターが市民交流センターに移転して空き施設となり、環境学習拠点施設として位置づけ、環境学習を実践するとともに、環境活動団体の交流及び環境情報発信の場として活用する。
 (内容)
(1)設置目的に「環境学習の推進」を加える
(2)秋葉いこいの広場内の「レストハウス」を改名し「環境学習センター」とする。
(3)環境学習センターで行う事業を規定する。
(4)和室を環境学習室に改修し、環境学習に特化した利用に供する。
  ※ボランティア活動利用者は無料
  ※指定管理者指定施設をするために、7月に募集、10月に指定、12月に議会決議を予定

【報告】
 財団法人安城都市農業振興協会の平成21年度経営状況報告
 デンパークは、安城市の伝統を生かし、人・環境にやさいしい公園として定着図るとともに、花とみどりで心が癒され、来園者の視点で楽しめる公園を目指して事業展開をしてきた。

 平成21年度入園者数 472,471人(対前年+3.4%)
 開園以来の入園者数  7,616,961人
 ※指定管理者施設で、委託料は3億7千万円

 −平成22年度計画ー
 指定管理者として、各事業の効果的な運営に努めるとともに、平成21年度から平成23年度までの中期計画の中間年度として事業展開をする。


  一般質問での関連質問(緊急経済対策について)
          過去の質問から行政改革されることになった報告


     

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