ドジャー・スタジアムへ
さぁ、いよいよ出発。目的地はドジャー・スタジアムである。ドジャース対ロッキーズのデイゲームの観戦だ。昨日のドライバーに聞いておいたルートを通ることを念頭に置くが、そうはうまく行かない。初めて走る首都高速のような感じだからだ。
まずはフリーウェイ5をノース(北)へ向かう。日本では上り、下りと表現するが、アメリカではNorth(北)、South(南)、West(西)、East(東)と方角で表現する。標識にもそのように書いてあるので難しいことではない。
順調に北上を続け大都会の中心部ダウンタウンが近づいてくる。車の量も増え、車線変更も躊躇してくる。なんとか4車線の最も左車線(追い越し車線)へ移動し、次のフリーウェイ101をノースへと乗る移る。第一段階突破である。
ホっとする間もなくフリーウェイ110ノースへの分岐がやって来るが、気が付けばサウスへ乗ってしまった。あ〜反対じゃ、こりゃあかんわ。って事で、フリーウェイを降りる。この降口、距離が短いため一気に減速しないとドカーンとコンクリート壁(そういやガードレールって見かけなかったなぁ。)に突っ込むことになるので要注意。入り口も同様で、一気に加速しないと本線合流がままならないのである。
フリーウェイを降りればそこはダウンタウン真っ只中。突如として放り出された我々は慌てず騒がずまずは車を寄せて停車させる。「ここはどこ?」ってな感じである。通りにはすべて名前が付いているのだが、残念ながら我々のガイドブックにはそこまで細かい記載はない。本当はあるのだが、道を間違えたという事と、夜は危険なダウンタウンの真っ只中にいることを知ってか、見つけられずにいる。しばらく呆然としているが、現在地把握のため移動してみる。Flower St.の標識を発見。この通りを横切る。ハイアットリージェンシーホテルを発見。ここでようやく現在地を把握。あとはガイドブックの地図を頼りにフリーウェイ入り口へと向かう。110ノースの標識を発見。安堵の雰囲気が車内に漂う。その後無事にフリーウェイへと乗る。あとで地図を見直してみると、本当にダウンタウンのド真ん中に放り出されたようだ。どうせならリトルトーキョー(さ迷った地点から1km程度)にでも寄ればよかったなぁ。なんて欲を出してみたりして。
さぁ、まだ安心は出来ない。ドジャー・スタジアムの出口は近いはずだから、このまま右車線をキープする。あっ、あれが出口だ。私の調査によればこのランプを無事に降りてまっすぐ行けばそのままスタジアムへ入れるはずだ。と、ところがである。まっすぐ入れない。スタジアムの入り口はまだ封鎖されているじゃないか。ゲームのある日は開いているはずなのに〜。しょうがないので左折して外周路へと周る。そうそう、この交差点、4方向とも一旦停止なのだ。で、日本なら左方優先なんてことがあるが、ここはアメリカ。最初に来た車が優先権がある。yogiさん知ってか知らずか難なくクリア。後日私も体験するが、結構緊張する。「俺はどの車の次だぁ」ってね。
外周路に入ってからは標識にしたがってメインゲートへ無事に到着。ところが、ゲートは開いていない。そこには数台の車が止まっている。と思ったら一つのゲートだけ開いてるじゃない。そこを多数の車が通過していく。ためらいも無く通過しようとしたら止められ、何やら言われる。チケットを提示すると、ダメと言っているようだ。しかたなくUターンし、開いていないゲートへと並ぶ。時刻はAM10:15
並んでは見たもののyogiさん納得できず、ここに並んでいる前のカムリのおじさんに聞きに行った。どうやら、開いているゲートを通過しているのは、従業員とシーズンチケットを持っている人達だけとのことだ。これでようやくyogiさん納得。しかたなく開く時間を待つことにする。どうせ迷いに迷ってしまうだろうから、朝からそのままこのドジャー・スタジアムに向かったわけだが、結局一度の間違いだけで到着することができた。PM1:10の試合開始にAM10:15ゲート前に並んだわけだから実に3時間前。楽勝である。さぁて、ゲートが開くのは何時なんだろう。yogiさんかなりのいらいらモード。居ても立ってもいられないって感じ。もうyogiワールドへ突入した感じだ。
AM11:10つまり試合開始の2時間前に駐車場へのゲートが開く。$8の駐車料金を払って巨大な駐車場へと入場だ。このスタジアムの周りをぐるりと取り囲む格好で駐車場となっている。どこに止めようか迷うなんてもんじゃない。で、適当に止めて車を降りる。眼下にはダウンタウンの高層ビル。朝はここの中に放り出されたわけだ。あれっ、あの車はかつて私の愛したランクル60じゃありませんか。懐かしさのあまりパチリ。
さぁいよいよ球場内へ思ったら、どうやらここはプレス(報道陣)専用らしい。これじゃいかんと言うことで、再び車で移動。駐車場のエリアもよく看板を見れば、プレス専用とか、シーズンチケット持った人たち専用とかある。必然的にビジターは遠いところになる。で、まじめにビジターの駐車場に止める。再度入場口を探すが、これまたいっぱいあってどうしたもんか。そこへ係員が親切に声を掛けて教えてくれた。あ〜親切なアメリカ人。ありがたやありがたや。