子供向けの本は侮れない「世界の自動車100点」

 

 「世界の自動車100点」という子供向けの本が講談社より発売されています。これは、「のりものアルバム」というシリーズのなかの1冊です。我が家では、2年ほど前にクルマ好きの息子(当時3才くらい)の為に買ったのですが、その内容には少なからず驚かされました。

 何がスゴイかというと、何といっても掲載されている車種。「世界の・・・」とうたっているだけあって、アメリカ車からスウェーデン車までいろいろな国のクルマが100台紹介されています。ページの前半は、私のよくわからない(笑)アメリカ車・ドイツ車が延々と続きます。しかししかし、後半になると俄然楽しくなってきます。

 まずは、イタリア車から・・・。
 フェラーリ、ランボルギーニは子供向けとしては王道ですが、それに続くのが、マセラティのクワトロポルテとギブリ。こんなもの子供に紹介してもよいのでしょうか?(笑)
 ランチアの、テーマとデルタ。アルファロメオはGTVに164。フィアットのバルケッタとクーペフィアット。
 どうです。なかなかでしょ?

 フランス車に移って、
 ルノーは、サフラン、ラグナ、メガーヌ、クリオ、トゥインゴとフルラインで登場。プジョーは106から605まで。シトロエンは、エグザンティアとZX。

 コメントもなかなかで、「・・・クワトロポルテとは、4ドアと言う意味で・・・」とか、「・・・メータのついたパネルの部分は車体と同じ色に統一されているなど、イタリア車らしくデザインもおしゃれです。」(クーペフィアット)とか・・・。およそ、子供が知ってどうするの?という内容で、むしろ私が勉強させられる事ばかりです。
 いずれにしても、作り手の意気込みが伝わってくる内容には違いありません。

 このシリーズですが、他にも「自動車100点」というのもあります。こちらは「世界の・・・」と付かないせいか輸入車の掲載数もグッと少なくなりますが、パンダやXM、205CTIなど見逃せません。

 なお、最初にお話したとおり2年ほど前に購入したものなので、現在は、内容が変わってしまっているかもわかりません。

 そうそう、他にも我が家には、「はたらく自動車100点」というのもあります。こちらは、工事用の車両などが延々と100台続きます。トラッシュローダー、被けんいん式スクレーバー、解体ガラリサイクル車・・・・。もう、何が何だか・・・。ある意味こちらの本の方がスゴイかも?
   

出版社

書   名

価 格

講談社

世界の自動車100点

620円

注:しつこいようですが、内容及び価格が改訂されているかもしれません。