Apple IIc(文:マツシタ)

 プチパケ展で、大好きなアップルコンピュータの製品もちょこっと展示しようと思っています。ラテン車オーナーのマックユーザーの比率って何故か高いようですし(笑)。

 そこでせっかくなので珍しいモノをと考え、知り合いの方(僕のマックの師匠さん)に「Apple IIc」をお借りできないかとお願いしたところ快諾してくださいました。それどころか「よければそのまま引き取ってください」とおっしゃられ、申し訳ないと思いつつもお言葉に甘えさせていただき、我が家に「Apple IIc」がやって来ることとなりました。


 フロッグデザインによる、とても美しいパーソナルコンピュータ。

 1984年、初代Macintoshが発売された年に、このApple IIcも発売されました。

 持ち運び用のハンドルが、スタンドになります。

 マニュアル類からも、アップルらしいセンスがうかがえます。
 表紙の写真からも分かるとおり、当時からアップルは「誰でも簡単に使える真のパーソナルコンピュータ」を作ろうと思っていたのですね。もちろん、現在に至るまでその精神はずっと続いていると思います。

←当時としては珍しかったであろう「マウス」。

ジョイスティック→


5インチのFD。懐かしいですね。

ソフトは、FDを挿入し「reset+control+リンゴマークのキー」で起動します。


 「DAZZLE DRAW」というお絵かきソフト。マウスを使って絵を描いていきます。

 ビデオ出力が出来るので、パソコン用のモニタを使わなくても普通のテレビに接続することが出来ます。


 Apple II はゲーム機としての評価も高く、当時はさまざまなゲームソフトが発売されたようです。

 これは、ご存知「ロードランナー」。「ロードランナー」はいろいろなハード用に移植されていますが、この Apple II 用のものが元祖だそうです。


 発売されてから、20年以上も経つというのに未だ色あせない美しいデザイン。ソフトを動かすと、さすがに昔のパソコンって感じがしますけれど。
 でも、制約されたハードウェア環境であるからこそ、使い勝手が良いように様々な工夫がされてますし、ソフトウェアも単純でありながらとてもよく考えられています。

 僕にとっての初めてのマックは1993年のカラークラシック。それ以来、仕事ではウィンドウズ機を使っているもののウチに帰ればマック。マックの文房具のような感覚がイイのです。

 そんなアップルコンピュータの歴史も感じることが出来るこの Apple IIc。プチパケ展でご覧くださいね。