文はおまけでメインはイラスト
空はどんより 今にも暗い雲が落ちてきそうだ
予報では今日は晴れのはず。
しかし、こんなにも
「気が滅入る」
のは天気のせいではない。
ちゃぶ台をはさんだ向こう側で 茶を啜る イモ羊羹を突き廻す
木の葉のカリスマ 上忍 車輪眼のカカシ
おとなしく茶を飲んでいるだけならいいじゃないかって?
否、だからこそ不安になるのだ。
この里内で T.P.Oをわきまえず自分の顔を見る度に
「好きです」
だの
「愛してます」
終いには
「犯りましょう・」
なんてことを平然とおしゃりやがる この男。
長期任務あけに
狭い我が家で
二人きり
こんなシュチュエーションで何もせずただ 茶を飲んでいるだけなんて…
…ひょっとしてバレたかな?あのこと…
「イルカ先生」
「え、あ・はいッな・な・何でしょう」
ふいに名を呼ばれて 妙な声がでてしまった。
ついでに湯飲みも倒した。
焦って立ち上がった拍子にちゃぶ台の脚でスネを強打。
さらに仰向けに倒れ 受け身を取り損ねヒジをぶつけ5秒間電気が走り
それでも 立ち上がり台所に向かおうとして柱の角に足の小指をぶつけてしまった。
「イルカ先生、落ち着いて下さい」
「すみません」
お約束の連続技に動けなくなっていたイルカの隣に歩み寄る。
「大丈夫ですか?」
左手の小指を戸ではさんだコトは黙っておこう。
「ホント、隠し事がヘタですね」
「!」
笑顔で覗き込まれ 冷や汗が背中をつたう
やはり バレている。
「ななな何のことでしょう」
平静を装うつもりが思いきり声が震えた。
「イルカ先生 オレが居ない1週間で随分 日焼けしましたね〜」
「そりゃ ここ最近 野外演習ばっかりで…」
「里はこの1週間 毎日雨だったそうですね」
「え?!そうだったんですか?」
「うっそっ・」
「!!(ぐふぅ)」
父さん、母さん オレはウソが付けません。
「それに 4日間も休暇とったそうですね」
「それは火影様がたまには休めと…」
いつの間に脱いだのかカカシのベストがちゃぶ台の前で丸まっている。
「アスマも同じ日に休暇とってました」
「そういう事もあるでしょう」
「その日 紅たちも里を離れてますね」
「8班は任務ですよ」
「碧波海岸で地引き網、ですよね」
あそこは砂浜も良いんですよね〜。とイルカの肩に手を置く
「たしかイビキの知り合いが温泉旅館やってるんですよね〜」
「カカシ先生、オナカ空きませんか!」
「ハヤテも療養とかであの辺に行ってたらしいですね」
「オレ何か作りますよ」
無駄だと知りながらも何とか話をそらそうとするイルカ。
笑顔は引きつっている。
「アンコも幻の海キノコを探すとか言って」
「カカシ先生、あの」
「火影様は孫と磯釣りを満喫したとか」
「カカシ先生…」
「そのころオレは一人でAランク(の任務)か〜」
「カカシセン…」
じわじわと 確実に 追い詰められている
「オレも遊びたかったな〜でっかい浮きイルカで」
「カ…」
「行ったんでしょ」
「……」
「海、みんなで」
「…はい」
イルカはシュンと俯いた。申し訳なさでカカシの顔を見ることができなかった。
いや、それよりもカカシの明るい口調に隠された怒りが恐かった。
サァっと微かな音と共に窓の外の景色が白く煙る。とうとう降り出したようだ。
薄布のような雨音は沈黙の静けさを強調させた。
この静寂を破ったのはカカシ。
「オレは独り任務で……楽しかったですか?海、楽しかったでしょうね!」
オレを除け者にして!叫んでイルカに抱きついた。
その時のカカシは まるで拗ねた子供だった。まぁ、無理もないが。
「そ、そんな!除け者だなんて!カカシ先生…」
イルカの胸に顔を押し付けしがみつく上忍に せつなさと愛しさが込み上げる。
が、しかし
「……」
イルカが見下ろしたカカシは全裸だった。
「オレも『イルカ』の背に乗ろうと思います。もっとも…」
にっこり
「浮き輪ではなく貴方の、ですけど・」
意地の悪いカカシの笑顔に尻と腕で後ずさる。
「!!」
逃げようと立ち上がり駆け出そうとするのとほぼ同時に、左腕をとられ後ろに捩じ上げられた。
あっと言う間に組み敷かれたイルカは、すでに全裸に剥かれている。恐るべき早業である。
すごいぞカカシ!さすが車輪眼!上忍万歳!元暗部はだてじゃない。
左腕をねじるように捕まれ、顔と右上半身は床に、膝をつき腰を上げた屈辱的な体制のまま
後ろから覆いかぶさるように手を廻され、施される愛撫にイルカはそれだけで反応してしまう。
羞恥に全身がうっすらと色付いたイルカに、カカシの興奮は更に上向きになる。
「オレを独りにするなんて許しませんからね!」
カカシは右の耳たぶをあまがみし、耳の後ろから首筋にかけてゆっくりと舌を這わせる。
「…ハッ…あ」
イルカが微かに震え小さくはいたため息のような喘ぎに カカシは目を細め今度は軽く歯をたてた。
一方、右手で 内側からくる熱に起き上がり始めたイルカ自身を攻め立てる。
「やぁっ…あっだ、め…」
「いいですよだして下さい」
「…っ!…」
カカシの手の中に放ち脱力したイルカはこのまま眠ってしまいたかった。
が、カカシがそれを許すはずはなく。
「あっ!」
カカシはイルカが放った白濁を指にからめ、後ろに滑り込ませた。
「イルカ先生まだまだ、これからですよ?」
「う…あ…」
チュク…ジュプ
雨音と異なる 淫猥な音が耳につく。
内側で 疼くような快感の芽をだす種を嬲る指の動きに 再び身体が熱くなるのを感じる。
イルカの頬を涙がつたう。
「!」
イルカの体内からカカシの指が引き抜かれ、
代わりに指とは比べ物にならない程の質量と熱を持った物が押し当てられた。
「オレを貴方の中で、溺れさせて下さい」
そう囁いて カカシはイルカの背筋にキスをし、身体をゆっくりと前に押し進める。
「…んっ…あっあああ!!」
イルカはのどを反らし悲鳴をあげた。
ずぶずぶとカカシ自身を押し込まれ、根元まで受け入れてもカカシの腰は動きを弱めることはなく
逆にさら勢いを増す。
「イルカ、先生…今度は二人で、行きましょう…海」
「ハアッ…はっはっ…くぅ…」
後ろから貫かれ、ガクガクと腰を揺さぶられて、
それでも歯を食いしばり 乱れた思考を必死にかき集めてイルカは考えた
来週は山に行く企画だったが断った方が良さそうだと。
ceoサマに捧げます。
こんなモノ貰った方も困るでしょう。返品不可。
ceoサマから頂いたイラスト『夏イルカ』に乗っかってみました。
背景ぼかす前に別の箇所ぼかせって感じですね。
本当、いろんな意味で許して下さい。