私の数少ない山行で出会ったお話です。

その1   割烹着おばさん 
96年5月6日  日本が塚山へ友人に連れて行ってもらった時、初めての山でハアハア・ゼイゼイでやっと偽日本が塚へここから痩尾根を上り下りしてると前から割烹着姿のおばさん??何で?一瞬\(゜□\)ここはどこ? (/□゜)/あたしはだあれ?状態、友人すれ違いざま”山頂はすぐですか?自販機・売店はありますか?”だって、おばさん笑って行きました、ガイドブックでは愛知県で一番きつい山・・・・でも、現地では最初から最後まで遊歩道って道標、で尾根では割烹着姿のおばさん、重装備でゼイゼイいってる私は何なの??冗談の言える友人は当然何年も山行してます。




その2   骨折
02年8月19日  上高地から個沢に向かい 横尾からさあ登山道って勇んで個沢に向かってると前から左手を吊った60過ぎの女性 挨拶して通り過ぎようとしたら”すいません”って声を掛けられ”縛っていただけませんか?”バンダナを出して左手をもっとしっかり固定したかったようです、バンダナ縛りながら聞くと骨折だと言います、格好はきちんと登山のようですがザック無しの空荷??で単独、横尾までなら観光客かもしれませんがその先で??どうも頭をひねる状態でした。お大事にって別れましたが もっと親切にした方が良かったのかな?


その3   散歩ですか?? 
03年2月10日  生憎の天気で予定変更”鞍掛山”へ四谷(大代)から入山しようと車を止める所を探していると男性2人ずれが歩いています、1人は5〜60g大きなザック 1人は空荷??何かな〜・・・山頂まで人に合わずに到着 山頂手前から小雨 屋根のある所でゆっくり食事してると北から話し声暫くして現れたのが登山口の2人ずれ 〔岩古谷山まで行く予定が雨で予定変更して仏坂峠経由で帰ります〕とのこと、色々話を聞くと頭の薄い(失礼?)方の方が若くて半年で愛知の130山を制覇して今は縦走の出来るところを歩いてるとのことです、大きなザックの方は無口ですが山のベテランでほとんどの山は登っていられるようでした空荷の方の荷物もナップザックごと大型ザックに入ってました、始めは2月なのに手袋無し・防寒帽子無しおまけに運動靴そして1人は雨が降りそうなのに空荷降ったらどうするの?余計なお世話でした私なんかよりずーと大ベテラン 仏坂峠で再度降り出した時には大型ザックから取り出したナップザックからちゃんと雨具が出てきました、でも、山頂からのあの落ち葉の積もった急な下りの連続はやはりハイカットの靴の方が良いと思いますが??
やはり 大きなお世話かな???



その4   恥ずかしい話
03年3月10日  単独で八嶽山へ行った時のことです、山頂までは2.6km 山頂に着き食事をしてさあ下山 ピストンは嫌だから東又峠から学校経由の3.7kmのコース予定で西進1kmほどで南にコースを取るはずが そのまま西側にブルーの目印??南には目印が無い??  目印に従い西進約30分結構なハイペースで下ったから2kmほど歩いてるはずで沢音 井戸川かその支流と思い20mほど斜面にへばりついて下ると沢その先には1m幅の林道のような道でここからはブルーの目印が無い 右下には真新しい林道??少し何かおかしいぞと思いながら進むと道が切れている??しかたなく右手の真新しい林道に30mほど下って左にわずかに上りながら?向かうと200mほどで林道が切れている、これはやばい 標高は約800mこんな所に林道が?地形図とコンパス 当然林道なんか無い、西進したんだから地形図から見ると長野県側の虫川かその支流(そこまで行く前に気付けよ 途中南にコースが変わる所には東又峠・左学校経由と標識が有ると聞いていたはず でもこれも無かった?)ここからが又最悪 富山村は遠い車が混む時間前で3時間半帰りは4時間半はかかるだろうと、で太鼓が始まる7時に間に合わせるにはなんて余分な事を考えて 今度は林道を反対に凄いペースで下る林道の北側になると前面凍結 20分ほど下り しばしストップ ここは間違いなく長野県 行く先は先途・柿の平・坂部 悪くすればもっと北の太田 そこから富山村の私の車までたどり着けるのか?始めに林道に下りたのはこんな沢に下りる斜面を登りたくないから 楽をしようで悪い方へ・・・・意を決して戻り(林道の僅かな下り一ピッチ5〜6kmのハイペースで下ったから2kmほど) まあ全然現在地が分からなくなったわけでもないし時間を掛けてでも山頂まで戻ればいいんだから焦る事はない でもやはりハイペースで戻る、TELの有る所まで出たら太鼓の時間遅れるからって連絡すれば良いって開き直って・・・(全然開き直ってない) 林道・その後の山頂まで休み無しでハイピッチで歩いたからやはり焦っていたのかな?でも山頂に無事戻り5分休憩して下山しましたが後数百mって所で又ルートを間違えて西側に下りました そのおかげ?で八嶽山のリフト登山道からは山頂近くならないと見えませんが富山村から山頂まで登山道の西側を通っていました。

反省点
1 熊野神社からの登りには要所に赤のテープの目印があったのに山頂尾根からはテープが無かった 東又峠あたりにあった南向けの踏み後が1mほどの幅があり広すぎるそして尾根筋と同じように目印は無い目の前西側にはしっかりとブルーの目印(明らかに違う人の目印) ブルーの目印で進んでも5〜6分で引き返し 南向けのコースも少し入って確かめるべき。

2 完全に間違えたのを分かっていながら楽をしょうとかえって無駄歩きをしてしまった(林道歩き)

3 2時間弱の間のペースが速すぎた、そして休憩を一度も取っていない。

4 25000分の1の地形図には熊野神社からも東又峠も学校経由のコースも破線が載っていない 目印のあった熊野神社コースはまだしも帰りに東又峠経由学校コースを選んだのがまずかった。

5 自己弁護になりますが 山頂尾根からブルーの目印にしたがって進んですぐにチシマザサで左目を痛めて集中力も途切れてたかも??




その5  パトロール??
03年3月31日  鈴鹿山系の”藤原岳”に行った時の事です、藤原山荘で食事をしていると年配の男性続いて30代の女性そして小学生の男の子が2人私と同じテーブルで食事が始まりました、年配の男性のディーバックにはパトロールの腕章が付けてあります、小屋内には ただいまパトロール中ののぼりも置いてあります、パトロールがてら娘(嫁)と孫?を連れて来たのかなって思いましたが4人とも運動靴で意外と汚れていない? 私はザックを小屋にデボして展望丘へ30分で小屋に戻るとパトロールグループいませんでした、展望丘向けでは会わなかった?食事前に行ったのかな?下山を始めて暫すると前方にそのグループが下山しています ところが先頭の年配の男性が全然登山道を歩いていないグチャグチャな登山道を避けてすぐ山側の斜面そしてショートカット 他の皆さん登山靴スパッツドロドロで歩いてるのに そりゃー汚れないわな! 山側の斜面では滑って足跡の何倍も踏み付け ショートカットも腰を落として滑り台状態何なんだ! 何のパトロール?ドロドロの登山道はこうして歩くんだよって 娘・孫に見本??当然他の3人同じように下っています、パトロールの腕章を持ってるなら当然登山道の状態も分かり足元も同行者にアドバイスできそう 何で自分も運動靴なの   呆れました。
こんな人をパトロールさせる藤原岳を守ろうって会自体が疑われますよ!  人選はもっとしっかり。



その6  先輩達
03年4月14日  御池岳へ行った時 私はネットで調べて鈴北岳から鈴ヶ岳向けへ行けば”福寿草”が見れるから行ったんですが ここへ来てる人皆さん大先輩 皆さん何度も登って見える方ばかりで”ここは穴場・秘密の場所”だって、でも 鈴北岳から鈴ヶ岳への登山道ですよ?皆さん鈴ヶ岳へは行かないんですね 丸山・鈴北岳では時期が早く花が見られませんでしたから 鈴北岳から10分の福寿草感激でした 下調べしていって正解でした、福寿草の群生特に葉が綺麗でした、鈴北岳に戻ると単独の女性が食事してみえました 聞けば”坂本谷から来て坂本谷の福寿草は終わってました この先どうですか?私”満開です、”ワァー楽しみ”だって 先輩諸氏何度も登りロングコースを選んで楽しんでみえるようです 私もそんな山行が出来るようになりたいものです。私の山行の師匠も”鈴鹿の山はコースが多くバリエーションルートを選べばいくらでも楽しめるよ”って、そうですね まだ鈴鹿の山は始めたばかり一通り登ってから又色んなコースも楽しみたいものです。



その7  女性達     私の目で見た年齢です、大きく違い腹が立ったら石でも投げてください。
03年8月18〜20日  昨年に続き上高地から涸沢に入った時の事ですが、平湯からのバスは生憎の天気で私を含めて4人 その内の1人は20歳代の女性単独行この方のペースの早い事明神で朝食されてましたから先行しましたが 横尾で休んでる時に追いついてきて前後して涸沢に向かいました本谷橋を過ぎて登りになると私は当然ペースがおちますがこの女性同じペースで登っていきます すぐに置いていかれてしまいました 黄色の雨具の人でした。徳沢の前から前後して歩き出した 赤色の雨具の20歳代の単独この方もタンタンとハイペースで進みます、横尾手前でどちらの予定ですか?って聞かれました”涸沢です” この方は横尾で5分ほど休まれて槍沢方面へ直進されました・・・・。19日上高地への下山時50歳前後の女性を本谷橋前で抜いて橋で10分休憩してるとこの女性が休憩を取らずに会釈して通り過ぎます、暫くして追いついて前後して歩きます、色々話をしながら横尾へ 登山暦ご主人と歩き始めて20年だそうです、さすがに強い 慣れている 横尾では雨具とって上高地まで傘で身軽に歩いています、関西から見えたそうで平湯の”ひらゆの森”に案内して駅までお送りしましたが・・・後ろに着いて歩いて足の運びを見るとなるべく低いところフラットな所 私が意識してやってることが自然と出来てるんだから 下りでたまたまお会いしましたが登りだったら思いっきり置いてかれますね、たまたまお会いしたこの3人の女性が山に慣れている人だったのかもしれませんが・・・・平坦・下りなら何とかお付き合いできますが、登りでは思いっきり置いていかれそうです、別に競争をするつもりは無いですし一人で勝手気ままに歩いてるんだから時間は自分の時間で良いんですが、小屋泊まりの縦走なんてなると天気を見て早立ちの早着 次の小屋まで距離があるなんて・・・ある程度無理をしてでも距離を稼ぐ事も必要なんですよね、それが今回私が会った3人の女性 ハアハアゼイゼイなんて息切れ全然ないもんね、やはり女性は強い。

03年8月19日下山後温泉に御一緒した尼崎の女性から年賀状を頂きましたが体を壊して1年山へ行ってないとの事でした 私も駄目だったし・・・又皆さん元気に歩いて偶然山でお会いしてなんて事があると良いですね。

    



その8  浮石(浮き岩?)

13年5月6日  久しぶりの山行で鈴鹿の御在所岳に好きなルートの本谷から入って天気にも恵まれ沢山の”アカヤシオ”も見る事が出来、満足して下山は一の谷新道を下る事に、下りかけて直ぐにクサリ場、30歳代の夫婦と小学生の男の子のパーティーの男性が抉れた崖の岩を抑えて奥さんと子供にズート下まで降りて待機するように支持していました、私が”浮石ですか?”男性”ハイ”手伝おうとザックを下ろして見ると大きな岩、15センチほどの厚さで4.50×3.40センチ、20kg以上ありそう、クサリ場だから足場が悪い急斜面のざれ場下には滑って入れない、男性と相談して岩を片側持ち上げてクサリを入れる事に、男性”こんな時に限って・・ザックを下ろしますからお願い少し重いですが・・”私ザック上部の取っ手に手を入れて”持ちました”男性”腕をぬきますが重いですよ”私”ウォツ重い”男性”トレーニングで鉄アレイ等で20kgぐらいになっています”私は上部の足場の良い所だから両手にザックを持って上部の安全な所へ置いて、クサリを入れてクサリを木に掛けて男性に体制を整えてもらったり・・他の山人も下の人は岩までは入れないから男性を下から支えて、他の人は私と上からクサリを引く、掛け声に合わせて岩からクサリを外さないように2.30センチずつ上へ、やっと平らな安全な所まで上げて男性にお疲れ様でしたって声を掛けると”助かりました ありがとうございました”って丁寧な返事で他の手伝ってくれた人たちにも”ありがとうございました!助かりました”って声を掛けていました、一人で浮石を抑えていた事 重いザック本当に登山が好き 山が好きなんだって良い気分で下山出来ました。