「やっぱり気になるの」

 

 私は小・中・高校と盲学校ではなく普通の学校へ行きました。周りはみんな健常者です。その頃は私もまだ視力も今よりあったので、普通の生活できました。席は前にしてもらいましたけどね。
 見た目には「弱視」ってのはあまり目立ってなかったと思います(自称ですけど)。そういう感じだったので、周りの人達もそんなに気を使うこともなかったようです。
 そんな中。見知らぬ障害者を見ると、「わぁ なんか変じゃない? きゃはは」 なんてセリフは日常茶飯事でした。でも、そのセリフ・・・ 私に言われているのと同じことなんだよね。それでも 「私は障害者じゃないから」 といいきかせて他人事で済ませてきました。心のバリアフリーを願う私が、実は1番バリアを作っているんです。
 こういう所が、まだまだ半人前の障害者? (笑)