【ア】

 アクタ共和国:塵芥(ちりあくた)の「あくた」という説が有力。当時、南米のチリではピノチェト大統領

        による独裁政治が敷かれていたことによる。

 アクタラバード:アクタ共和国の首都。これはパキスタンの首都イスラマバードとアクタ共和国の合成語。

        当時(というより現在でも)のパキスタンは隣国インドとカシミール地方をめぐる領土紛争

        の真っ最中で、武力衝突が絶えなかった。

 アル国   :むか〜しむかし、あるところに・・・で始まる、昔話に典型的な表現から。

 アルトコ市 :アル国の首都。アル国と同じ由来だろう。むしろこちらが先か。

 アル中テレビ:正式にはアルトコ市中央テレビだが、これは「アル中テレビ」と略したいがゆえに中央を付

        けたのでは。もちろん「アルコール中毒」を意識している。番組開始当初は花のアナウンサー

        もセリフの後に「うぃ〜」と付けていた。

 王家の谷  :アクタ共和国の前身、アクタ王国の墓所。由来は古代エジプトのファラオが眠る王家の谷。

【カ】

 カッタルカ :インドの港町、カルカッタのもじり。

 ガラキン宮殿:ガランカーダのキングを略したもの。キング自身も自分をガラキンと略して呼ぶよう親しい

        人には言っていた。

 ガランカーダ:ランカーの故郷。でもそれだけではないと思えてならない。ガランは感じを当てると伽藍で、

        これは宗教的な建物の総称。ガランカーダの踊りはバリ島のそれとそっくりだし、宗教的な

        イメージを強く感じる。ランカーだけでなく、伽藍も語源として含まれると思う。ゴダイゴ

        が歌って一躍有名になったガンダーラが有力という説もある。確かにこれはしっくりくる。

        ガンダーラ+ランカーが正解だろうか。                  

 教科書会社ビル:ルチ将軍暗殺を企てたジプシー達が立てこもったビル。もちろんケネディ大統領暗殺事件

        で狙撃に使用されたビルの名に由来。

 ケントッキー:アメリカの州、ケンタッキーに由来。

【サ】

 ジャッポン:もちろん、ニッポンに由来。科学技術は世界一だが国民のレベルは低俗という設定。ジャッポ

       ン人は首からカメラを下げ、メガネをかけ、海外でブランド品やお土産品を買い漁る低俗な国

       民として描かれていた。ジャッポン人はなぜかみんな関西弁を話していた。良きにつけ悪しき

       につけ、それだけ関西人はエネルギッシュで、日本を代表しているということか。

 ジャン&ポン:共にケントッキーの隣国。もちろん語源は三国を合わせるとジャンケンポンになることに由

       来。地形がジャンケンの形をしていたことからもわかる。絶えず戦争をしており、なかなか決

       着がつかないこともジャンケンのあいこに通じる。

【タ】

 ダマスクセ :ランカー商会の本部が置かれている。シリアの首都ダマスカスと「騙す」「癖」の語感に由

       来。当時は中東戦争、レバノン戦争の戦火がくすぶっており、イスラエルやシリアを含む中東

       地域には絶えずきな臭さがただよっていた(現在もか)。武器商人のランカーにはもっともよ

       く似合うイメージだったのだろう。

 デルーデル :花いっぱいの国。もちろんチューリップで有名なオランダの別称、ネーデルランドに由来。

 ドオンブリカ:かなり無理矢理こじつけると、ドンブリコと流れていってしまったということか。ワット博

        士もそんなようなことを言っていた。謎は、ドーンブリカではなくドオンブリカである点。

        何か意味が隠されていると思うのだが・・・。ゲゲゲの鬼太郎の原作本にブリガドーンとい

        う西洋の妖怪が登場する。また同名の映画もあるそうだ。これが語源だろうか。 

 トナリーランド:アクタ共和国の隣国。常にアクタ共和国による侵略の驚異にさらされていた。もちろん

        「隣」に由来。

【ナ】

 ニューヨーク:アメリカの一大中心都市がそのまま実名で登場。プリンプリンが訪れた場所の中で、実名で

        登場したのは、こことパリくらいなもの。やはりインパクトがあるからか。名前が出たくら

        いなら、他に香港、長島温泉、バーミューダ、イースター島などの例がある。

 ネチア   :水の都ベネチアに由来。運河が縦横に走り、市民はゴンドラ船に乗って街を移動していた。

【ハ】

 パリ    :ニューヨークと並び、実名で登場。

 バルンバ帝国:インカ帝国と南米のリズミカルな音楽、ルンバの合成語。バルンバというリズミカルな曲に

        合わせて踊る習慣があった。

 ピテカンドロップオシモサク:ピテカンドロップはピテカントロプスから。48次元というとんでもない世

        界になぜ原人の名前を付けたのかはわからない。未来と過去の対比ということか。オシモ

        サクは当時流行した「与作」と関係がありそうだ。住民のオシモサクは与作のような格好

        をしていたのでそう思えてくるが、本当は逆かもしれない。オシモサクが先に決まってい

        て、キャラクター作りの段階で与作をイメージした可能性も考えられる。

 ひょうたん島:先輩格の大ヒット人形劇、ひょっこりひょうたん島そのもの。ドンガバチョまで出てきた。

 フィン   :ジャッポンの新幹線よりもっと早いフランスの新幹線の終着駅。フィンはフランス語で

        「終わり」、つまりそのまんま。

【マ】

 マンガン王国:キングを始め、みんなマンガが大好き。ちょっと安直だが、マンガが由来だろう。

【ラ】

 ラセツの国 :大昔に滅んだ国で、成仏していない女王がいた。ラセツは羅刹、すなわち悪鬼。これも、

        そのまんまだろう。

 

 

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